2015年02月02日 他団体の田中秀和×HIROYUKIインタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2015年02月02日のニュースです。

2015年02月02日ニュース

他団体の田中秀和×HIROYUKIインタビュー!

『NJKF 2015 1st』(02月15日、東京・後楽園ホール)に出場するINNOVATION前スーパーライト級王者の田中秀和(橋本道場)と、新日本キックボクシング協会日本フライ級王者のHIROYUKI(藤本)。キングジム所属でともにアグレッシブなファイターであるWBCムエタイ日本スーパーライト級王者のテヨン、NJKFフライ級王者のニモと対戦する両者が交流戦に臨む心境を語った。

 

田中秀和 

――田中選手はヒジを得意とする印象が強いのですが、やはりこれは常に狙っているのでしょうか。
田中 『ヒジありになって最初の試合で切って勝って、その頃から得意なのでいつも狙っています。パンチの選手の方が距離が近くなるので、合わせやすいっていうのはあります。自分がやられる危険もあるんですけど、こちらに倒すチャンスもあるっていう感じです。』

 

――最初に実戦でヒジを振るって勝ち、そこで“感触が掴めた”ということがあったのでしょうか。
田中『それはありました。元々そんなにパンチが得意じゃなかったんですけど、ヒジの方が当てやすいっていうか、切れるし倒せるので。』

 

――ヒジはスパーでフルスイングする訳にもいかないでしょうし、習得し辛い技ではないかと思うのですが、練習はどのように?
田中『その辺はイメージトレーニングとミットでやったり、あとはスパーとか首相撲をやっている時“いま当てられるな”って思ったりしてやっています。』

 

――今回の対戦相手、テヨン選手の印象をお願いします。
田中 『パンチがほんとに強いし、それだけじゃなくヒジとかハイキックも使ってくるので、パンチだけに集中していると危ないかなと思っています。でも、ああいう選手の方がヒジを当てるチャンスも多いので、熱くなり過ぎず冷静に狙っていこうと思います。今回は本当にワクワクしていて、ただ前回(14年12月、山口裕人に判定負け)も面白くはあったんですけど、後になってみればちょっと……というところがあったので(苦笑)、今回は楽しみつつ冷静に。』

 

――それでは試合の意気込みを改めてお願いします。
田中 『去年でベルトを2本とも獲られちゃったので今年はまたゼロからのスタートみたいな挑戦者の気持ちでやっていきます。テヨン選手はほんと強いので、たぶんテヨン選手が勝つと思っている人が多いと思うんですけど、そこを「見てろよ」っていう感じです。でも、自分としてはその方が面白いですね。自分と町田(光)、2人でかき回してやります。』

 

HIROYUKI 

――ニモ選手との王者対決が迫ってきましたが、調子はいかがですか。
HIROYUKI『基本的に練習が嫌いなので(笑)、今回も12月の試合を終えてから休んで、練習は年が明けてから、いつも通りの感じでやってます。今はかなり追い込んでもらっていい練習ができてるので、調子はとてもいいです。』

 

――練習嫌いとのことですが、では試合のない期間は軽めにやる程度なのでしょうか。
HIROYUKI『もうジムに行かないで遊んでばっかりです(笑)。ほんとに走ったりも、何もしません(笑)。だから「やる時はやる」と自分では思ってるんですけど、会長だったり先輩は「HIROYUKIは練習しない」と思っていると思います(苦笑)。』

 

――こういった調整・練習スタイルというのはもう早くから確立されていたのですか?
HIROYUKI『最初デビューしたての頃は、やっぱり勝ちたい気持ちがあったので「練習、練習」っていう感じだったんです。今が勝ちたい気持ちがないっていう訳ではないんですけど、勝ち方っていうのを覚えてきて、戦う相手のスタイルがあるので常にそれをイメージして、それに向けた練習に取り組みながらっていう感じでやってます。たとえば相手が背が小さかったら、自分の得意な蹴りで距離を取ってっていうのをイメージしながら練習して、それを1ヵ月で仕上げていきます。だから相手を見ながらスタイルを変えるっていうのが僕の特徴だと思います。』

 

――HIROYUKI選手はまだ若いのに、そうやってモチベーションをコントロールしたり自分のことをよく分かっているんですね。
HIROYUKI 『どうですかね、ただ単に怠け者なんだと思います(笑)。』

 

――では対戦相手であるニモ選手についてお願いします。
HIROYUKI 『自分がまだ無名の頃から名前のあるイケイケの選手で、軽量級って数少ない中で注目している選手の1人だったので、挑戦者の気持ちでやりたいなと思っています。自分の方が無名なので有名になりたいっていうか、インパクトのある試合をして、今回来て頂く方に自分の名前を覚えてもらいたいです。』