2018年09月13日 新人×宮崎勇樹 インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2018年09月13日のニュースです。

2018年09月13日ニュース

新人×宮崎勇樹 インタビュー!

『NJKF 2018 3rd』(09月22日、東京・後楽園ホール)ダブルメインイベント第1試合ではWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・新人(E.S.G)とMA日本フェザー級王者・宮崎勇樹(相模原Sジム)の王者対決が行われる。

今年05月にMA王者となり波に乗る宮崎に対し、新人は昨年11月WBCムエタイ日本統一王者となるもそこから勝ち星を上げられてない。新人、復活での再浮上か、あるいは宮崎が戴冠第1戦を飾るのか。

新人

――酷暑の夏となりましたが、仕上がりはいかがですか?
新人 『うちのジムは地下にあって風通しが全くないので、厳しい環境で汗だくになりながらやって、もうタイにいるような感じです(苦笑)。大きな扇風機が1台あるだけなので、夏場はかなり辛いです。みんな汗びっしょりで練習しています。だからスタミナはバッチリだと思います。調子はかなりバッチリです。』

――何か取り組みの面で変えたところはあるのでしょうか。
新人 『今回はスパーリングをちょっと多めで練習しました。ここ最近は怪我とかが嫌でスパーリングをあまりやっていなかったんです。ほんと軽いマス程度でやっていたんですけど、試合が4ヶ月ぐらい空いちゃったので、スパーリングを結構頻繁に取り入れて実戦に近くしてやってみました。やっぱり本当に試合に近いぐらいの感覚でやるので、距離感とかもアレですし、いい感じの練習ができてると思います。』

――スパーリングを多くしたのは最近の試合の反省があったのでしょうか。
新人 『そうですね、02月は1ラウンドでKO負けしちゃって、不用意にパンチをもらっちゃってというのがあったので、そういう経験から結構1ラウンド目からガツガツ来る相手にお願いしてやってもらいました。それでパンチに付き合わないであえて蹴ってとか、自分の負けてしまった時の反省を活かしてやりました。』

――好調で昨年を終えながら今年に入って2連敗、結果が出ず厳しい戦いが続いています。
新人 『体の状態とかは調子がよかったし、敵を侮っているとかも一切なかったので、ほんと自分でも何なんだろうって。前回新日本キックに上がらせてもらった時もフラッシュダウンっていうかそういう感じのダウンがあったので、今はそういうことがないよう実戦に近い感じでやっています。』

――そんな中で迎える今回の対戦相手、宮崎選手の印象をお願いします。
新人 『動画で見たんですけど右のパンチがかぶせ気味で力強く打ってくるイメージがあって、右のヒジも結構力強く打ってくるので、その辺は気をつけないといけないと思います。』

――そういった中でどんな試合を心掛けていますか。
新人 『できれば倒して勝ちたいっていうのはあるんですけど自分は倒す力もあまりないので、判定で勝ったとしても誰が見ても完勝っていうか完璧な勝利で勝ちたいです。02月の試合の時も“倒そう”っていう意識があったので、それで行っちゃったのかもしれないです。なので、今回はやっていて“倒せる機会があれば”という感じで。』

――試合へ向けての意気込みを最後に改めてお願いします。
新人 『今年に入ってNJKFの年頭行事で“どんどん勝ってMOMOTARO選手とやりたい”ぐらいのことを言ったんですけど、今は崖っぷちというか、それどころじゃないとまず思っています。ほんとギリギリの状態なので次の試合をしっかりクリアして、WBCの防衛戦も控えているので、それもしっかり防衛してまた上に行けたらと思ってます。09月29日が自分の誕生日で今回20代最後の試合になるので、その試合を勝利で飾れるよう頑張りますので応援よろしくお願いします。』

宮崎

――試合が近づいて調子はいかがでしょうか。
宮崎 『今年はやっぱり暑くてちょっとバテ気味になっていたんですけど、その分少し体力と精神的に強くなった感じがあるので、今回の試合は自信があります。』

――暑さの厳しい夏でしたが、変わらず練習を積んできたと。
宮崎 『前回の試合からあまり休みなくずっと練習しているので、仕上がりはベストな状態になると思います。暑さでランニングは結構厳しくて、最初はいつもと同じペースで走れなかったりしたんですけど、後半の方は少しずつ体が慣れてきたみたいで、いつも通りぐらいには走れました。練習の時も少し暑かったのでバテるのは早かったんですけど、涼しくなってから体力がついているのは実感できるのがあります。最近は元通りというか、元より体力がある感じになってきているので楽しみです。』

――05月にベルトを獲って以来の試合となりますが、チャンピオンとなっていかがですか?
宮崎 『より一層やる気にはなりました。やっぱりチャンピオンだからっていうプライドがありますし、自分としても“強くなきゃいけない”っていうのがあるので、今まで以上に練習が楽しみになりましたし、追い込んでる時も“もっと追い込まないと”っていう感じで、いい方に変わってきてると思います。でも内容とかはまだまだで、チャンピオンになって1発目のメチャメチャ大事な試合なので、気負わず普通に戦えば勝てない相手じゃないし、チャンピオンになったことはそこまで意識せず、勝ちに行きたいと思います。』

――今回NJKFは初参戦となるので、ご自身がどんな選手であるかを教えてください。
宮崎 『自分はそんなに技術的な取り柄はないと思います。ですけどよく言われるのが応援団の応援があって試合になっているような感じで、その応援の大きさや応援に来てくれる人たちに応える気持ちで自分は毎回試合をやらせてもらっているので、もう気持ちで勝負しかないですね。』

――たしかに宮崎選手を後押しするあの応援団の力はスゴいと思います。対戦相手・新人選手の印象はいかがでしょうか。
宮崎 『やっぱりWBCのチャンピオンになるぐらいなので、全部上手いし強いなっていうのはあります。一番は手足が長いので、やり辛いのかなっていう印象です。』

――では、そんな新人選手を気持ちで戦い攻略する?
宮崎 『そうですね、やっぱり技術とかテクニックでは敵わないと思うので、もう気持ちで行って圧を掛けて、相手のテクニックを潰すぐらいの気持ちで行きたいと思います。』

――試合への意気込みを改めて最後にお願いします。
宮崎 『チャンピオンになって1発目の試合で今まで以上に気持ちが入ってます。これで新人選手を倒して大きなところに話がもらえればいいなと思っているので、次に繋がる盛り上がる試合をして、お客さんが見て1番楽しかったなって思える試合をして、しっかり勝って地元に帰りたいと思います。絶対逃しません。』