2020年02月20日 Ayakaの素顔に迫る!
2020年02月20日のニュースです。
2020年02月20日ニュース
Ayakaの素顔に迫る!
02月11日(火・祝)に行われた『RISE GIRLS POWER 2』において、伊藤紗弥(尚武会/WBCムエタイ&WMC世界女子ミニフライ級王者、元WPMF世界女子ピン級王者)と対戦したミネルヴァ ピン級王者のAyaka(健心塾)はボディを効かせ3RにKO勝ち。大金星を成し遂げた。
03月に高校を卒業し、今後はキック一本で世界を目指すというAyaka。その素顔に迫った。
――伊藤紗弥戦の見事な勝利おめでとうございます。振り返っていかがですか?
Ayaka 『今までやった中で1番強かったです。だから今まで以上にテンション上がってやっちゃいました(笑)。』
――Ayaka選手は相手が強いほど逆にテンションが上がるタイプだと。試合は3Rに決めた左ボディフックが決め手になったと映りましたが、手応えは?
Ayaka 『本当はあの後に違う技をやろうとしていてあんまりなかったんです。あれはただタイミングが合っただけで、だから手応えは微妙でした。“あれ?”みたいな。でも、とりあえず効いたらもう行かなきゃ、みたいな。お腹を抑えていたのでボディが効いたとは思うんですけど。』
――あのボディ打ちは練習していたんですか?
Ayaka 『もうずっとあればっかりです。あれとローとハイキックだけです。』
――ローはよく蹴っていましたが、ボディはあの前には出していなかったのではないですか?
Ayaka 『出してないですね。』
――伊藤選手も来ると思っていなかった攻撃が来たので、意表を突かれ余計効いたのかなと思ったのですがいかがでしょう?
Ayaka 『多分そうだと思います。頭の中になかったんじゃないですかね。本当はお腹にバックスピンを入れたかったんです。それで頭と脚を攻めれば真ん中があくじゃないですか。それをやりたかったんです。』
――バックスピンは出していましたね。
Ayaka 『でも軽くしか回っていないんです。ゆっくりだとそのスピードに相手が慣れるじゃないですか。』
――アグレッシブなだけでなく、そうして考えながら試合をしているのですね。
Ayaka 『いろいろやってやろうみたいな(笑)。あのボディは体の勢いだけでやったので、余計体の奥へ響くような打ち方になったんですかね。たぶんジワジワと来る感じになったんじゃないかと思います。右のボディは当たっても左のボディはなかなか当たらなくて、あの左は今までの試合の中でも一番綺麗に入りました。』
――あれでボディに開眼したのではないですか?
Ayaka 『ちょっとボディ打ちが好きになりました(笑)。最初はパンチをまともに打てていなかったので打ってもあまり面白くなかったんですけど、最近やっとちょっと打てるようになってきて今は楽しいです。』
――改めてAyaka選手のこれまでの歩みをお聞きしたいのですが、格闘技を始めたのはいつですか?
Ayaka 『小学校4年生の時に空手をやっていたんですけど、空手は途中で止めるじゃないですか。それが嫌で、最後までやりたいじゃないですか(笑)。相手が“うっ”みたいな感じで嫌な顔をするのがまらなく好きで(笑)、いまだにそれが好きだから相手がちょっとでもそういう顔をすると笑ってるんです(笑)。』
――相手が“やられた”という表情を浮かべるのがたまらない?
Ayaka 『たまらないです(笑)。その顔が好きです。』
――でも伊藤選手はほとんど顔に出していなかったと思いますがいかがでした?
Ayaka 『けど、ローキックを蹴ったりするとちょっと顔が歪むんですよね。あれでどんどん盛り上がりました(笑)。でもミドルがすごく速くて、あれだけもらってるともう逆に笑けてきました(笑)。“うわ速っ”と思って、なんか客観的に見てました(笑)。なんかもう楽しくなってきちゃって。』
――逆にそういったたくましさが勝利を呼び込んだように思います。チャンピオンとなり大きな勝利も得て、今後はいかがでしょう?
Ayaka 『ちょっと次から怖いですね。どんな悪運が待っているか(苦笑)。いいことがあった後って必ず悪いことがあるじゃないですか。だから気をつけないと。少し前におみくじを引いたら「欲を出すな」って書いてありました(笑)。』
――それこそ伊藤戦は無欲の勝利だったのではないですか?
Ayaka 『勝とう勝とうと思っていたらたぶんダメだったと思います。だから「勝とう」じゃなくて「楽しもう」って言っていて、欲は出していなかったんです(笑)。』
――その通り楽しむことができました?
Ayaka 『楽しめました。蹴られても楽しいし、蹴った後も相手の顔がちょっと変わるのもたまらないですし(笑)。それを見てたら笑ってしまって。』
――度々ミドルは蹴られてましたが、蹴られっぱなしでなくちゃんとローを返していたのがよかったと思います。
Ayaka 『ですね。いつもスパーリング相手が会長なので、男の人だからめっちゃ痛いんです(苦笑)。だから女の子のパワーだったら“いくら蹴られても痛くはならないな”って全然大丈夫でした。もしずっと女の人と練習していたらちょっと慌てたかもしれないです。』
――では、最後になりますが今年の抱負とメッセージをお願いします。
Ayaka 『高校卒業後は格闘技1本で行きます。今後も練習は地元でやって、名前を売っていきたいと思います。1つ上のアトム級にライバルだと思っている百花さんがいるので、そのベルトを獲って2階級制覇をするのが目標です。百花さんは私が始めた時からずっとチャンピオンだったり上にいて、身長もそんなに変わらなくて似たようなスタイルなので、やっぱり似たキャラは1つにしないとダメですよね(笑)。』