2016年04月29日ニュース│キックボクシング ムエタイ・ニュージャパンキックボクシング連盟 | NJKF | ニュージャパンキックボクシング連盟

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2016年04月29日ニュース

一戸総太×駿太 インタビュー!

『NJKF 2016 2nd』(05月08日、東京・後楽園ホール)では一戸総太(WSRフェアテックス)と駿太(谷山)によるWBCムエタイ日本統一フェザー級次期挑戦者決定戦が行われる。一戸はWPMF(スーパーバンタム&フェザー級)、駿太はWMAF(フェザー級)と、どちらも世界王座を手にした者同士。WBCムエタイ日本フェザー級王者MOMOTARO(OGUNI)への挑戦権を巡る一戦となるが、「やるのは楽しみ」(一戸)「いい感じでレベルの高い戦いができる」(駿太)と、ともに好勝負を予感している。

一戸総太――試合が10日前に近づいて調子はいかがですか。
一戸 『いつも通り順調です。僕は試合前と普段で練習は変わらなくて、普段いろんな練習をして引き出しをいっぱい作っておいて、それで対戦相手が決まったら相手にはまる作業、イメージトレーニングだったり使えそうな技を復習したり、組み立てておく感じなんです。』

――今はもう長いキャリアと十分な実績がありますし、どんな相手が来ても対応できる多彩な引き出しがあるのではないですか。
一戸 『そうですね、何でもできます。』

――では、そんな中で今回の相手となる駿太選手の印象をお願いします。
一戸 『やっぱり一流のトップファイターでずっとトップにいた選手で若手選手とは違う技術・違うものを持っているハズなので、そういうものは気を付けますが、でもやるのは楽しみです。自分が新人の頃にもうトップでチャンピオンでいた選手だし、僕はバンタムスタートで階級が違うのでやることはないと思っていたんですけど、フェザー級まで上げてきて、そのうちやるかなってちょっと思ったんですけど、笹羅選手に勝った時にこれはやるなと思って、楽しみにしていました。』

――「楽しみ」というのは手が合いそうということでしょうか。
一戸 『駿太選手は正統派のキックボクシングっていうスタイルなので、自分はやりやすいかなって思います。自分もどっちかっていうとそういう感じだし、トリッキーよりは教科書通りのスタイルの方がやりやすいです。』

――そういった点では、先日のTAaaaCHAN戦はやり辛かったのではないですか。
一戸 『そうですね、やり辛かったですけど、取るところを取って深追いせず、リスクを負わないよう勝ちに徹して戦えました。3Rの最初あたりで、もう相手は出てこないなと思ったので、相手のエンジンが掛かる前にポイントだけ取って、後は逃げてとかそういう感じで。自分は相手の精神的なものも見ながら戦っているんです。』

――では傍目では分からない、そういう読み合い・駆け引きをされているのですね。
一戸 『そういったことも僕は得意で、相手が好きそうな時に引くんです(笑)。逆にその火を消してから自分がまとめて当てるっていう感じで。だから相手は対応できないと思います。これは今までやってきた勘であったり経験だと思います。それで相手が不完全燃焼で終わるような、いやらしい戦い方をしています(笑)。相手にしたら“行けそうなんだけど何なんだろう?”っていう、そういうモヤモヤのまま終わるんですけど、それは自分の作戦にドハマりというか(笑)。』

――今回は一戸選手以上のキャリアを持つ駿太選手が相手ですが、そういった駆け引きの面ではいかがでしょうか。
一戸 『駿太選手はタイ人ともやっているし、だからそういうのも分かっていると思います。タイ人はそういう駆け引きが上手いんです。僕はそういうものをタイ人と一緒にいたり戦ってきたから身につけたんですけど、駿太選手もそういうのは分かっていると思うので、作戦はいろいろ作って試合をやりながら変えていきます。』

――フェザー級という階級にはもう慣れましたか?
一戸 『パワーとか技術は負ける気はしないんですけど、リーチの差が毎回“遠いな”って思います。だからそこを一番気を付けています。でも今はだいぶ慣れてきました。』

――この試合はWBCムエタイ日本統一フェザー級王座の次期挑戦者決定戦となりました。
一戸 『WBCの査定試合みたいのを何試合かやらせてもらって、でもなかなかタイトル挑戦はできなくて、ようやくここまで来た感じです。結構長かったですね。けど逆にリーチ差とかを練習できたので、MOMOTARO選手には残念かなって(笑)。いきなりやってたらリーチ差にビックリしていたかもしれないので。だからこの期間でいい練習ができたし、自信を持って行けます。』

――分かりました、では最後に改めて駿太戦への意気込みをお願いします。
一戸 『大先輩の選手で、レジェンドっていうか殿堂入りするような選手なので、その人と戦えるのは嬉しいし、その人に勝って駿太選手の分も背負ってタイトルマッチに行ってチャンピオンになりたいと思います。』

駿太――試合を直前に、まずは調子から教えてください。
駿太 『いい感じのピーク具合で、かなり疲れています。動きたくない感じはあるんですけど、でも動くと動けちゃうみたいなところもあって順調です。最近は練習もやり方を変えて、戦術というか自分の中でガチっとハマるものが1つあって、それが今までやってきたものと繋がった感じなんです。』

――具体的にどういったことか、もう少し教えてもらえますか。
駿太 『自分の中で閃いて、できるようになった技が1つあって、そうしたら他の技に繋がっていって、それが練習では出ているんですけど、試合で出るかは分からないです(笑)。ただ前々回のMOMOTARO戦は不完全燃焼というか出し切れないで終わったんですけど、今回はその時に比べれば出せる確率が高くなっているかなっていう風に思います。』

――MOMOTARO戦の前にもお話を聞き、その時は非常に調子がいいと事前に話していました。
駿太 『そう、調子は良かったんですけど、全然噛み合わなかったっていうのと、想定していた3Rの感じにはならなかった、というか出来なかった感じです。頭の中では考えていたんですけど、普段3Rではやっていなくて、それが上手く出なかった感じがしました。』

――やはりブランクが作用したのでしょうか。
駿太 『そこがぶっちゃけ分からないんですよね(苦笑)。でも、噛み合わなかったり自分の試合ができなかったところがあるので、やっぱり(ブランクの影響が)あったのかなとは思います。』

――続いて2月の笹羅戦は初回TKOで早い決着になりましたが、そういった影響というのはいかがでしたか?
駿太 『あの試合も分からない感じで、立ち上がりはMOMOTARO戦より全然リラックスしていて“少しずつ崩していこうかな”と思っていたら、その時に当たったものがああいう感じになってそれで終わったんです。だからまた仕切り直しという感じになっていて、完全復活している感じではないです。』

――でも、変わらず練習での感触はいい?
駿太 『ラントレとかもやっていて、今はまた体の機能が上がってる感じがあるんです。ランのタイムも良くなっているし、動き的にも周りからも「キレが上がってる」とかよく言われるようになってきて、だから体の機能とかそういうのは上がっていると思います。』

――そういった中で一戸戦を迎えますがいかがでしょうか。
駿太 『総太くんも結構(キャリアの)長い選手ですよね。自分としてはそういう玄人の選手の方が自分のやってきたことが出せるかな、噛み合うかなっていう感じがあります。奇をてらった感じではなく、少しずつ崩しながら徐々に徐々にみたいな感じで、探り合い・駆け引きしながらやってくる選手なので、だから自分としてはいい感じでレベルの高い戦いができるかなと思っています。』

――そういった戦術面に加え、技術的にはどんな印象がありますか。
駿太 『ディフェンスが上手いかなっていう印象はあります。やっぱりムエタイな感じでそういうのに長けてるなというか、ミドルを蹴ったり、その後に取られないようにしたり、前蹴りが上手かったりローのタイミングが良かったり、全般的に足技が上手いし、何でもできる感じで、穴が少ないかなと思います。』

――前々回の復帰戦、そして短期決着だった前回を経て、遂に今回は練習で体感している調子の良さが発揮されるのではないですか。
駿太 『だと思います。それが本当に自分の中でも楽しみです。今回は“これから”っていうところを本当に見せたい試合で、前回は“これだけ動くんだよ”っていうところ見せるのが課題で、それがまだクリアできていないし、自分の思い描く理想ではありませんでした。』

――では、その動きが見られることを期待しつつ、試合への意気込みをお願いします。
駿太 『これはもう勝つのみです。前回も「勝つのみ」って言っていたんですけど、これでまたブレて「楽しい試合をしたい」とかっていう感じにしていたら自分の中でも崩れちゃいそうだから、とにかく勝つしかないです。いい試合ももちろんしたいですけど、勝つことが優先でやりたいし、これに勝てればMOMOTAROくんにリベンジができるし、WBCムエタイのベルトはやっぱりすごく欲しいので、これは絶対獲りに行きます。』

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