2016年11月24日 健太×サモン・デッカー インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2016年11月24日のニュースです。

2016年11月24日ニュース

健太×サモン・デッカー インタビュー!

『NJKF 2016 7th』(11月27日、東京・後楽園ホール)では健太(E.S.G/WBCムエタイ世界12位・日本統一王者)とサモン・デッカー(スウェーデン/WBCムエタイ世界13位)によるWBCムエタイ インターナショナル ウェルター級王座決定戦が行われる。試合は興行最終試合に置かれ、NJKF20周年記念興行を締めくくる一番となる。“褐色のナルシスト”から“世界のナルシスト”へ――。来年本格的な世界進出を目指す健太、そしてベルトを争うサモンが意気込みを語る。

健太 

――試合まであと10日というタイミングでこのインタビューとなりましたが、仕上がり具合はいかがでしょうか。
健太 『もう今年8試合目ですし、いつも通りです。今回もいつも通りケガもなく順調です。調整方法に関してはもう習慣になってきています。』

 

――試合10日前の段階だとどのようにされているのしょうか。
健太 『まだ練習も食事も減らす訳でもなく通常通りです。練習は4日前までやります。最後の1週間は練習量を落とすんですけど、強度は変えません。ただ最後の1週間は減量して食事を一気に減らすので、無理して練習するとオーバーワークになってしまうので、強度を落とさず量を少なくしてっていう感じです。』

 

――試合へ向け特別に練習と食事を改めるのは最後の1週間だけなのですね。
健太 『それで整えられるよう普段から、いつでも試合ができるよう準備はしている感じです。試合に向けて一から体を作ったりするのはやっぱり大変なので、いつでも行ける状態にしておいた方が結果的には楽ですね。オファーがあればいつでも行けます(笑)。』

 

――では、「今年最後の試合になります」という感じで聞こうと思っていたのですが、もしかしたら12月も……
健太 『もちろん今年最後の試合だなんてサラサラ思っていないです(笑)。12月もどこか試合ができないかなと思っています。大募集中です(笑)。』

 

――分かりました。なのですが今年終盤の試合には間違いがなく、タイトルマッチで2016年のNJKFを締めくくる大一番を前にいかがでしょう。
健太 『今年初のメインで、NJKF20周年の最後の試合で、僕もNJKFの後楽園興行に上がったのがちょうど10年前の11月23日、真王杯の決勝だったんです。だからちょうど10年で、あれがNJKF後楽園のデビュー戦なんです。』

 

――さらに、健太選手は11月の試合はこれまで負けたことがなくゲンがいいそうですね。
健太 『そういえば11月はいつも勝ってるなと思って調べてみたら、11月の後楽園興行は7戦して全勝なんです。』

 

――さそうやってお聞きしてくると、初後楽園から10年だったり、いろいろゲンのいいデータが揃っていますね。そんな中でも20周年記念興行のトリですから大役です。らに、健太選手は11月の試合はこれまで負けたことがなくゲンがいいそうですね。
健太 『やっぱりそれにふさわしいレベルの高いものを見せたいっていうのはあります。相手もゴリゴリ来るタイプでメンドくさい相手だとは思うんですけど、そこはホームなので踏ん張らない訳にはいかないです。いつも言ってることですけど何が何でも勝ちます。』

 

――サモン選手の相手を削っていく戦い方というのは、健太選手自身のスタイルでもあります。
健太 『そうなんです、得意分野で通用しないとやっぱり世界で通用しないっていうことになってしまいます。でも、逆にこのスタイルで相手を削れれば、このスタイルで突き進むんだっていう自信になると思います。そういった意味で非常に楽しみです。今ちょうど10戦負けなしで結果が出てきて、スタイルが確立されてきているので、それが世界に通用するかっていうところですね。なのでこれで自信を深めて、来年は世界進出したいです。このベルトはそのための、世界への切符だと思っています。』

 

――自身にとってもNJKFにとっても大一番となるこの一戦へ向け、改めて意気込みをお願いします。
健太 『20周年のNJKFと、NJKFで育てて頂いた僕の10年の集大成を見せて、来年は世界へ羽ばたきます。その切符を全力で取りに行きます。世界でナルシスポーズを流行らせて、“世界のナルシスト”になるのが今の目標です。』

 

サモン・デッカー 

――対戦相手・健太選手の印象をお願いします。
サモン 『今回試合が決まってから映像を見ましたが、パンチとローキックが非常に上手い選手だと思います。ですが、首相撲がそんなに得意ではない感じだったので勝てると思います。』

 

――今回、WBCムエタイ インターナショナル王座決定戦に選ばれどんな気持ちでいますか?
サモン 『今回このように選んでもらえて非常に光栄ですし、このチャンスを機にもっと有名になりたいと思っています。』

 

――サモン選手のここまでのキャリアについて教えてください。
サモン 『ムエタイは7年前、私が19歳の時に始めました。最初はそんなにシリアスにトレーニングをしていなかったのですが、タイに来てからは真剣にトレーニングに取り組んでいます。今はムエタイで生活をしていますし、私の全てをムエタイに捧げています。』

 

――日本で試合をすることにはどのように感じていますか?
サモン 『初めての日本なので大変興奮していますしとても嬉しいです。この試合がどんな戦いになるか……私自身もとても楽しみにしています。』