2015年07月10日 笹羅歩×八神剣太インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2015年07月10日のニュースです。

2015年07月10日ニュース

笹羅歩×八神剣太インタビュー!

『NJKF 2015 5th』(07月20日、東京・後楽園ホール)では、WBCムエタイ日本統一フェザー級王者・笹羅歩とJ-NETWORK同級王者・八神剣太によるフェザー級王者対決が行われる。特異なノーガードスタイルを持つ八神に、しかしWBCムエタイ・インターナショナル王座を目指す笹羅は『通過点』と意に介さない。夏の王者対決、その行方やいかに。

 

笹羅歩 

――試合が目前に迫り、仕上がり具合や感触はいかがでしょう。
笹羅 『普通に練習通りやれば問題ないと思います。何試合かサラッと見させてもらって、結構変則でノーガードな選手ですよね。まぁ、ノーガードが仇になって倒しちゃうんじゃないかなって思ってます。』

 

――やはり八神選手の印象はノーガードになるのでしょうか。
笹羅 『何試合か映像を見て、ノーガードと回転技とかも使ったりするんですけど、そこは見えると思うので、全く問題ないと思います。ああいうタイプの選手は今まで対戦がないですけど、怖いっていうのはないように感じます。逆に自分もパンチが得意なので、あっちもパンチで倒したいんでしょうし、そこで打ち合って会場を盛り上げられればと思います。』

 

――今回はWBCの王者として内容が問われる一戦になりますね。
笹羅 『自分もそこは意識していて、今の目標はWBCのインターナショナル王座なので、他団体のチャンピオンを潰していって、目標の王座に挑戦できればと思います。なのでこの試合は内容を含め、パーフェクトな結果を残したいです。ここで倒して認めてもらって、インター王座に挑戦できるような試合をしたいです。日本王座の防衛もあるんですけど、目標はインターでやっていきます。』

 

――現在6連勝と好調の笹羅選手ですが、その理由はどこにあるのでしょうか。
笹羅 『一番大きいのはタイに修行へ行かせて頂いてから自分のキックに関する考え方が変わって、全体的な攻撃・バランスと言いますか、トータルで成長しているように感じています。今まではパンチオンリー気味な傾向があったんですけど、そこにムエタイの技術を学んで、パンチを当てるには蹴りだとかの勉強だったり、そういう細かい技術も必要だし、タイに行ってそういう奥深い競技だなと思いました。そういったことがプラスされて、自分のパンチも以前より活きている感じがしています。』

 

――試合への意気込みを改めて最後にお願いします。
笹羅 『今回はWBCのフェザー級王者として内容が問われる一戦になると思いますけど、仙台から応援に来てくれるみなさんのためにもバッチリ倒して、勝って次に繋げたいと思います。通過点でしかないので。』

 

八神剣太 

――八神選手は今回がNJKF初参戦となりますので、自身がどんな選手であるか、紹介をお願いします。
八神『相手を挑発したり、ジャッジに対するアピールとしてガードを下げる選手はたくさんいると思うんですけど、僕はどんなに劣勢でもスウェーとダッキングでやっていて、自分を本物のノーガードファイターだと思っています。目のよさは笹羅選手もあるでしょうけど、そこは負けられないです。観てる人に僕の目のよさとインパクト、こんな選手もキックボクシングをやってるんだ、チャンピオンなんだっていうのを20日の1試合だけで印象を残したいと思ってます。』

 

――もうキャリアの早くから今のノーガードスタイルだったのでしょうか。
八神『そうですね。最初はやっぱりトレーナーに怒られたりもしたんですけど(笑)、試合はどうしても緊張するので力が入ってしまうんです。なので、僕なりのリラックス方法が今のスタイルかなと思います。その代りもらった時はモロなんですけど(苦笑)。もう初期の頃から、2~3戦目からやってます。』

 

――では、昨日今日で身に着けた付け焼刃のノーガード戦法ではないと。
八神『よく余裕を持ってるとかおちょくってるとか誤解されるんですけど、僕は本当に相手を尊敬していますし、本気を出してやっています。だから一番勝ちに行ったスタイルが今の戦い方なんです。試合は緊張感を持ってやっていますし、ましてや今回はWBC王者の笹羅選手で素晴らしい相手ですから、敬意を払って自分の全力として、いつも通りノーガード戦法で戦いたいと思います。』

 

――それではNJKF初参戦を前にした意気込みを改めてお願いします。
八神 『NJKFに呼んで頂いて光栄です。01月にランカーの大樹選手を倒してますので、さらにここでトップの選手に勝って、ただ勝つだけじゃなく絶大なインパクト、お客さんに喜んでもらえるような試合をしたいと思います。勝ちにこだわって最後逃げるような展開ではなく、自分がたとえ勝っていても最後まで攻めていきたいと思ってます。』