2016年03月19日 YOKKAOタイトルマッチに挑む大和哲也 インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2016年03月19日のニュースです。

2016年03月19日ニュース

YOKKAOタイトルマッチに挑む大和哲也 インタビュー!

現地時間19日(土)にイギリス・ボルトンで開催される『YOKKAO 17』に出場し、リアム・ハリソン(イギリス)とYOKKAO -65kg王座決定戦を争う大和哲也(大和)。敵地へ乗り込む形となるが、「この地球上にアウェーはない」と語り、9本目のベルトを獲るべく現地へ飛ぶ。

 

大和哲也 

――試合が近付いてきましたが、今回はいつ出発になるのですか?
大和 『19日の朝に名古屋を出て成田へ行って、そこからイギリスへ向かいます。到着は19日の夕方で、翌日に計量、19日に試合をして、その翌日に帰国っていう弾丸スケジュールです(苦笑)。』

 

――今回は対戦相手ハリソンのお膝元であるイギリスでの開催ですし、タイトなスケジュールでハリソンに有利にしようという意図的なものも感じます。
大和 『でも、こういったことはケビン・ロス戦でも体験していますし、僕はあまり気にしないです。』

 

――いつもは時差対策に早めに現地入りしていたかと思いますが、試合まで時間のない今回はどうされるのですか?
大和 『時差対策は特にしないです。ただツイているのは今回『YOKKAO 17』と『18』が続けての開催で、僕は昼興行、試合自体は日本時間で19日の夜12時とか、その前後だと思うんです。だから普段起きている時間からアップができるし、そんなに変わらないかなと思っています。なので飛行機の中から睡眠を調整していけばいいかなっていう感じです。』

 

――今年も昨年同様、第1戦が海外でのタイトルマッチとなりました。
大和 『僕の中ではリアム選手に勝って、パコーンと再戦してYOKKAOの王座を獲りたいと思っていたんですけど、今回3連敗したということでパコーンが王座剥奪になって、僕とリアムの試合がタイトル戦に認定されました。でも、その3連敗のうち2連敗目は僕で、王座戦は僕が呼び込んだみたいなところもあるので、これはありがたく頂戴しようと思っています。もともと獲るつもりでいたので僕的にはそれが早まったかなという感じです。』

 

――リアム選手の印象はいかがですか?
大和 『やっぱりパワーファイターでローキックがすごく強い、あとは体が頑丈そうなのでキャッチとかがすごく上手だっていう印象です。それとローキックが主軸の選手で、コンビネーションからのローが本当に速くて、バットを振るかのようなすごいローキックなので、それに対して自分がどう対処するかだと思っています。』

 

――ローと言えば大和選手も得意技の1つですが、同じ技を得意とする者としてどうでしょうか。
大和 『そうですね、だから先手を取ってローをバンバン蹴ってやろうと思っています。向こうのローは思い切りブンって振り回すようなローで、それに対して僕は流れの中でピンポイントでコツコツとダメージを与えていく感じだと思います。向こうはフルスイングで見た目も派手ですけど、僕のローも見た目よりダメージがあるのはパコーン戦を見てもらえば分かってもらえると思います。だから見た目は地味だけど効くローと、見た目が派手で効くロー、そのどっちが勝つか。向こうはフルスイングで蹴ってそんなには出てこないと思うので、逆に僕は先手でどんどんリズムを作っていきたいと思います。』

 

――今回もここ数年打ち出している世界路線の中に位置づけられる一戦ですね。
大和 『このたび僕もYOKKAOと2年間の契約を交わして、YOKKAO FIGHT TEAMの一員としてトランクスやTシャツ、グローブなどトレーニングギアの提供をして頂くことになりました。センチャイやシンダムやゴーンサックと肩を並べるチームに入ったので、これでまた一歩世界に踏み出せたという印象があります。これを機に僕の名前も世界的に知られると思うし、だからここでYOKKAOのベルトをしっかり獲って、世界の大和哲也として大和魂をどんどん世界で見せてきたいと思います。』

 

――まずは今年の第1戦となる今回の試合が大事ですが、その後の展望はいかがでしょう。
大和 『もう既に先に見ているものがあるので、今回の試合もいい形で戦えるんじゃないかと思います。まずはここをクリアして、国内外で活躍していきたいです。YOKKAOに出ることでまたタイやヨーロッパで出られるチャンスもあるでしょうし、自分としては盛り上がっているいろんな舞台で大和哲也を見せたいという気持ちです。あと1つ付け加えるなら、僕は海外で試合をしてもアウェーだと思っていなくて、この地球上にアウェーはないと思っています。地球上であれば言語が違うだけで空気は変わりませんから(笑)。なのでホームのように全てを出して戦ってきたいと思います。』