2015年11月21日 大和哲也の試合が消滅!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2015年11月21日のニュースです。

2015年11月21日ニュース

大和哲也の試合が消滅!

現地時間20日にアメリカ・コネチカット州で開催される『Lion Fight 26』において、保持するLion Fight世界スーパーライト級王座防衛戦を行うため渡米した大和哲也(大和)であったが、試合が消滅。
16日に現地へ入り、試合に備えた大和であったが対戦相手のグレッグ・ウットン(イギリス)が試合前のメディカルチェックにおけるMRIでドクターストップが掛かり、試合を行うことができなくなった。
「今回の試合には懸ける気持ちが強い」と渡米前のインタビューで語っていた大和だけに落胆は大きかったが、「万全な状態で臨めるのでいいかなと思うことにします」と次戦に決まっている12月27日の『HOOST CUP~KINGS NAGOYA~』(愛知・名古屋国際会議場イベントホール)へ気持ちを切り替えていた。なお、大和はすでに帰国の途についている。

 

――今回は15日に日本を出発と、通常より現地入りが遅いスケジュールなのですね。
大和 『やっと決まりました(苦笑)。アメリカはスケジュールに関してはルーズというか緩いところもあって、これは毎回ですね(苦笑)。今回はなかなか決まらなくてちょっと気を揉みました。今回は時間がなくてギリギリなので、直接ホテルに入って試合を迎えることになりそうです。』

 

――遠征してアウェーでの試合となりますがそれをものともせず、大和選手はアメリカでは好調な戦績です。
大和 『アメリカは戦いやすいというか、ライオン・ファイトのリングはすごく好きなリングです。お客さんの反応もいいですし。』

 

――そういった中で迎える今回の対戦相手、グレッグ・ウットンについてお願いします。
大和 『最初は僕と試合した後のケビン・ロスにルンラット・サシプラパーっていう選手がKOで勝って、そのルンラットとやる予定だったのが、どこかの大会でルンラットにグレッグ・ウットンが判定勝ちをしたので、そこできっとルンラットでなくグレッグ・ウットンと対戦っていうことになったんだと思います。』

 

――ブログに書かれていましたが、ウットンは長身でリーチのある選手だそうですね。
大和 『180~185㎝ぐらいある感じで、65㎏でも試合をしていて、リーチだけじゃなく体も大きいなっていう印象があります。左右にスイッチして、最近の試合はサウスポーでやってる試合が多いんですけど、それでテクニシャンっていう感じです。YOKKAOでパコーンとも試合をしていて、パコーンには負けているんですけど、ペッブンチュー・F.A.グループにはダウンを取って勝っていて、そういうタイの強豪とやっても勝ったり、負けても判定でいい勝負をしている、本当に強い選手だと思います。これまでウットンのことは知らなかったので、世界にはそういう強い選手がいっぱいいるなっていう気持ちがあるし、僕はタイ人とも試合をしながらそういう世界の強いムエタイ戦士とやりたいっていう気持ちが強いので、そういう意味では今回ウットンを防衛戦にあてがわれたのも、またとない機会かなと思っています。』

 

――では、望んでいたような相手を用意されてモチベーションも十分だと。
大和 『そうですね、しかも今連敗中でWBCの世界タイトルも獲られて、その状況で迎えるライオン・ファイトの防衛戦で世界の強豪が来るっていうのは巡り合わせを感じるし、燃える理由にもなってます。ここで勝ち残らないと本当に先が厳しい、先が見えないと思っているので、それぐらい今回の試合には懸ける気持ちが強いです。』

 

――強豪ですが、今回勝ってタイトルを守れば、連敗のショックを払拭できる相手のようですね。
大和 『その通りで、それに値する選手だと思います。イギリスでは強豪選手と言われていてパコーンとかペッブンチューとはやっているけど世界的にはまだ名前が知られる前の選手で、ここをきっちりクリアして次に繋げたいっていう気持ちが強いです。』

 

――テクニシャンでありつつアグレッシブな選手なのでしょうか。
大和『アグレッシブですね。コンビネーションとかもパンパンパン、3、4、5とかって来る感じです。でもリーチ差も身長差もありますけど噛み合うだろうと思うし、僕も全力でぶつかれる気がしています。あといろんな試合を見ていて打たれ強い方じゃないと思うので、そういう意味でガードの固い選手で、クレバーに戦う選手だと思うので、そういう意味では本当にガツっと向き合って削り合いをして、しっかり勝利をものにしたいです。』

 

――改めて試合への意気込みをお願いします。
大和『連敗してからの復帰戦で、さらに世界戦・タイトル防衛戦なんですけど、ここでさらに負けていられないのできっちり防衛して、復帰を飾りたいと思います。そして12月27日にホースト・カップにも出場するので、それに繋げて年内をいい形で締めくくりたいと思っています。』

 

――こういう時でも強い相手と戦うのが大和選手らしいですね。
大和『僕は本物とやりたいんです。なんか咬ませ犬とかじゃなく、どうせなら強い奴とやりたい気持ちが強くあります。12月の相手も発表されたらエッてなると思います。ここからまた連勝で行きたいです。』