2017年11月10日 宮越慶二郎×テーパブット インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2017年11月10日のニュースです。

2017年11月10日ニュース

宮越慶二郎×テーパブット インタビュー!

『NJKF2017 4th』(11月26日、東京・後楽園ホール)ではメインイベント第2試合で宮越慶二郎(WBCインターナショナルライト級王者/拳粋会)がテーパブット・シッオブン(元7チャンネルTVスーパーフェザー級王者/タイ)と対戦する。

09月にシュートボクシングへ参戦するもヒジでのTKOで敗れた宮越だが、間を置かず再起の一戦に臨む。進化した“忍者ステップ”で復活はなるか。

宮越慶二郎

――前回シュートボクシングに乗り込んでの海人戦は残念な結果となってしまいました(09月16日、5R TKO負け)。
慶二郎 『前回もそうなんですけど、その前も負けているので今年は調子が悪いですね。試練の年っていうことだと思います。ただ、切られた以外大きな怪我はなかったし、今週も“やっと1週間が終わった”という感じで結構ガッツリ追い込んでいて、全然調子はいいです。』

――落胆があったでしょうが、すぐ試合を決めてきたところにプロフェッショナリズムを見ました。
慶二郎 『間をあけてより怖さが増しちゃうのが嫌で、“自分はこんなもんじゃない”っていうのを確かめたくて早く試合を入れたんです。』

――04月に森井洋介選手に敗れた後も、すぐ05月に中国で再起戦に臨み勝利を上げました。
慶二郎 『前回はすぐの試合で勝てたのでホッとしました。でも09月にまた負けてしまったので辛かったです。しかも相手は別にチャンピオンでも何でもないですから。あれはヘコみました(苦笑)。』

――そんな海人戦を振り返っていかがでしょうか。
慶二郎 『最終ラウンドまでヒジは警戒できていたし、あの長身選手を相手に上手くできていた方だと思います。ただ、最後に打ち合いが楽しくなってガっと行ってしまったのは悪いクセです(苦笑)。そこに上手くヒジをもらってしまいましたが、それまでは上手く戦えたし盛り上がりもよくて、仕事はしたかなっていう感じはあります。』

――そんな敗戦ショックを振り払うべく臨む、今回のテーパブット選手との試合についてお願いします。
慶二郎 『手強い選手ですけど、ここは勝つしかないです。健太さんとの試合を見てそんなに倒しに来るような選手ではないと思ったんですけど、蹴りのタイミングとかムエタイの技術はスゴいものがあるし、健太さんにも聞いてもやっぱりそういうタイミングがすごく上手くて、前に行っても前蹴りとかミドルで止められちゃうよみたいなことを言っていました。だから僕はうまく頭とステップを使って、ムエタイには無いような動きを取り入れて、ビックリさせたり意表を突くような攻撃をして相手のリズムを崩す、そういう感じでやろうと思ってます。“宮越慶二郎はもっと強いんだぞ”というところを見せたいです。』

――そもそも慶二郎選手のステップワークは対ムエタイ用に開発し磨きを掛けてきたものでしたね。
慶二郎 『なので楽しみでもあります。ステップは最近またちょっとパワーアップさせて、スローボールを入れることでトップスピードが活きる、野球じゃないですけどそうやって遅い動きを取り入れて相手の目を慣れさせないということもありますし、緩急をつける意識をしています。ステップに関してはお客さんも納得できる、面白いものが見せられるんじゃないかなと思います。』

――進化した“忍者ステップ”を期待しています。それでは改めて試合への意気込みをお願いします。
慶二郎 『今回は試練の戦いで崖っぷちです。内容より結果が求められる戦いかと思うんですけど、僕はやっぱりお客さんが喜ぶような試合をしたいので結局は行っちゃいます(笑)。僕を知らない人も“宮越慶二郎って、こんな面白いことをする選手がいるんだ”っていうことを思ってくれたら嬉しいです。そういうことを心掛けつつ、今まで自分を応援してくれる人にしっかり恩返しをしたいと思います。今回は今年最後で、興行のメインでもあるしビシっと決めたいです。』

テーパブット

テーパブット 『日本人と試合をするのは健太選手が初めてで、やはりタイの選手とはいろいろ違うのでよい経験になりました。判定はよく分かりませんが、負けたことは悔しいです。なのでもっと強くなるために頑張ります。宮越選手の試合映像は見ましたし、たくさんトレーニングをして勝つための準備はできています。日本の人は優しいし綺麗な国なので、試合するのが楽しみです。日本のファンに素晴らしいムエタイを見て頂きたいです。』