2014年01月31日 “豪腕”大和哲也と“怪物”野杁正明インタビュー! | NJKF | ニュージャパンキックボクシング連盟

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2014年01月31日ニュース

“豪腕”大和哲也と“怪物”野杁正明インタビュー!

“豪腕”大和哲也と“怪物”野杁正明によるWBCムエタイ インターナショナル スーパーライト級タイトルマッチが近づいてきた。同じ名古屋で同時代、そして同階級でキックボクサーとして活躍する2人は、WBCムエタイ世界暫定王者への挑戦権を懸けこの一戦を争う。大一番を前に両者がそれぞれの心境を語った。

 

大和哲也

 

――大和選手にとって様々なことがあった2013年だったと思いますが、1年を振り返っていかがでしょう。
大和 『昨年は世界王座を落としちゃって、でもそこから前(WBC)インターナショナル王者のケビン・ロスに勝ったので、途中で悔しい思いをしましたけど、その後で強豪に勝てたので次のステップに繋がる1年だったかなと思います。自信にもなったというか。』

 

――そのケビン・ロス戦はいかがでしたか?
大和 『もうちょっといい形で勝ちたかったとは思うのですが、結果的には勝てたのでよかったです。会場的にも僕が勝ちっていうことに不満はなさそうだったので、それはよかったです。だいぶアウェーだったんですけど、いい経験になりました。そういうアウェーの中でも全部持ってこれたので。』

 

――かなりヒジを打ち込んで、5ヵ所ものカットを与えました。
大和 『そうですね、合わすタイミングがいっぱいあったので。』

 

――これは以前から言われていますが、やはり制限の少ないムエタイルールの方が大和選手の力がより活きるのでしょうか。
大和 『やっぱりムエタイルールが僕の真骨頂だなと思います。あと、ヒジがあることによって緊張感のある距離の探り合いっていうのが僕はすごく好きなんです。』

 

――たしかにヒジありならではのスリリングさというのはありますよね。
大和 『ヒジもいろんな使い方があるし、タイミングであったり、そういった意味で奥が深いですよね。たとえばボクシングは攻撃がパンチだけになるので、センスや才能がすごく関わってくると思うんですけど、ムエタイはいろんな勝ち方ができる競技で、そういった点ですごく面白いと思います。』

 

――強豪ケビン・ロスを降したことで、世界戦の敗北から再浮上した印象です。
大和 『インター王座は向こう(=ケビン・ロス)が怪我してできなくて、違う選手と決定戦をやって獲ったタイトルだったので、今回ケビン・ロスを降したことで「これで俺がインターの王者だぞ」っていうのをアピールできたかと思います。そういう意味ではよかったです。』

 

――そしてWBCムエタイ世界暫定王者への挑戦権を懸けた野杁選手との一戦が近づいてきました。
大和 『伝説(ゲンサック)、神様(センチャイ)、天才(ジョムトーン)、英雄(ケビン・ロス)とはやりましたが、怪物とは初めてです(笑)。でも自分の中で正明が来るっていうのは全く考えていなかったので試合の話が来た時は「そうなのか」っていう感じでした。向こうもトップ選手ですし、ゆくゆくはどこかで交わることもあるだろうと思っていましたけど、それがこのタイミングとは全く思っていませんでした。』

 

――同じ名古屋ですし、きっと交流もあるのではないですか。
大和 『会場で会っても挨拶してくれますし、僕も声を掛けたりして全然話をしています。彼は好青年で、いい子ですしね。』

 

――野杁選手を「選手」として見ていかがでしょう。
大和 『すごく強いと思うし、選手として僕は本当に認めています。あんな若いのに戦績もしっかり残しているし、すごくいいファイターだなと思っています。』

 

――ですが、ムエタイルールやヒジの使い方という面では大和選手に分があるのではないですか。
大和 『分があるといえばたしかにそうだと思います。でも僕はヒジにこだわってる訳じゃないし、今回も特にヒジを練習してるかっていうとそういう訳でもないです。僕の中でこだわりはありません。ただ入ってきて当たるからヒジを振るだけであって、ケビン・ロスとの試合でもそうでした。』

 

――では、試合の中で当たる攻撃を当てるだけというか。
大和 『そうですね。正明はパンチも蹴りもできるすごくバランスのいい選手で、でも決まったからにはそういう強い選手と試合ができるというのは嬉しいことなのかなと思っています。試合が決まったからには向こうも倒しに来るでしょうし、僕も全力でしっかりやろうと思っています。』

 

――それでは最後に、試合へ向けての意気込みと、今年1年の抱負を改めてお願いします。
大和 『今年の第1戦で野杁正明っていうすごく強くて若い選手と戦うことになりましたが、僕はやっぱりWBCの世界を目指しているので落とせない試合です。この試合が決まってから、本当に自分もステップアップできている気がするので、そういう意味では僕としてもゆくゆく「この試合があってよかった」と言えるような結果と内容を残したいと思います。今年はまた海外の話の話もあるのでベガスでもロスでもどこでも行って世界に名を売っていきたいです。そして世界王座にもう1度挑戦して、リベンジして世界のベルトを獲りたいと思います。』

 

野杁正明

 

――大活躍だった昨年を振り返っていかがですか?
野杁 『試合数もそこそここなして、本当は11月と12月にも試合があって、それが流れてしまって残念でしたけど、久保選手にリベンジもできたし、ベルトも獲れて充実してました。いい1年だったと思います。』

 

――昨年1年を通じて、こういうところがよくなったとご自身で実感されるところはありますか?
野杁 『ムエタイルールでもKrushルールでもベルトを獲れたのはすごく自信になったし、ここにきて安定してきたというか、ブレずに試合ができるようになったかなと思います。』

 

――それでは昨年以前は試合中にブレるような場面もあったということでしょうか。
野杁 『そうですね、やっぱり焦っちゃって試合中に自分のリズムを崩したりすることがちょっとあったんですけど、昨年からは少しずつ安定してきたかなと思います。』

 

――それは試合数をこなして経験を積んできたことがいい影響をもたらしているのでしょうか。
野杁 『はい、チャンピオンの選手たちとやるような機会が増えてきたので、それが自信にも経験にもなりました。』

 

――昨年はGLORYの世界トーナメントでも決勝に進出しましたし、そこで敗れた久保選手にもリベンジを果たしました。自分が世界一だという自負があるのではないですか。
野杁 『久保選手に勝てたのはすごく大きいことですけど、まだ僕が持っているのは日本のタイトルなので、やっぱり世界のタイトルを獲ってから世界一だって言いたいです。』

 

――すでに世界トップの活躍をしている野杁選手なので驚いたのですが、ようやく先日成人式だったのですね。
野杁 『はい、やっと成人を迎えました(笑)。今回は大和哲也選手とやりますけど、もう日本のベルトはいいかなっていう感じで獲れるものは獲ったので次はどんどん外国人選手とやって世界に挑戦していきたいです。』

 

――その世界に挑戦という意味ではその前にこれ以上ない一戦、大和選手との試合が近づいてきました。
野杁 『もう対策はバッチリで、あとは仕上げをやるだけです。昔は体重が違っていましたけど、僕がWBCムエタイ日本のベルトを獲っていつかチャンスが来るかなと思っていたんですけど、それが今回来たかっていう感じです。』

 

――どんな風に大和選手を見てきましたか。
野杁 『僕がアマチュア大会に出ていた時は大和選手がリングに上がって挨拶したり、手の届かない選手だったんですけど、それが試合をすることになって不思議な感覚はあります。でも乗り越えなきゃいけない勝負だと思っているので、ここで倒して、世界に挑戦していこうと思っています。』

 

――世界を目指すという点ではまさに最終関門という感じがします。
野杁 『哲也さんはずっとWBCを狙っていると言っていたのでWBCを獲るのであればその哲也さんを倒さないと狙えないと思います。』

 

――プロでは2回目となるムエタイルールについてはいかがですか。
野杁 『前回は高橋(誠治)選手がそんなにヒジを打ってくる選手ではなかったので何とも言えないですけど、熱くならず普段通りにやればいいのかなと思ってます。そんなにやり辛さは感じませんでした。』

 

――では、ルールの違いより熱くなったりしないよう自分をコントロールすることが大切だと。
野杁 『そうですね、パンチをもらって熱くなって打ち合いへ行ってダウンを獲られることが多かったので、それが去年でちょっとは無くなったかなと思います。やっぱり熱くなるとセコンドの声も聞こえなくなってしまうので。』

 

――野杁選手自身はKrushルールでもムエタイルールでもそれほど違和感はないと。
野杁 『まだヒジをバンバン出してくる相手とやってないので分からない部分はありますが、今回はたぶんヒジを出してくると思うので、そこをどう対処できるかがポイントになってくると思います。』

 

――ケビン・ロス戦でも大和選手はヒジでの攻撃が目立っていましたが、そのヒジ対策はすでにできている?
野杁 『もうバッチリできています。スタイル的には僕のスタイルがあるのでそれを変えず、対策も取り入れてやってます。』

 

――野杁選手は今年は全勝で世界のベルトを獲ると目標を掲げていました。その「世界」というのはGLORYですか、それともWBCムエタイのベルトですか?
野杁 『チャンスがあればどのベルトでも、違う団体のベルトでもどんどん狙っていきたいです。』

 

――それでは改めて決戦への意気込みと、今年の抱負をお願いします。
野杁 『今回大和選手と同じ名古屋の2人が東京・後楽園ホールでやることになりましたけど、間違いなく盛り上がる試合になると思うので、瞬きせず、目を離さず注目して見てください。それで僕が倒して世界に挑戦して、日本人で初めてWBCムエタイ世界のベルトを獲ろうと思ってます。』

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