歴史的快挙❗️撫子がWBCムエタイ世界ベルトを獲得❗️

MTL (Muay Thai League)15 ⚡️
🗓️2025年8月9日
🏟️ オーストラリア/SOUTH BANK PIAZZA

ーーーーーーー
《WBCムエタイ世界女子ミニマム級タイトルマッチ》

× 🇦🇺 #ルシール・デッドマン(オーストラリア)王者
 [4R TKO]
◎ 🇯🇵 #撫子(GRABS KICK BOXING STUDIO)挑戦者
ーーーーーーー

撫子(GRABS KICK BOXING STUDIO)がアウェーにて日本人女子2人目の快挙を果たした。

勝負の分かれ目となった第3R、首相撲・ヒザ・ヒジと様々な局面でルシールを圧倒、パンチでダウンを奪う。

4R、攻勢を強める撫子に対し、鼻からの出血量も多く明らかに疲弊しているデッドマンにレフェリーがドクターチェックを指示。
ここで試合が止まり、撫子が4R TKO勝ちにてWBC世界ムエタイミニマム級タイトルを奪取した。

アウェーでのベルト獲得という快挙、そして、日本人女子2人目となるWBCムエタイ世界王者という称号を得た。

▪️スペシャルインタビュー

Q.試合、お疲れ様でした。そして、WBCムエタイ世界女子ミニマム級の王座獲得、おめでとうございます!
ベルトが手元にある今、どんな心境ですか。

A.名誉あるWBCのベルトが今こうしてここにあるのがまだ信じられません。笑
北海道にWBC世界のベルトを持って帰って来られて本当に良かったなと嬉しく思います。

Q.今回、日本から遠く離れたオーストラリアという海外での試合、そして、アウェーでのタイトル挑戦となりました。
コンディション調整や移動や食事・減量や気候など、普段の日本での試合とは全くの別物だったと思います。
今回の試合、どういった部分で日本との違いを強く感じましたか。

A.通常階級よりも一階級上の階級だったので減量はありませんでした。
自分はいつも試合日ギリギリまで練習しないとダメで。今回は試合日の4日前からの移動で練習が出来ず少し不安がありました。会長もそれを理解してくれているのでホテルの中でも出来るサーキットだったり筋トレ、マスなどをしてもらい調子を取り戻しました。
試合は覚悟していたのですが想像以上にアウェイでした。相手選手が入場すると身体ごと持っていかれそうな声援が会場に響き渡りました。その声援を聞いて『全てひっくり返してやる』と強く思いました。
試合終了時ブーイングがあるかと思いましたがそれとは裏腹に地元の方々が沢山の祝福の声と拍手を送ってくれてとても嬉しかったです。
そしてオーストラリアは街も環境も人もとても温かかったです。

Q.日本人女子として2人目のWBCムエタイ世界チャンピオンとなりました。まさに偉業とも言えることを達成しましたがチャンピオンになった瞬間に思ったことはどんなことですか。

A.何事も信じて努力し頑張れば願いは叶うと確信した瞬間でした。
きっと自分を知っている国内の人は「撫子が圧倒的不利」だと思ったはずです。
自身初の海外遠征で、海外選手。そしてチャンピオン。正直最初は不安でした。だけどこの奇跡的な試合は絶対にものにし覚悟持って戦おうと決めていました。
それが結果となって現れた時は辛い練習を乗り越えてきて本当に良かったなと思いました。

Q.撫子選手と言えば、みんな最初に気になるのがリングネームだと思います。『撫子』というまさに日本を代表するようなネーミングですが、初めから世界を意識して付けられたリングネームなのでしょうか。
また、ネーミングに込められた意味を教えて下さい。

A.このリングネームはTOMONORI会長が付けてくれました。成人の時に和服を着たのですがその写真を会長に見せたら『和服が似合う!』と言われました。そして、なでしこジャパンが会長の頭によぎったのか、『なでしこ』と『ジャパン』どっちにする?と言われました。ジャパンは流石にスケールが大きすぎるので『撫子で』と答え、リングネームになりました。
もちろん海外に行っても海外ウケするようにという意味もありますし、ガウンやコスチューム、入場曲も日本の和をテーマに作っています。
だけど…試合も練習も一度も撫子と言われた事がありません。ジャパンと呼ばれています。オーストラリアでもずっとジャパンと呼ばれていました笑

Q.SNSでも発信していましたが、北海道/札幌という土地への想い、夢に対する強い気持ち、会長やジムへの想いなど、お聞きしてもよろしいでしょうか。

A.まだ北海道は都心に比べると環境や練習相手が不足しています。なので北海道を出て都心にいく人が多いです。環境はもちろん大事なのですが強い気持ちがあればどこにいても願いはいつか叶うと思います。もちろんどん底に落ちる時もあり壁にぶつかる事もありました。だけど折れない気持ち、強い気持ちで突き進み頑張ればいつかそれは叶うと思います。
会長には感謝し切れないほど感謝です。1から練習メニューを考えてくれて。毎日自分の練習に付き合ってくれて。同じ位の階級の選手が居ないのでスパーの相手もしてくれて。会長がいなかったら自分は今、日本チャンピオンにも世界チャンピオンにもなっていません。
なので、今回自分が世界ベルトを巻けた喜びよりも会長に世界ベルトを巻かせる事ができて何よりも1番嬉しかったし幸せでした。

Q.WBCムエタイの世界チャンピオンとなりました。世界チャンピオンとして今後、キック界でやりたいことはありますか。
また、戦いたい相手はいますか。

A.戦いたい選手は特定の人はいません。
世界チャンピオンとしての自覚を持ち1戦1戦きっちりと戦いたいです。

Q.最後に一言お願いします!

A.いつも応援ありがとうございます。ミネルヴァからWBCムエタイ世界チャンピオンになる事ができました。自分に携わってくれた皆様本当にありがとうございました。
これからは世界チャンピオンという名に恥じないよう更なる高みを目指し自分を貫き頑張ります。
これからも沢山の応援をよろしくお願いします!!