2018年09月11日 MOMOTARO×一仁 インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2018年09月11日のニュースです。

2018年09月11日ニュース

MOMOTARO×一仁 インタビュー!

『NJKF 2018 3rd』(09月22日、東京・後楽園ホール)で1年ぶりのNJKF出場を果たし、興行のトリを務めるMOMOTARO(OGUNI/前WBCムエタイ インターナショナル フェザー級王者)。アウェーでの戦いが続いたこの1年はヒジなしルールにも挑み、新たな武器や戦い方を模索した時間でもあった。

 

05月に戴冠を果たした一仁(真樹ジムAICHI/J-NETWORK同級王者)に対し、ここまで積んできたキャリアの差を見せることができるか。

 

MOMOTARO

 

――NJKFには昨年09月以来、ちょうど1年ぶりの参戦となります。
MOMOTARO 『そんなに空いたんですね。アッという間の気がします。この1年は違うルールでもやっていい経験になりましたし、使える技とかも勉強になったので、それを活かして今度はまたヒジありルールでも頑張っていこうと思っています。』

 

――自身の幅がさらに広がった感じでしょうか。
MOMOTARO 『そうですね、パンチはそこまで自信がなかったんですけど、この1年でヒジなしルールでも戦えないってことはないなっていうのを感じたので、これからもどちらのルールでも挑戦していきたいなっていうのはあります。』

 

――アウェーでの戦いが続きましたが、その間にはフランスでの試合もありました。
MOMOTARO 『首相撲でタイ人以外の選手にやられるっていうのは自分でも驚きました。正直自信もあったので、ヨーロッパの選手にそこまで首で削られるっていうのはショックでした。距離を潰されて首の展開へ持っていかれた感じだったんですけど、そこでも“こうやっておけば”っていうことが勉強になったので、いい経験にはなりました。』

 

――では、そういった苦い面も含め、様々な経験を積んでくることのできた1年だったと。
MOMOTARO 『そうですね、だからこの経験を活かしていきたいです。今回は自分自身でも試合が楽しみで、ヒジなしルールの時でもムエタイジムへ行って首相撲の練習はやっていましたし、ルールの違いは特にそこまで気にしていないです。』

 

――対戦相手、一仁選手の印象はいかがでしょう。
MOMOTARO 『一度自分の後輩が戦って負けてしまったんですけど、その試合を見たら、気持ちが強くてガンガン前に来て、組んで倒してみたいな展開で勝利していたので、そういう戦いをさせないよう、自分のスタイルで距離を取って倒せる時倒しに行く、新しいスタイルを出したいです。』

 

――今はその倒しに行く新しいスタイルの確立に着手しているのでしょうか。
MOMOTARO 『いつも効いていても行かないで見ちゃって、それで判定勝ちっていうのが多かったので、今回の試合では行ける時に行くっていうそれを出したいです。メインですし。』

 

――いつ頃からそういったスタイルを変えようという心境の変化があったのですか?
MOMOTARO 『1年ぐらい前からですかね。ですけどそこでちょっと空回りしてしまった部分もあったので、そこはやはり経験を活かしたいです。』

 

――では、無暗に行くのではなく、“行ける時は行く”感じでしょうか。
MOMOTARO 『そうですね、倒しに行くというより“行ける時があったら行く”というのが課題です。その行く場面というのはは作れると思うので。』

 

――上位陣と戦い倒すことで上がってきたMOMOTARO選手ですが、最近はすっかり逆の挑まれる立場となってきましたね。
MOMOTARO 『どんどん若い子も出てきて、これからもそういう試合が続くと思いますので、負けないようにと思っています。いつもは健太さんがいてそのちょっと下みたいな感じだったんですけど、今回は本当のメインという感じでやらせてもらうので、そこもちょっと気にしてメインらしい試合、お客さんに喜んでもらえる試合をしたいです。』

 

――最後に試合の意気込み、メッセージをお願いします。
MOMOTARO 『久々のNJKFなので、みなさんによい試合を見せれるよう、“またMOMOTAROの試合を見たい”と思えるような試合をしたいと思います。』

 

一仁

 

――前WBCムエタイ インターナショナル王者であるMOMOTARO選手との試合が近づいてきました。どんな心境でしょうか。
一仁 『試合の連絡を受けて最初はもうほんと武者震いみたいな感じがありました(苦笑)。でも時間が経つにつれ、怖さもあるけど嬉しいというか楽しみです。仕上がりもいい感じになってます。』

 

――何かMOMOTARO戦へ向け、特別な取り組みだったりはされたのでしょうか。
一仁 『普段通りなんですけど、トレーナーが今までの人から変わって、マキ・ピンサヤーム先生がミットを持ってくれているので、いつもより攻撃的なスタイルに変わっていると思います。』

 

――タイ人トレーナーの指導を受け、一仁選手もムエタイスタイル?
一仁 『基本的には全部できるんですけど、僕もMOMOTARO選手のように蹴りが得意なので、お互いの蹴り対決が見せられればと思います。』

 

――得意とされる蹴り技について教えてください。
一仁 『元々空手をやっていて、コンビネーションの中で出す蹴りもそうですけど、やっぱり基本的に教わっているミドルキックは右も左も自信があります。』

 

――では、先ほどの予告のように試合は蹴り対決になる?
一仁 『そうですね、蹴り合いでも面白いと思うんですけど、パンチでも蹴りでも首相撲でもMOMOTARO選手はやっぱりすごく強いので、全部を使って勝ちたいです。』

 

――そんなMOMOTARO選手の印象をさらに詳しくお願いします。
一仁 『試合が決まってから結構動画を見たんですけど、独特というかすごく自分を持っている選手で、間合いとかも上手いし、やっぱり基本ができるからああいう変則的な動きができるんだと思います。僕は空手の技を出すとかはないんですけどやっぱり空手の経験は活きていますし、そこに今教えてもらっているムエタイをプラスして試合で出したいと思ってます。』

 

――それでは最後に、試合へ向けての意気込み、メッセージをお願いします。
一仁 『試合はベルトを獲った05月以来で、やっぱりチャンピオンなので下手な試合はできないですし、練習に対する取り組みも変わりました。05月より絶対強くなった姿を見せれると思います。MOMOTARO選手は名前も売れてるトップ選手なので、ここで勝てば僕の名前も売れるし、WBCの方にもどんどん出てベルトを狙っていきたいので絶対勝ちます。』