NJKF 2025 west 1st 大会情報


【2025 年 3 月 16 日『NJKF 2025 west 1st』試合結果】
3月16日(日)、大阪・堺市産業振興センターイベントホールで、NJKF・誠至会
主催興行「NJKF 2025 west 1st」が開催された。
NJKF西日本本部では今年最初となる今大会のメインは、WBCムエタイ日本統一ラ
イト級王座決定戦。昨年2月の同所でもWBCムエタイ日本王座決定戦が行われており、
その際はJyoseiがスーパーバンタム級王座を獲得している。
今回、王座を争ったのはNJKFライト級王者のHIRO YAMATOと聖域統一スーパー
ライト級王者で元JAPAN KICKBOXING INNOVATIONフェザー級王者の山岸和樹。以
前は「TAaaaCHAN」というリングネームで戦っていた選手だ。名古屋と東北の選手
が大阪で王座を巡って激突することとなった。
1R、ローや前蹴りで間合いを探る山岸に対し、身長とリーチで勝るHIROは圧をか
けて出るとローや前蹴り、組んでのヒザ蹴りを繰り出し、後半にはパンチで山岸のバ
ランスを崩させる場面も。

2RもHIROが前に出て、奥足へのローを中心に前蹴りやハイキック、ヒジ、ヒザと
積極的に攻撃を繰り出していく。山岸はローやボディを返す場面もあるが、全体的に
HIROの攻勢が目立っていく。

3RもHIROが優勢。組んで顔面ヒザを入れ、コーナーでもヒザ蹴りを放った上、ヒ
ジで山岸の顔面をカット。ドクターチェックが入るがここは続行に。このラウンドを
終えてのオープンスコアはジャッジ三者とも30-28でHIROが優勢。
4R、決めにかかるHIROはロー、左ハイ、捕まえてのヒザ連打と攻め込み、さらに
ヒザ連打でダウンを奪うと、セコンドがタオルを投入。HIROがTKO勝利で王座を獲
得した。

ベルトを授与されマイクを持ったHIROは「日本統一しちゃったんで、次は世界へ
の道でいいですかね? あとは僕の戦友の祖父江君(元PRO-KARATEDO達人日本フ
ェザー級王者・祖父江泰司)が達人ルールで敗れてタイトルを失ってしまったという
ことなので、戦友の借りはしっかり返したいです」と、この1月に祖父江が敗れた
HAYATO(CRAZY WOLF GYM)との対戦を希望した。

試合後、HIROは「あんまりプランは決めてなくて、相手の出方を見てやっていこ
うと思っていました。パターンの分析はしていたので、それに合わせて作っていけた
らというのがハマって、うまく勝てました。削って勝っていこうと思っていたのが、
ヒジで切ったのがきっかけで相手も心が折れた感じで、詰め切れたかなと思います。
これからはWBCも世界タイトルがあるし、いろんな世界のタイトルがあるので、一
つずつやっていけたらと思います」と語った。
ダブルメインのもう1試合で組まれていたNJKFスーパーフェザー級王座決定戦は、
笹木一磨の体調不良によって試合が中止に。佐藤亮が不戦勝により新王者となった。
昨年11月の後楽園大会と2試合連続でタイトルマッチが中止という事態に見舞われ
た佐藤だが、初のベルトを巻き「僕自身、デビュー10年目でやっとタイトルを奪取
できて、日頃の練習がようやく形にはなったので、すごくうれしかったです。健心塾
も今年30周年という節目の年で、僕がベルトを巻けたのも縁のあることやなと思っ
て、うれしく思ってます。今後はNJKFスーパーフェザー級の看板として他団体でも
どこでも戦っていこうと思っています」と喜びの言葉を述べた。
セミでは前NJKFスーパーバンタム級王者の真琴がフェザー級に階級を上げての第
1戦。昨年11月の「KICKBOXING JAPAN CUP」55kgトーナメントには王者としてエ
ントリーされていたが、体重オーバーにより1回戦で失格になり、階級アップで出直
しの一戦。175cmと、この階級でも長身の真琴は同級8位の和斗を相手にパンチ、キ
ック、ヒジ、ヒザとオールラウンドに攻め込み、3-0の判定勝ち。「大田拓真選手の
NJKFフェザー級王座を狙ってたんですけど、2月の防衛戦後に返上したので空位にな
ったので、フェザー級の強い人を集めてトーナメントやりましょう。よろしくお願い
します」と、2階級制覇に向けトーナメント開催を提案した。

両者の意地がぶつかり合う激闘が多く、客席も盛り上がった今大会。西日本本部の
次回大会は4月20日、岡山コンベンションセンターでの拳之会主催興行、そして誠至
会主催の次回大会は7月20日、今回と同じ堺市産業振興センターイベントホールでの
大会が予定されている。

▼メインイベントⅡ WBCムエタイ日本統一ライト級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり
○HIRO YAMATO (NJKF大和ジム) NJKFライト級王者/元NJKFスーパーフェザー級王者/元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者/S-1ジャパンJrライト級王者/MAX MUAYTHAI Global Fight -62kg王者
VS TKO 4R2分00秒
×山岸和樹 (PCK連闘会) 聖域スーパーライト級王者/元聖域ライト級王者/元INNOVATIONフェザー級王者

▼メインイベントⅠ NJKFスーパーフェザー級王座決定戦 3分5R ※ヒジあり
⚪佐藤亮 (NJKF健心塾) NJKFスーパーフェザー級2位
VS 不戦勝
×笹木一磨 (NJKF理心塾) NJKFスーパーフェザー級3位
※笹木選手の体調不良によるドクターストップにより、佐藤選手のNJKFスーパーフェザー級王座決定

▼セミファイナル NJKFフェザー級 3分3R ※ヒジあり
○真琴 (NJKF誠輪ジム) 前NJKFスーパーバンタム級王者/NJKFフェザー級2位
VS 判定3-0 (30-28、30-27、30-27)
×和斗 (NJKF大和ジム) NJKFフェザー級8位

▼第8試合 交流戦 フライ級 3分3R ※ヒジあり
×髙木雅己 (NJKF誠至会) NJKFフライ級2位
VS 判定0-3 (三者とも29-30)
○タネ♡ヨシキ (直心会)

▼第7試合 NJKF 60kg契約 3分3R ※ヒジあり
○麻太郎 (NJKF健心塾) NJKFスーパーフェザー級5位
VS TKO 2R1分17秒
×篤椰 (NJKF team Bonds)

▼第6試合 NJKF 70kg契約 3分3R
×龍威地 (NJKF ARENA) NJKFスーパーウェルター級2位
VS 判定0-3 (29-30、29-30、28-29)
○光太郎 (NJKF誠至会) NJKFスーパーウェルター級6位

▼第5試合 NJKFフェザー級 3分3R ※ヒジあり
×大稚YAMATO (NJKF大和ジム) NJKFフェザー級7位
VS 判定0-3 (29-30、29-30、28-30)
○森田陸斗 (NJKF誠至会) NJKFフェザー級12位

▼第4試合 交流戦 64kg契約 3分3R ※ヒジあり
○田邉裕哉 (NJKF京都野口ジム)
VS 判定2-0 (30-29、30-29、29-29)
×桜華 (小浜道場 絆)

▼第3試合 NJKFバンタム級 3分3R
×天 (NJKF誠至会)
VS 判定0-2 (28-30、29-30、29-29)
○柚子貴 (NJKF京都野口ジム)

▼第2試合 フェザー級 3分3R
×遠山哲也 (NJKF誠至会)
VS 判定0-3 (29-30、29-30、28-30)
○貴也 (HADES WORK OUT GYM)

▼第1試合 NJKFスーパーライト級 3分3R
○中野功貴 (NJKF誠輪ジム)
VS TKO 3R0分39秒
×花見浩太 (NJKF大和ジム)
NEXT☆LEVEL提供試合

▼オープニングファイト第1試合 60kg契約 1分3R
○西川佳汰 (NJKF誠至会)
VS 判定3-0 (30-29、30-28、29-28)
×小泉寛汰 (NJKF健心塾)
《大会概要》
『NJKF 2025 west 1st』
日時:2025 年 3 月 16 日(日)
時間:開場 12:45 / 開始 13:00
会場:堺市産業振興センター イベントホール
大阪府堺市北区長曾根町 183-5
《チケット販売》
販売は終了しました。
《主催》
NJKF 誠至会
誠至会プロフェッショナル
《認定》
ニュージャパンキックボクシング連盟
《お問い合わせ》
NJKF 誠至会 TEL(06)6536-7379
mail:seishikai@lime.ocn.ne.jp