2016年03月02日 DUELプロデューサー坂上氏が斬る!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2016年03月02日のニュースです。

坂上プロデューサーの試合分析!

DUELプロデューサー坂上氏が斬る!

いよいよ今週末06日に開催が迫った『DUEL.5』(神奈川・海老名総合体育館メインアリーナ)。NJKF全階級トーナメント『NEW JAPN WARS Ⅱ』ライト級決勝、スーパーフェザー級ランカー対決、ムエタイ強豪ゴーンサックの再来襲、そしてWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者決定戦と溢れる興行の見どころを、地元・神奈川での開催で気合いの入る坂上顕二DUELプロデューサーが斬る!

波賀宙也×鷹大

 

波賀選手は13年09月のタイトルマッチでベルトをあと一歩のところで逃して、その後は王者の宮元選手が防衛戦をせずにインターナショナル王座へ上がってしまい、不運なところがありました。DUELでもこれまでメインを張ってカメンノーイに勝っていますし、連盟の王者としても期待したいところです。鷹大選手のパンチとローが勝るか、あるいは波賀選手の首相撲にはまってしまうのか。観客が盛り上がる好勝負を見せてほしいと思います。

 

階勇弥×ゴーンサックシップンミー

 

昨年フォンロワンにKO負けしてしまった階選手ですが、年末にラジャダムナンスタジアムで勝ってきて、この試合にも“やる”という意気込みがありました。試合に関してはゴーンサックの左ミドルを防ぎ、どれだけさばいて階選手が前に入れるか。ゴーンサックには海老名で思いっきりムエタイをアピールしてほしいし、階選手にはNJKFのチャンピオンとして倒しに行ってもらいたい。連盟の王者として対戦を受けた意地を見せてほしいと思います。スーパースターのゴーンサックですが、階選手の勇気に期待します。

 

琢磨×牛若丸昌彦

 

琢磨選手は体が強くて攻撃力があり、ポテンシャルの高い選手です。MOMOTARO選手(WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)にも2度勝っていて実績があります。笹羅歩選手とのNJKFタイトルマッチも敗れはしましたが、甲乙つけ難い内容で、強さを持っている選手です。対して牛若丸選手は最初にトントンと勝ってきて、ランキング入りしてから苦労している印象です。選手としての“化けどころ”を失ってしまったというか。ただ、前回判定負けになったことでどれぐらい悔しい思いで練習をしてきたか。選手が“このままでは終わりたくない”と本気で思わなければ化けることはできません。なので、牛若丸選手がどれだけ気持ちを入れ替え練習してきているか。琢磨選手は復帰戦で気合いを入れてくると思います。

 

半田喜蓮×NAOKI

 

テクニシャンの半田選手に対し、NAOKI選手はテクニックはもちろんパワーがあるので、組んでしまうとNAOKI選手に分があるんじゃないかと思います。NAOKI選手はコンゲンチャイとやった時にもかなりの非凡さを見せていて(昨年07月に対戦しドロー)、良い選手だと思います。気持ちの強さと攻撃力のあるNAOKI選手に対し、半田選手はスピードで上回ることができるかだと思います。