2014年09月17日 鈴木と悠矢インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2014年09月17日のニュースです。

2014年09月17日ニュース

鈴木と悠矢インタビュー!

07月の王座決定トーナメント準決勝を勝ち抜き、『NJKF 2014 6th』(09月21日、東京・後楽園ホール)では鈴木翔也(OGUNI)と悠矢(大和)が前王者・大和大地が引退により返上したNJKFスーパーフェザー級タイトルを争う。これまで大地に王座奪取を阻まれてきた鈴木と大地に次いでの王者を狙う悠矢。ともに好戦的タイプであり、好勝負の予感漂う一戦だ。

 

国崇 

――試合が目前に迫り現在の心境から教えてください。
翔也 『04月のタイトルマッチで散々な試合をして、高い授業料を払って痛い目を見たので、もう「今回こそは」ってずっと思っています。』

 

――04月は残念な結果でしたが、鈴木選手はこれまでも敗戦を次へ繋げて強くなってきた印象があります。
翔也 『僕は負けた数だけは相手に負けていないので。ただ結果には勝ち負けがありますけど、常に上へ上がっている、強くなっていると思うし、今が一番強いと思っています。これからもっと強くなりますけど、今回ベルトは必ず獲ります。』

 

――前回04月のタイトルマッチと比べて、向上している点を教えて下さい。
翔也 『04月は力みが強すぎて、4・5Rは散々な内容だったので、今は5Rに向けて体の使い方から考えてやってます。それまで5Rは1回だけ経験してこの前のタイトルマッチが2回目だったんですけど、やっぱり3Rと違うなって感じたので、5R用の動きじゃないですけど、5Rに向けてちゃんと長いラウンド戦えるよう考えながらやりたいなと。前回は過去の試合の中でも一番シンドい試合だったので、すごく勉強になりました。』

 

――今回はその時の対戦相手である大和大地選手が引退を表明し、同門の悠矢選手とタイトルを争う形となりました。
翔也 『大地選手もいなくなっちゃったし、練習もしっかりしたつもりだったのでタイトルを獲れなかったショックもあったんですけど、もう一度チャンスを頂いて、 決勝の相手は同じ大和ジムの悠矢選手だったらいいなってずっと思っていました。悠矢選手は強くて名前もかなり耳にしていたし、どうせやるなら何の縁もゆかりもない選手より、そうやって燃やせるモチベーションは何でも燃やしたいと思ったんです。悠矢選手は大地選手とは別人ですけど、同じ大和ジムということ で、いっそう負けられないと思っています。』

 

――悠矢選手の印象をお願いします。
翔也 『パンチが強くて試合が面白いので、東京でやる時はKrushだったりKEI選手との試合だったり結構見ていたんです。ヒジありはやらないのかなと思っていたので意識していなかったんですけど、キャラが際立ってる選手なので、やれてよかったなと思います。』

 

――お二人とも好戦的なタイプで噛み合う試合になりそうです。
翔也 『大地選手もパンチが強かったですけど、悠矢選手も僕がやってきた中でトップレベルにパンチが強いと思います。でも、僕もトップレベルの打たれ強さがあると思うので(笑)、いっぱい殴られると思うんですけど、そこを耐え抜いて最後に勝ちたいなと。もう大和ジムの選手も僕とやるのは4回目ですから(笑)、対策も立てやすいんだろうと思いますが、対策内容より自分の動きをしっかりすること。自分の動きがしっかりできれば大丈夫だと思います。』

 

――タイトル奪取へ向け意気込みをお願いします。
翔也 『04月散々な試合をしたのにまたチャンスを頂けたので、前回の反省点を踏まえて最後まで諦めない試合をしたいです。』

 

国崇 

――試合へ向け調子はいかがでしょう。今年の夏は暑かったので、練習も大変だったのではないですか。
悠矢『調子はよくてバッチリです。ジムはエアコンをつけてないので下手したら外より暑かったんですけど(苦笑)、でも僕は元気だけが取り柄なので大丈夫です。』

 

――王座決定戦進出を決めた、前回の試合を振り返っていかがでしょう。
悠矢『前回の北野選手みたいな、ムエタイスタイルというか、ああやって長身で打ち合うっていうより蹴りの選手っていうのが僕は一番苦手なタイプなんです。でも、そこを踏まえて勝てたので、鈴木選手はバッチリ噛み合うタイプだと思うし大丈夫です。』

 

――では、攻撃的な相手の方が手が合うと。
悠矢『ムチャクチャそうですね。鈴木選手もだいぶ打たれ強いですけど、そこはたぶん僕も負けないと思うので(笑)、打ち合ったらおそらく勝てる、倒せると思います。』

 

――鈴木選手とは同門の大地選手が何度も戦っているので、試合もご覧になっていると思います。
悠矢『もう大地が3回やっているのでバッチリです。僕は他のジムの選手に対して好きとか嫌いとかは全くないんですけ ど、KEI選手と鈴木選手はめちゃくちゃいい人なので変な緊張がないし、いつも以上の力が出せると思います。前回の試合は僕が1試合目、鈴木選手が2試合目で、終わった後のシャワー室も一緒で、ずっと15分ぐらい二人で喋りながら浴びていたんです。僕は次に戦う選手と喋るなんてこと絶対ないんですけど、鈴木選手は「試合は試合で」みたいな感じで、本当にいい選手だなと思って。だから絶対勝つつもりですけど、勝っても負けても悔いが無いというか、すっきりし た気持ちで行けます。』

 

――そんな鈴木選手の選手としての印象をお願いします。
悠矢『不器用な選手というか、トリッキーとかじゃないですし、小技を使うタイプでもないので、ほんとに噛み合う選手だなっていう感じです。パンチならパンチで打ち合うし、戦い方が正直な選手だと思います。』

 

――今回争うベルトは同門の大地選手が春まで持っていたベルトですね。
悠矢『そういう意味でもまたベルトを持ってきたら会長が喜ぶので会長を喜ばせたいです。今の僕にないのはベルトで、 ベルトがあればまた少し視野が広がるなっていうのがあるので、獲ってスタートラインです。これまで違う団体ですけどタイトルマッチはもう2回経験しているので、3度目の正直じゃないですけど、1番メジャーなベルトですし、何としても獲っておかないとって思います。』

 

――Krushやヒジなしルールでの試合が多かった悠矢選手ですが、ここ最近ヒジありルールを経験してみていかがでしょう。
悠矢『それこそ食わず嫌いじゃないですけど、やらなかっただけだなぁと思って、やってみたら得意だなと思いました。僕 はやっぱりどこまで行ってもKrushとかヒジなしの打ち合い・殴り合いが得意なんですけど、首相撲もこないだやってみて、相手がムエタイスタイルでタイ人にも勝っている北野選手でしたけど、組んだ時全然倒される気もしなかったし、逆に“これは絶対倒されないし、ヒジでやられることもないな”って組んでる 時が一番ラクでした。』

 

――では、ヒジ・首相撲にも万全だと。最後に意気込みとして一言お願い致します。
悠矢『一番盛り上げて勝ちます!』

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