2015年09月18日 大和哲也×アランチャイインタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2015年09月18日のニュースです。

2015年09月18日ニュース

大和哲也×アランチャイインタビュー!

『NJKF 2015 6th』(09月27日、東京・後楽園ホール)で暫定王者アランチャイ・ギャットパッタラパン(タイ)を迎え、WBCムエタイ世界スーパーライト級タイトルマッチに臨む大和哲也(大和)。王者らしからぬ計量ミスを犯した前回から、王座死守と復活を懸け戦う試合への意気込みを語った。

 

大和哲也 

――世界王座初の防衛戦となるアランチャイとの試合が近づいてきました。
大和 『あまり動画が出てこないんですけど、どんな風に来ても対応できるようイメージして、自分のポテンシャルを上げつつ練習しています。過去の実績とかが全く分からなくて。でも僕は組まれた相手とやるだけです。』

 

――いくつか見られた動画では、組んでの展開が強いのかなという印象です。
大和 『みたいですね。でもサゲッダーオも強い選手でしたし、気を抜かず行こうと思います。今回は前回の失態もあるので、今まで僕はKO宣言ってしたことがないんですけど、3Rまでに倒したいと思っています。前回のことは今でも引きずっているというか気になる状態にいて、一生のうちにやってはいけない失態を起こしたつもりなのは分かっているし、今回はそういうことも含めて“やっぱり大和哲也は強いんだな、ちゃんとした哲也が帰ってきたな”っていう試合をしたいので、その試合ができれば3R以降は掛からないと思います。なのできっちりそれを見せて、倒すか切るかして勝ちたいです。』

 

――異例のKO宣言は前回の計量オーバーがあったからと。
大和 『今までは「試合で証明する」みたいに言ってきたんですけど、今回は前回のこともあるので気を張っていかないと自分の中で踏ん切りがつかないというか。今までみたいじゃダメだなっていう思いがあります。なので3Rまでにはバチッと締めたいと思っています。だから今回は防衛戦で守りたいっていうより、勝ちたいっていう気持ちの方が強いです。守るというより“倒して勝つ”っていう気しかなくて、挑戦する側と一緒で、勝ったらおまけでベルトが付いてくるみたいな感じです。』

 

――前回の計量オーバーはどうして起きてしまったのかを改めて教えてください。
大和 『03月のアメリカの時に体重の落ちが悪くて、水抜きで5㎏弱落とさないといけない状況になって、でも何とか落とし切ったんです。それで前回落としていたので、日本ならもっとできるだろうっていう甘さがあったのか、残り500gで水が全く出なくなって。ほんとにやってはいけないミスで、今回は水抜きに頼るのはやめようと。自分の中で、引退する頃「今までのキャリアで後悔はなんですか?」って聞かれたら計量ミスをしたことですって言えるぐらいのミスだと僕は思っているので、今後は水抜きに頼らず、なるべくいい状態に絞っていってそこからということを考えています。今回は早い段階から減量もやっていて、いい意味で学んだというか、そういう部分が大きいです。』

 

――対戦相手のアランチャイ選手に関してはあまり情報がないとのことですがいかがでしょう。
大和 『でも、暫定王者でいる以上弱くはないと思います。でも僕が今までやってきた選手、勝ってきた選手がいるので、そういうことを考えると負けちゃいけない相手だと思いますし、ここはしっかりレベルの違いを見せつけて勝ちたいです。』

 

――前回の敗戦後は、次から大和哲也の新章が始まるという言葉もありました。
大和 『これを勝って、何回目かにゆくゆくはまたゴーンサックを指名できたら最高だなと思います。すぐには失礼ですけど、何回か防衛をした後に言うのはアリかなと思うので、そんな試合ができれば最高です。』

 

――では防衛への意気込みを改めてお願いします。
大和 『僕はこのベルトを守るのは必然で、後は今後の試合・活動のために内容と結果が問われると思っています。勝つのは必然で、どういう内容・どういう勝ち方、どういう印象付けをして大和哲也が勝つかっていう試合になると僕は思っているので、このベルトを防衛したいというより、きっちりアランチャイ選手を倒したいと思います。』

 

アランチャイ・ギャットパッタラパンアランチャイ『自分は完全なファイタータイプの選手で、得意なのはヒジとヒザです。テツヤの試合は見たことがないので分かりませんが、今回はタイトルマッチとしてベストな試合を見せたいと思っています。最近の試合は09月06日に行ったばかりでカイムックカオに判定勝ちしていて、調子はいいです。タイ以外の国ではこれまでフランスと中国で試合をしたことがあります。今回日本に行けることもハッピーで、とてもエキサイトしています。試合ではムエタイを見せるだけでなく、タイ国を代表して戦いたいと思います。』