NJKF 2021 4th ルイ・KOKOZ インタビュー

『NJKF 2021 4th』(11月7日、東京・後楽園ホール)ではダブルセミファイナルⅡでS-1レディーススーパーフライ級トーナメント1回戦を勝ち上がったルイ(クラミツムエタイ)とKOKOZ(TRY HARD)が対戦する(2分5R)。2人はアマチュア時代に対戦しており、ルイが判定勝利も「自分の中では負けたと思ってます」と振り返る。ルイにとっては初の王座戦、対してリベンジに燃えるKOKOZは3本目のベルトを手にせんと意気込む。決戦を目前に、両者にその思いを聞いた。

ルイ「できるだけ綺麗なテクニックを見せて、最後はヒザをいっぱい入れたい」

――試合が近づいて、調子はいかがですか?

ルイ たくさん練習してるので疲れてることは疲れてるんですけど、調子はいいです。初めてのタイトルマッチになるので、ここまで来れたっていうのですごいモチベーションになってます。ここまで来たら逃がしたくないっていう気持ちがすごく強いです。

――トーナメント1回戦、IMARI選手との試合は振り返っていかがですか?

ルイ 初めてリングの中で落ち着けた試合でした。IMARI選手はすごいテクニックもあって、その前に妹のKAEDE選手に負けていたので結構緊張していて、どうなるかと思ったのですが、相手の攻撃もよく見えていたし、練習してきたことがよく出せたかなって感じました。もうちょっと前に出たかったな、攻撃したかったなって振り返って思うんですけど、あそこまで落ち着けた試合は初めてです。

――逆に今までの試合はそんなに落ち着いてやれていなかったのですか?

ルイ  やっぱり気持ちが先に出て、前に行き過ぎちゃったり、それでバランスを崩しちゃったりするのが結構多いんです。ただ今回はKAEDE選手とも試合をしていて、LEGENDジムのスタイルっていうのが何となく分かっていて練習の感じも変えたので、それが一番試合に現れたかなと思います。

――そういった試合を勝ち上がり今回はKOKOZ選手と王座を懸け対戦しますが、どんな印象がありますか?

ルイ 実はアマチュアで試合をしていて、まだ私がアマチュア2戦目、3戦目とかで、KOKOZはすごく強くて怖いっていう思い出があります(苦笑)。あの時はムエタイを始めて1年半もしないぐらいだったので、パンチも蹴りももらいまくって、攻撃全部がすごい重くてしっかりしていて、とにかく組みついて逃れることしか考えていませんでした。全然内容とか覚えていないんですけど、ムエタイルールでヒザは入っていたので勝ったのかもしれないですけど、自分の中では負けたと思っています。

――では、今回はその分もしっかり勝つと。

ルイ その頃からは私もすごく変わって、スタイルもパワーも変わっているので、今回しっかり勝てる自信はあります。

――KOKOZ選手の最近の試合はご覧になって印象はどうですか?

ルイ たくさん見ていて、やっぱり強いし綺麗なスタイルなので、試合するのをすごく楽しみにしています。いずれやるんだろうなって思って見てました。すごいタフな相手といっぱい試合をしてるので楽しみです。

――アマチュア時代と比べ、KOKOZ選手は変わっていますか?

ルイ 私の見方はトラウマがあるからってよく周りに言われるんですけど(苦笑)、すごく落ち着いて試合してるなっていうのは見ていて感じます。すごくハートが強いし、(小林)愛三選手と競った試合とか、スゴいなと思いました。でも今回はアマチュアの頃とは違うっていうのを見せたいと思います。

――そんな中でもどんな風にして勝ちたいですか?

ルイ 初めての5Rで私のスタイルはだんだんペースを上げて上げていく感じが一番合うので、できるだけ綺麗なテクニックを見せて、最後はヒザをいっぱい入れたいと思ってます。

――では、試合を楽しみにしている方たちにメッセージをお願いします。

ルイ いつも応援してもらってすごく力になっていて、ここまで来れたのもみんなの応援のおかげです。今回は絶対勝ってベルトを獲ります。よろしくお願いします。


■KOKOZ打撃では絶対負けない自信があるので、あとは首相撲対応だけ」

――試合が近づいてコンディションを教えてください。

KOKOZ 今はすごい疲れてるんですけど、ベルトが懸かっているしリベンジっていうのもあってすごく追い込めていて、いい感じに仕上げられていると思います。心身ともにいい状態なのを感じます。

――対戦相手であるルイ選手の印象をお願いします。

KOKOZ 手足が長くて、組むのが上手いなと思います。前も首相撲で負けちゃったので、その対策をずっとタイ人の先生と一緒にやってます。先生の方が全然デカいし力も強いので、ずっとやってれば大丈夫かなって。打撃では絶対負けない自信があるので、あとは首相撲の対応だけです。

――前回の対戦を振り返っていかがでしょう。

KOKOZ 前回はアマチュアでお互い成長し切ってない状態で、その時は自分がパンチに行く距離が取れてなくて、今の自分とは全然違うなって動画を見て思います。今は“自分だけパンチを当てて距離を取る”っていうのができるようになっているので、試合でもそうすれば勝てると思います。

――対戦はどれぐらい前になるのですか?

KOKOZ 自分が高1か中3ぐらいなので、もう3、4年前です。見返したらメッチャ下手で、笑えるぐらいでした(笑)。

――その後プロになったルイ選手の試合は見ていますか?

KOKOZ IMARI選手とやった試合は見ました。でも自分の成長と比べるとそんなに成長してないのかなっていう印象で、だから差は縮まってるというよりもう抜かしてるんだっていう感覚はあります。自分は前はガンガンパンチで行くスタイルだったんですけど、プロになってムエタイスタイルに変わったので、ルイ選手からしたら思ってたタイプと違うなとか、こんなに対応できたかなってビックリすると思います。

――今回の試合ではどんなところを見せたいですか?

KOKOZ 蹴りが得意なのでしっかり蹴りでポイントを取って、パンチも当ててっていう感じです。あと、あまりバランスが崩れないところですかね。蹴ってるところをいつ写真に撮られてもカッコいい蹴りを目指しているので(笑)、いつ撮られてもあまり体が崩れないというか、そういうバランスとかを意識して練習してます。蹴りのフォームとかは結構綺麗な方かなと思います。

――対策をともに積むタイ人の先生にはどんなことを言われてますか?

KOKOZ 最近はもう本当に距離の取り方、突っ込まないこと、みたいな感じです。パンチの時も「自分の距離だけで打て」「上半身を前に行くな」みたいのとか。今回の試合は首相撲がキーポイントなので、そこに乗っていかないよう、絶対自分の距離でやれみたいな感じです。突っ込み過ぎると首相撲に持っていかれてしまうので。

――今回はKOKOZ選手にとってスック・ワンキントーンに次ぐ新たなベルトの懸かった試合となります。

KOKOZ 次が3本目になるので、写真を撮った時にカッコいいと思います(笑)。今は1本を腰、1本を肩なので、もう片方の肩に欲しいです。

――最後に改めての意気込みやご覧になる方たちへメッセージをお願いします。

KOKOZ  本当に過去最高に追い込めて、仕上がりは最高な状態なので、自分の蹴りの美しさだったりバランスのよさ、距離の取り方をすごく見てほしいとて思ってます。綺麗に戦って綺麗に勝つ、それがムエタイです。


『NJKF 2021 4th』
日時:2021年11月7日(日)
OPEN 16:45/START 17:30
場所:東京・後楽園ホール

《チケット料金》
RS席:前売 16,000円 / 当日 16,500円
S席:前売 11,000円 / 当日 11,500円
A席:前売 8,000円 / 当日 8,500円
B席:前売 6,000円 / 当日 6,500円 ※完売しました

《チケット販売》
▪️楽天チケット:https://ticket.rakuten.co.jp/sports/RTVKNJ4/
▪️チケットぴあ:https://t.pia.jp
▪️後楽園ホール:03-5800-9999(営業時間:10:00〜19:00)
▪️NJKF事務局:TEL 046-205-9350
出場選手所属ジム:各自、お問い合わせください!

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ニュージャパンキックボクシング連盟 事務局 
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