2014年07月08日 国崇と宮元啓介インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2014年07月08日のニュースです。

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国崇と宮元啓介インタビュー!

『NJKF 2014 5th』(07月21日、東京・後楽園ホール)では国崇(拳之会)が持つWBCムエタイ インターナショナル スーパーバンタム級王座に、同級の日本王者・宮元啓介(橋本道場)が挑戦する。王者の国崇34歳に対し、挑戦者の宮元は21歳。両者とも世代対決を強く意識した試合前のインタビューとなった。

 

大和哲也 

――防衛戦が迫って調子はいかがでしょう。
国崇 『06月01日に試合をして(デンイサーン・ソー スットーに1R1分25秒でKO勝ち)、ケガもなかったので次の日から走って、ずっと好調でキープしています。短い試合時間の中でも自分のダメなところが何箇所かあったりしたので、今はそこを反省しつついいところを伸ばしてという感じです。』

 

――ボディを効かせてヒジで仕留めた試合でしたが、練習が活かせた試合だったのではないですか。
国崇 『いや、あんまりそうではなかったです(苦笑)。左のボディが1発目に入ったんですけど、その後の詰めがちょっと甘かったり、繋ぎが悪かったりして。今回は練習も頑張ってやったので、“もうちょっと試合がしたかったな”っていう贅沢なところはありました(笑)。』

 

――前々回はルンピニー王座に挑む大一番で残念ながら敗戦となってしまい、そこから気持ちの立て直しは難しかったのではないですか?
国崇 『どこか出し切れてないところがある負け方だったので、次はいい試合をしないとっていう気持ちで、今回はそれを爆発させる気持ちで06月01日に臨みました。 でも、基本的に試合が決まればその時点でモチベーションが自然と上がるんです。せっかくお金を払って見に来て頂けるみなさんに、変な試合は見せたくないので。』

 

――06月の快勝でルンピニー王座戦の鬱屈も晴れた感じでしょうか?
国崇 『うーん、そんなにはないですね。次の試合が大きな試合なので、気を引き締めてという感じです。』

 

――国崇選手は2000年07月のデビューですから、今回の試合でちょうど14年となります。
国崇 『長いですね(笑)。でも、もう結構ベテランの域ですけど、気持ち的にはフレッシュなままです(笑)。基本的に上がり症なので、いつもいい緊張感を持って試合をしています。毎回どのリングに上がるのも緊張感がありますし、あのリングだけは慣れたっていうのはないですね。まぁ変な意味での緊張ではなく、いい意味での緊張ですけど。』

 

――“引き締まる”という感じでしょうか。でもそれが逆に心地よかったりするところもあるのではないですか。
国崇 『そうですね。心地いいです、あれは。(現役を続けているのは)そういう部分が大きいのかもしれないです。負けた時はツラいけど、勝った時の爽快な気分と、みんなが喜んでいる顔を見たら辞められないですね。』

 

――そういった中で「大きな試合」と言われた宮元選手との対戦が近づいてきました。こちらについてお願いします。
国崇 『若手で勢いのある選手なので、全く油断せず挑みたいと思ってます。日本人とはだいぶ久しぶりですけど(2010年10月の一刀戦以来)、基本的に自分がやること=攻めて勝つっていうことは同じです。』

 

――宮元選手の印象はいかがですか?
国崇 『何試合か見たことがあって、胴回し(回転蹴り)とか変わった技を出す選手で、打たれ強いですね。でも、こっちも倒す気なので、タフな試合になるのは確実だと思います。まぁ、倒し甲斐があるんじゃないですか。』

 

――試合へ向けての意気込みを改めて最後にお願いします。
国崇 『宮元選手は21歳ですか。負けれないでしょ(笑)。若手でやってた時は年上の選手に勝ちたいっていう気持ちでやっていたんですけど、今は逆に若手には負けられないっていう気持ちです。もう相手は大体が年下ですけど、“何のために今までやってきたのか”と思って34歳、まだまだ頑張れるっていうところを若手のいい選手にぶつけたいと思います。』

 

シップンミー 

――国崇選手の王座に挑む一戦がいよいよ近づいてきました。
宮元 『相手も相手だし、タイトルマッチでモチベーションもすごく高いので、今回はいつも以上に追い込んで自信はあります。前回の試合が終わって今回の話を聞いて、すごくテンション上がったので、すぐに練習を始めました。インターナショナル(王座)も欲しかったし国崇選手とも前からやってみたかったので、どっちもみたいな感じで嬉しかったです。』

 

――宮元選手は前戦でNJKFバンタム級王者の白井周作選手に判定勝ちを収め、奇しくもNJKF戦士と連戦という形になりました。
宮元 『前回は作戦通りできたんですけど、自分の中で課題はあるので、それを克服しようと思ってやっています。』

 

――「前からやってみたかった」国崇選手の印象はいかがでしょう。
宮元 『やっぱりすごいキャリアがあるので、見ていて巧いなと思います。特にパンチのテクニック、ボディとか巧いですよね。激しい試合になるとは思います。パンチも蹴りも全体的に強化していて、国崇選手は前からすごい尊敬している選手なんですけど、世代交代っていう自分のテーマもあるし、今回は倒して勝ちたいっていうのがあります。でも、国崇選手は30代で歳は行ってもそう思えない動きをするし、ガンガン来る感じなので、そういった面では歳の差は気にしていない です。』

 

――国崇選手はこの階級の第一人者ですから、宮元選手が勝てば世代交代は明確になると思います。では宮元選手はここでインターナショナル王座を獲って、次は世界のベルトを狙うと。
宮元 『そうですね、世界は欲しいです。でもインターナショナル王座はカッコいい感じがして、前から欲しくてそれで頑張ってきたので、これを獲ってそれから先を考えたいと思います。世界が一番ですけど、このベルトは誰が見ても分かるものだし、まずインターナショナルを先に獲ってそれから世界、全部獲りたいと思ってます。』

 

――分かりました。それでは試合への意気込みを最後に改めてお願いします。
宮元 『今回はインターナショナル王座も欲しかったし、国崇選手も尊敬する選手で前からやりたかったので、練習も追い込んで、自信もモチベーションもいつも以上にかなりヤバい状態です。メインは大和選手ですけどKOで終わらせて、メインの試合より一番印象に残る、インパクトのある試合をしたいです。』

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