2015年11月06日 MOMOTARO×駿太インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2015年11月06日のニュースです。

2015年11月06日ニュース

MOMOTARO×駿太インタビュー!

『NJKF 2015 9th』(11月15日、東京・後楽園ホール)ではWBCムエタイ日本統一フェザー級王者となったばかりのMOMOTARO(OGUNI)と、長く国内フェザー級のトップ選手として活躍し、これが1年2ヵ月ぶりの試合となる駿太(谷山ジム/WMAF世界フェザー級王者)による注目の対決が行われる。新旧対決はMOMOTAROが連勝を11に伸ばすか、あるいは駿太が復活の狼煙を上げるのか。

 

MOMOTARO 

――試合を前に仕上がりはいかがですか?
MOMOTARO 『前回の試合(09月の笹羅歩戦)が終わって話が来たのがすぐだったのですが、モチベーションは落ちずにしっかり練習できているので、体調はバッチリですし、仕上がりも順調です。名前のある選手だったので、そういう本当に強い人に勝って“OGUNI GYMのMOMOTAROは強いんだ”っていうことを証明したい、そのために話を受けました。』

 

――5R TKOで王者となった前回の試合は振り返っていかがでしょう。
MOMOTARO 『あのまま判定で行っていたらドローぐらいの感じだったので、最後に切れたのは良かったんですけど、もっと圧勝というか差を見せて勝ちた かったです。4Rにいいパンチをもらってしまってパンチの印象が強かったかと思うので、そこら辺が毎回なんですけどいいのを1発もらってしまうので、これからそういうことがあったら響いてしまうので、それがないよう次の試合は徹底して油断しないで戦っていきたいです。ただ、ヒジの切る場所が大体分かってきました。やっぱりマスとか練習では使えないので、それを試合で学んで実戦で感覚が掴めるようになっている気がします。』

 

――これで今年5試合目、試合もコンスタントに重ねていますね。
MOMOTARO 『試合は重ねていった方が成長できると思いますし、これからもコンスタントに続けていきたいです。連勝中なのでそれをストップしたくないっていうのはあるんですけど、そこはビビらずもっと上に行きたいので試合はどんどんしていきたいです。負けることにビビるより、もっと成長したいので。タイの先生も「どんどん試合をしていけ」と言っていました。僕はまだ20戦ぐらいなんですけど、それを言ったら「子ども、子ども」って言われて(笑)。あちらの方からしたら20戦なんてまだまだ少ないので、どんどんやっていきたいです。』

 

――“本当に強い人”駿太選手の印象をお願いします。
MOMOTARO 『気持ちが強くてガンガン来る選手なのでどう行こうかコーチのみんなと話し合って対策はしています。パンチでガンガン打ち合う感じなので、僕とは真逆な選手の気がします。僕は距離を取って戦うタイプなので、打ち合ってしまったら向こうの土俵というか相手が有利だと思うので、そこは冷静にいつもの自分のスタイルで距離を取ってテクニックで戦いたいです。』

 

――WBCムエタイ日本統一王者となって、今回が第1戦となります。
MOMOTARO 『WBCのベルトの価値を下げたくないですし、もっと上げていきたい、獲って1発目なので絶対負けたくないっていう気持ちがあります。だから誰よりも練習してますし、勝ちたい気持ちがあります。』

 

――戴冠第1戦、王者の強さを見せんとする試合への意気込みをお願いします。
MOMOTARO 『ビッグネームの選手との試合なのでここはしっかり勝って、WBCチャンピオンMOMOTAROは本当に強いっていうことをみなさんに知ってもらいたいので頑張ります。』

 

駿太 

――NJKF出場は久しぶりとなる駿太選手です。
駿太『NJKFには2回出たことがあって、1回目がヨーユット(06年10月、判定負け)、2回目が久保優太戦(08年01月、判定勝ち)なので、もうだいぶ前ですね(笑)。でも久々のNJKFっていうのもそうなんですけど、試合自体が久々なのでよく分からない状態になっています(笑)。去年の09月に試合を して、その時に左腕の尺骨が折れちゃって。そこから戦線離脱をして、蹴られると痛いからなかなか試合に出られないっていう感じでした。他にも結構手術をしたりがあって。でも、今は全く問題ないです。オーバーホールした感じなので、今はいい感じで不安箇所はないです。』

 

――久しぶりの試合へ向け、違和感だったりはないですか?
駿太『違和感というか逆に自分の体感として、すごく体のパフォーマンスが上がっているというか。でも、やっぱりブランクっていうのがあるから、そこがどう影響するのかなっていうのが気になるところです。だから楽しみなのと不安なのが本当に半々ぐらいな感じです。ただ調子がいいのをすごく実感していて、もうKOで勝つことしかイメージにないぐらいの感じです。あとは体がどう動いてくれるのかなっていう。しかも相手が距離を外したり上手くやるタイプだから、そこら辺はどう噛み合うのかなっていうのがやってみないと分からないところですよね。』

 

――対戦相手MOMOTARO選手の印象はどうでしょう。
駿太『復帰戦はもう少し段階を踏みたかったんですけど、でも良い相手を用意してくれたというか。けど良い相手でもあり、自分との噛み合わせとしては嫌な相手なのかなとは思います。試合はいくつか生でも見て、打ち合ってくれたりそういうタイプじゃないので、あまり好きなタイプではないですね(笑)。そこら辺が気になるところではあるんですけど、それも今サウスポーの対策とかを結構していて、いい感じで進んでいます。』

 

――調子のよさを実感していて、これまでの自分で“今が一番強い”感じでしょうか。
駿太『その感覚が自分はメチャクチャあります。ただ、ブランクがどういう感じで試合に影響するのかっていうだけが気になります。前回の試合もブランク空けで9ヵ月ぶりの試合だったんですけど、1Rから腕が折れちゃっていたんです。もうブランクでダメなのかな、あれが本来の動きだったら引退しようかと思った んですけど、試合を見直したら腕が折れてあの動きになっちゃったことが分かったので逆にブランク空けの試合がよく分かりませんでした。だから今回はブランクを確かめる感じです(笑)。』

 

――でも調子がいいし、楽しみな面が大きいのではないですか。
駿太『楽しみが大きいし、今58~60kgって人材が揃っていて、強い人や目立ってる人が多いので、そこに食い込みたいというかまた食い込み直したいで す。そのための通行許可証になる試合なのかなっていう感じがしています。だから絶対勝ちたいです。デビューしてから10何年で、これだけ空いたのは初めてなので、しっかり自分の動きを確かめながらやりたいです。もう本当にデビュー戦のつもりで、ガンガン行きたいと思います。』