2015年09月11日 悠矢×皇治インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2015年09月11日のニュースです。

2015年09月11日ニュース

悠矢×皇治インタビュー!

WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座を争う悠矢(大和)と皇治(SFK)の一戦は、13年12月のHEATライト級王座決定戦以来の再戦となる。『次やってももう勝てないんじゃないかって思うぐらい、圧倒的に勝ちます』(悠矢)、『何度やっても一緒だっていうのを分からせる」(皇治)と互いを強く意識する両者。リベンジか、あるいは返り討ちか!?

悠矢 

――試合を前にすっかり秋めいてきましたが、調子はいかがですか?
悠矢 『いいです。夏は普通にいつも通り、遊びましたけど、対戦相手が決まらなかっただけで09月に試合があるのは分かっていたので、トレーニングはずっとしていたし大丈夫です。ジムのみんなで海へ行ったり川へ行ったりとかはしましたけど、その中でも走り込みはしてました。夏は来年もあるのでまぁいいかなと。』

 

――では今年は夏を満喫するより試合に集中と。
悠矢 『負けたくないので。何に負けたくないかって皇治に負けたくないので。』

 

――13年12月以来の再戦となる今回ですが、皇治選手の印象を教えてください。
悠矢 『あの時は何て言うか、僕も舐めていた部分があって、練習もそうですし、でもあの時に比べたら練習内容も気持ちももう全然違うんで。』

 

――最近は激闘を連発している悠矢選手ですが、何か変わるきっかけがあったのでしょうか。
悠矢 『あの負けですかね。あれでもうちょっと真剣にやらなアカンなと思って。あれから、皇治に負けてから1回も負けてないので。』

 

――では、あの敗戦が結果的には変わるよいきっかけになったというか。
悠矢 『まぁそうですね。同じ年ですし、余計にちょっと。タイプも似てるじゃないですか。僕は名古屋でバーッとやって、あいつも神戸でバーッとやって。楽しみです。』

 

――選手としての印象はどうですか?
悠矢 『うーん、何があれかとかは特になく、やりやすいというか、僕と合うと思います。でも今回はヒジありなので、ヒジありで僕に勝てると思ってるのかな? っていう感じです。あいつヒジありで試合したことないんじゃないですかね。』

 

――悠矢選手はヒジありとヒジなし、どちらのルールでも試合をしていますがどちらが得意ですか。
悠矢 『僕は今ヒジありの方がちょっと得意なので、正直舐めてる訳でも自惚れてる訳でもないですけど、負ける訳ないのになと思ってます。僕はヒジありのチャンピオンですよ。ヒジありのチャンピオンにヒジなしのチャンピオンがヒジありで試合をして、勝てると思ってるのかなって。ズタズタにできると思います。』

 

――では今回は大いに自信ありと。
悠矢 『はい、自信ありですし、かかってこいっていう感じです。』

 

――今回はWBCムエタイ日本統一王座が懸けられていますが、これについてはどうでしょう。
悠矢 『僕の中ではこれを獲れば、とりあえずはこれ以上の何かっていう目標はないです。とりあえずこれを獲っておけば、日本統一のベルトで正真正銘の日本チャンピオンって言えるので、それでいいかなって。皇治も今回このタイトルマッチをやって僕に負けたとしたら、WBCの挑戦権はもうないと思うので、必死になって来るのは分かっているので、それを切り倒したいですね。』

 

――前回の試合と今回の試合の悠矢選手は別人だと。
悠矢 『もう全然違います。皇治のことなんか名前も知らなかったですし、誰かも知らなくて、完全に舐めてました。だから今回は大丈夫です。』

 

――それでは最後に改めて意気込みをお願いします。
悠矢 『もう圧っ倒的に勝ちたいです。圧っ倒的に。誰が見ても、次やっても悠矢にはもう勝てないんじゃないかなって思うぐらい、圧っ倒的に、死ぬ気で行きます。楽しみにしていてください。』

 

皇治 

――仕上がり具合はいかがですか?
皇治『減量がちょっとシンドいぐらいで順調だし、(SFK)寒川代表がすごく対策を練ってくれています。苦手なタイプじゃなくてやりやすいタイプなので、大丈夫だと思います。』

 

――悠矢選手の印象をお願いします。
皇治『たしかに強くてハードパンチャーとは思いますけど、前回HEATのタイトルマッチの時にも1発ももらっていないので、今回ももらうことはないかと思ってます。』

 

――前回の対戦でもう見切ったというか。
皇治『そうですね、見切ってますね。どれだけパンチがあっても当たらなかったら意味がないので。まぁ、当たらないかなとは思ってます。悠矢選手は強いって認めてますけど、あの時も自分は4R戦った後で、あの子は1Rしか戦ってなかったので、そういう面でも結構実力差はあるんじゃないかなと思ってます(※HEATライト級王座を懸け4人参加のワンデートーナメントとして行われ、悠矢は1回戦を初回KOで突破したのに対し、皇治は延長4R TKOで初戦を突破していた)。』

 

――1年9ヵ月が経ち再戦となりますが、どう感じていますか?
皇治『向こうも勢いがあると思いますし、向こうがやりたいと言っているのも聞いていたんですけど、自分にはあまりメリットがないかなと思っていたんです。でもあれから向こうも勝ち続けて、ましてやWBCのタイトルに出してもらえるっていうことなので、それだったらやろうと決めました。前回勝ったとかはもう1年9ヵ月も前の話なので、そんなに思ってないですけど。』

 

――その後の悠矢選手の試合は見ていますか?
皇治『体が大きくなったなとは思いますけど、それ以外はそんなに変わってないんじゃないかなと思います。こっちは全体的に強くなってるっていうのはあります。1年9ヵ月前は判定で決着でしたけど、今回はKOで決着をつけようかなと思ってます。』

 

――皇治選手はいつもたくさん応援の方が会場にいらしてますね。
皇治『自分は日本で一番チケットを売ると思っていて、関西では500人とか超えるんです。やっぱり関東の選手がピックアップされがちですけど、関西にも自分みたいのがいますし、今は露出しているのがK-1とかですけど、WBCはすごく有名なタイトルなので、それを獲ってWBC代表みたいな形でK-1の人たちと戦えたら理想かなと思います。有名になるためにやっているので、今回のWBCはチャンスだなと思ってやらせて頂きます。今回もバスで200人ぐらいは来るんじゃないかと思います。』

 

――今回の試合で皇治選手のことを初めて見る方もいると思うので、ご自身がどんな選手か紹介をしてください。
皇治『プロなので面白い試合をしますし、自分は強さも人気もカリスマ性もあってのプロやと思っていて、その辺も全部負ける気はしないので、そういう戦い以外のところも見てほしいです。』

 

――それでは再戦となる試合への意気込みをお願いします。
皇治 『何度やっても一緒だっていうのを分からせなアカンなと。あとさっきも言ったんですけど、関東の奴ばっかりピックアップされているので、関西からもおるっていうのを分からせたいですし、寒川代表っていうすごい作戦を立ててくれる会長がいるので、その人が言うことをしっかり聞いて、悠矢選手をぶっ倒してベルトを獲ります。』