2016年04月22日 羅紗陀×ヤスユキ インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2016年04月22日のニュースです。

2016年04月22日ニュース

羅紗陀×ヤスユキ インタビュー!

『NJKF 2016 2nd』(05月08日、東京・後楽園ホール)で2年3ヵ月ぶりに復帰する羅紗陀(キング)と対戦するヤスユキ(Dropout)。羅紗陀を「ずっと対戦したかった相手」と評した上で、“強い選手とやる”自身のテーマにも沿った相手として、試合に臨む独自の世界観と心境を語った。また、先んじて梅野源治との対談で試合への意気込みを語った羅紗陀も、改めてヤスユキ戦へのコメントを寄せた。

ヤスユキ 

――まずは前回、ラジャダムナン・ライト級王者ヨードレックペット戦を振り返っていかがでしょうか。
ヤスユキ 『自分としてはまぁまぁの出来だったのかなと思います。結果としては負けちゃいましたけど、まだまだこれからです(笑)。すごい実力差を見せつけられたらそれまでかなと思っていて、でもタイ式判定では負けたなと思いましたけど、格闘技として考えたらまだまだ行けるかなと思います。』

 

――左ハイキックを決め、相手をグラつかせた場面も見られました。
ヤスユキ 『でも、全体的な流れとしては負けはしょうがないですね。』

 

――大一番を経て何か心境の変化はありませんでしたか?
ヤスユキ 『何もないですね、もう本当にただ過ぎただけです。誰が相手でもそうで、もちろん勝ったり負けたりは付いてくるんですけど、ただ通り過ぎていくだけです。これから先もいろいろカードが決まってますけど、気が付けば通り過ぎてるんじゃないですかね。』

 

――では、そのことはタイの現役王者が相手でも変わることはなかったと。
ヤスユキ 『そうですね、もう通過しちゃいました。』

 

――そういった中で05月の羅紗陀戦が近づいてきました。
ヤスユキ 『ずっと対戦したかった相手なので、オファーを頂いた時はすぐにやりたいと言わせてもらいました。ヒジもできるし、ハイキックも上手で、総合的に強い選手で何でもできると思います。自分のテーマというのは“強い選手とやる”っていうことなので、そういう意味ではすごくテーマに沿った相手ではあります。』

 

――羅紗陀選手のことは以前から強いと認めていた?
ヤスユキ 『そうですね。印象としてはオールラウンダーですけど、でも強い選手って結局みんなそうなんですよね。何でもできた上で、その上で何か武器があるっていう感じで。(羅紗陀は)偏りがあまりない選手かなって思います。だから毎回そうですけど、対策っていうほどのものは特にないです。普段から僕は大体のイメージで、“こんな感じだろうな”ぐらいでしかやらないです。』

 

――では、そのやり方は今回も変わらない?
ヤスユキ 『それは今回も変わりません。ただ今回は3Rなのでピッチを早めたいなとは思います。配分をしっかりやって3Rで全力を出し切るような試合をしたいです。』

 

――先んじて行われた梅野選手と羅紗陀選手の対談で、梅野選手は羅紗陀選手の勝利を予想していますが、これについてはどうでしょう。
ヤスユキ 『まぁ予想っていうのは……やってみないと分からないですよね(苦笑)。それしか言えないです。もちろんお互い勝つつもりでやりますから、その中でどういう試合の流れになるのか。そういう意味ではすごく楽しみな一戦です。(羅紗陀は)2年3ヵ月ぶりの復帰なので、スタイルもガラッと違うかもしれないし、どんな形で来るのかあまり想像がつかないので。開けてビックリな試合になるかもしれなくてとても楽しみです。“おぉ、こう来たか!”みたいな感覚があったらいいですけど。』

 

――そうは言っても、羅紗陀選手がどう来ても対応できる自信を持っているようですね。
ヤスユキ 『そうですね、普段からそういう練習はしています。』

 

――それでは最後に試合を楽しみにしている方、来場されるファンにメッセージをお願いします。
ヤスユキ 『今までもずっと強い選手と対戦してきたので、そういう過去の流れも踏まえて、いろいろな角度から試合を見てもらえたら嬉しいです。やっぱり相手に何もさせずに封殺っていうか、でもしっかり印象付けて勝ちたいっていうのはあります。だから自分の攻撃もしっかり当てたいですし、誰が見ても「勝ちだろう」っていうそういう試合をしたいです。』

 

羅紗陀 

羅紗陀 『(ヤスユキの)動画は若干見ましたが、そこまでは見ていません。大体頭の中に想像できているので、そんなに見なくても大丈夫です。あとは相手がどうのこうのじゃなく、自分のパフォーマンスがどれだけ上がるかっていうことだと思います。リングに上がってみないと分からない部分はありますが、練習での感じはいいしバッチリです。調子はいいし、行けると思います。いや、行けます。自分のフィールド、流れにしてできればと思います。それを崩してくると思うんですけど、崩されません。ヤスユキ選手の伝説を粉砕します。』