2018年05月30日 『DUEL.15』試合結果総評!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2018年05月30日のニュースです。

2018年05月30日ニュース

『DUEL.15』試合結果総評!

NJKF初の栃木興行となる『DUEL.15』が27日、県内のニューサンピア栃木に超満員札止めとなる1,030人の観衆を集め開催された。 写真撮影_東田将斉(GAT)

3試合が用意されたメインイベントの第3試合、興行のトリとなる一番には地元VERTEX(真岡市)所属の智也(NJKFライト級7位)が登場。東北の立ち技イベント『聖域』スーパーライト級王者である中島崇(PCK亘理/L’antredulion)を迎え撃った。
開始からダッシュして跳び前蹴りを放ち地元興行の意気込みを見せた智也だが、中島も前へ来たところに右クロスをカウンターで合わせ智也の左目を腫れ上がらせる。右ローで攻める智也だが、中島はやはりそこへ右ストレートのカウンター。智也は被弾しないよう距離を取った上で右ローを続行し、意識を下に引きつけた上で右ストレートを打ち込みダウンを奪う。さらにラウンド終盤も再度右ストレートをを打ち込み、中島の腰を一瞬落として初回を終える。
2R、智也は打ち気にはやらず右ローを中心に試合を進め、中島のパンチをブロックあるいはかわして当てさせず、パンチとローのコンビネーションで2度のダウンを奪取。最後も左ミドル、右ローと襲ったところでレフェリーが間に入って試合をストップ。地元のメインイベンター智也のKO勝ちで興行は大団円となった。

メインイベントⅡはこれも地元VERTEXから出場となる弁慶と、この05月からNJKFに加盟となった橋見塾所属ルシファーの対戦。
サウスポーから得意とする左ローを飛ばし、これを効かせた弁慶は前に出て打ち合いへ。さらに左ロー、左ミドルと蹴りを忘れず入れていくが、パンチを交錯させたところでルシファーの放った左ミドルがレバー付近に直撃。たまらず崩れ落ちた弁慶は立ち上がることができず、劣勢にあったルシファーが逆転勝利を果たした。

これまで3階級で6本のベルトを獲得してきた栃木出身の晃希と、デビュー戦こそ敗れたがそこから5連勝、前回はNJKFライト級1位のベテラン村中克至を破った注目株・野津による対戦。
前に出る戦いを信条とする野津はグイグイと出て間合いを潰し、晃希の技を封じる。晃希もしかし、そこへヒジを振るってカットを奪う(1R)。経験豊富な晃希は2Rに入ると野津の戦法に対応を見せ始め、離れた位置でのミドル、組んだ際のヒザと入れ野津を嫌がらせる。
3R、なおも前に来る野津に晃希はフックを合わせ、組んでもヒザで優勢。さらに後半はフックとアッパー、回転ヒジも見舞って攻勢を印象づけ終了。下克上を許さず順当に勝利を収めた。

山浦は前日計量で規定体重をクリアできず、減点1からのスタート。試合はムエタイスタイルの山浦が前蹴りとミドルを当てて距離を掌握し、組んでも投げて試合のペースを握る。しかし右ローを当て、後ろ回し蹴りなど大技を繰り出す真沙希に減点分を覆すには至らず、地元の真沙希がランカー対決を制した。

ともに10代、ジム秘蔵っ子同士の対戦となった一戦は、均衡の崩れない勝負となったが、地元選手として応援を後押しにしたZERO(宇都宮市)の鈴木が終盤に後ろ回し蹴り、跳びヒザと大技を交えたラッシュで攻めて2-1の判定勝ち。接戦をものにした。

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