真吾YAMATO×実方拓海と波賀宙也×知花デビット インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2018年09月14日のニュースです。


2018年09月14日ニュース

真吾YAMATO×実方拓海と波賀宙也×知花デビット インタビュー!

『NJKF 2018 3rd』(09月22日、東京・後楽園ホール)では真吾YAMATO(大和/NJKFスーパーライト級2位)と実方拓海(TSKjapan/WMCスーパーライト級王者、ルンピニージャパンスーパーライト級王者)によるWBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座挑戦者査定試合、波賀宙也(立川KBA/WBCムエタイ日本スーパーバンタム級暫定王者)と知花デビット(エイワスポーツ/WMC日本フェザー級王者)よるWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級タイトルマッチが行われる。当初の予定から変更のあった2カードだが、それぞれ強い意気込みで臨む4選手の声を聞く。

 

 

真吾YAMATO

 

――06月のNJKF王座決定戦残念な結果となってしまいましたが、振り返っていかがでしょうか。
真吾 『またベルトを巻けずとても落ち込みましたし、完全に気持ちの弱さが出てしまいました。』

 

――試合で傷心の後、そして試合が決まったこの夏をどんな風に過ごしてきましたか?
真吾 『気持ち切り替え、楽しく過ごしました。』

 

――最近は苦い結果も少なくないですが、そこから得たもの・学んだことは何でしょう?
真吾 『無駄に気負うことが多く、そんなに考えなくてもいいんだということが分かりました。』

 

――実方選手の試合は見たことがありますか?あれば印象を、なければ情報のない相手とどう戦うか教えてください。
真吾 『動画で少しだけ見ましたが、少ししかなくて見てないに等しいかもしれないです。なので自分の実力を試合で出すだけです。』

 

――今回はどう戦う、どんな試合を見せる?
真吾 『身長を活かすのはいつも通りですが、面白いと思う試合を見せたいです!』

 

――最近よくなっているところ、成長点を教えてください。
真吾 『よくなっているところは気持ちです。マイナスに考えなくなりました。』

 

――勝てばWBCムエタイ王座戦で敗れている北野克樹選手へのリベンジが見えてくる一戦となります。これについてはいかがでしょう。
真吾 『そうなるように神様は物語を作ったのかなと思いました。』

 

――試合の意気込みをお願いします。
真吾 『成長して変わった真吾YAMATOをお見せします!』

 

実方拓海

 

――対戦相手が当初の畠山隼人選手から真吾選手へ変わりましたが、影響はありませんか?
実方 『正直、無くはないですが、これも自分の進む道に与えられた試練だと思い、WBC、KNOCKOUTを盛り上げる男になるため全力で調整していきます。』

 

――その変わった対戦相手・真吾選手の印象をお願いします。
実方 『正直試合は見たことがありません。長身だということは練習生から聞きました。ですが、盛り上げるためのスタイルを昨年から作り上げています。倒すための攻撃、斬るための攻撃をどんな相手でも出す作戦でいきます。』

 

――試合に向け夏はどのように過ごしてきましたか?
実方 『今回の前にも試合があって、連戦という環境で試合に向けてほぼ週6日練習しています。前回の試合後も翌日から練習して、新しいスタイルを作り上げる生活を今しています。』

 

――NJKFはアマチュアでの試合以来となりますが、当時の思い出・エピソードがあれば教えて下さい。
実方 『高校生だった自分はプロの選手に毎日ボコボコにされながら頑張っていました。その中にはWBCのタイトルマッチに挑戦した5冠王、林敬明先輩もいました。J(ジェイ)先輩、鳩(あつむ)先輩、重宗先輩と、今ではみなチャンピオンクラスのプロ勢もです。正直“いつか見てろよ”という思いで、日々練習していました。』

 

――今回NJKF初参戦となるので、ご自身がどんな選手かを教えてください。
実方 『その場の状況、インスピレーションで出る技が出る、そういう感覚のスタイルで挑みます。外部の選手が、この一戦で会場を沸かせ、感動させ認めてもらえるような試合を見せます。そして倒します』

 

――改めて試合の意気込みをお願いします。
実方 『NJKFという歴史ある団体に今回初出場することが決まりました。この素晴らしい団体で、林敬明先輩超えを実現させます。WBCのベルト、KNOCKOUTのリングで盛り上げるための通過点として過去最高の準備と取り組みで感動する試合とファイトスタイルを必ず見せます。』

 

 

波賀宙也

 

――対戦相手が当初の前田浩喜選手から変更となりましたが、いかがでしょうか。キャリアも長いですし、こういったこともお手の物?
波賀 『試合1ヶ月前には相手が決まったので、特に気にするほどでもなかったです。サウスポーからオーソドックスの相手に変わったので距離や立ち位置の調整ぐらいですね。』

 

――対戦するデビット選手の印象をお願いします。相手として得意なタイプ? あるいはやり辛いタイプ?
波賀 『試合が決まってから何試合か映像を見ましたが、デビット選手は常に前に出てくる印象です。蹴られてもしっかり蹴り返す。ポイントの取り方も上手いなと。ただ、背が高い選手ではないのでサイズ的にはやりやすいのではないかとは思います。』

 

――前田選手とデビット選手ではだいぶタイプが異なりますが、影響はないですか?
波賀 『前田選手とは過去2回戦って2回とも勝っていますし、特に前回02月の試合は挑戦者決定戦で勝っているのになんでタイトルマッチでまた前田選手とやらなきゃいけないんだろうとは思っていて。他の選手になってくれて正直モチベーションも上がりますし、今回の対戦相手変更はむしろ自分にとってはプラスに働いています。』

 

――昨年は小笠原兄弟、タイ人との連戦でなかなか結果がついてきませんでしたが、昨年を経て得たもの・掴んだものは何でしょうか。
波賀 『昨年はキャリアの中で一番苦しい1年でした。やっぱりスポーツは結果が第一ですから。ただ得たものも大きく、最も成長できた年だったと思います。ヒジで切られることが多かったので、攻撃でも防御でもヒジへの意識は強くなりました。』

 

――試合へ向け、夏はどのように過ごしてきましたか?
波賀 『走る時以外は基本的に外へ出ないようにしているのですが、それでも今年は少し日焼けしました。暑かったです。』

 

――少し前にタイ人の奥さんと情報番組ZIP!への出演がありましたが、今回の試合へ奥さんの激励・プレッシャーはいかがですか。
波賀 『特に直接的な激励もプレッシャーもありませんが、とりあえず試合までは喧嘩をしないように気をつけながら生活しています(苦笑)。平和に試合を迎えられるのが一番の激励になるので。妻の両親からバンコクに土地をもらったので、近々そこに家を建てることになりそうです。なので勝って稼がないと怒られてしまいますね。』

 

――それでは試合の意気込みをお願いします。
波賀 『相手は変わりましたが防衛戦として自分がやることは変わらないのでベルトは必ず守りたいと思います。相手は他団体の1階級上のベルトを持っているようなので、今回結果を残して次は逆にそこへ挑戦させてもらえたら面白いですよね。』

 

知花デビット――緊急出場でのタイトルマッチとなりましたが、プロとしていつでも準備は万端でしょうか。
知花 『急で驚きましたが、ちょうど試合がしたかったし、美味しい試合なので楽しみです。』

 

――波賀選手の印象をお願いします。相手として得意なタイプ? あるいはやり辛いタイプ?
知花 『“タイ人みたいなテクニックを使う日本人”っていう印象です。やり辛いかはやってみないと分かりませんが、試合を見て特別不得意に感じたところはありません。』

 

――今年は1勝1分の戦績となっていますが、ここまでの戦いを振り返っていかがでしょう?
知花 『ここ最近、アグレッシさと攻撃力、闘争心がなぜか上がってきた感じがします(笑)。』

 

――3年前にWBCムエタイ王座を獲得して以来のNJKFとなります。自分のどんなところ見せたい、見てもらいたいですか?
知花 『自分K-1とは違う、“本来のキックボクシング”の魅力と、勝ちにいく気持ちです。』

 

――多くのベルトを獲得してきたデビット選手ですが、今後はどこを目指していきますか?
知花 『や今後は首長族(他団体のベルトをたくさん巻くこと)を目指しながら、盛り上がっているKNOCKOUTへ出場したいです!』

 

――試合へ向け、夏はどう過ごしましたか?
知花 『この夏は合宿もできて、充実したツラい夏を過ごせました。』

 

――先日25歳となり、何か心境の変化はあったでしょうか。
知花 『気持ちはまだ20歳のピーターパン症候群ですが、これからは“一人前の男”になれるよう、今勤めているaimhighでトレーナーとしてのスキルアップ、そして格闘家としての知名度を上げていく一年にします!』

 

――試合の意気込みをお願いします。
知花 『波賀選手みたいなタイプは、下手をするとつまらない試合展開になる恐れ大です(笑)。なので、ハッキリ勝ち負けが分かる形で終わらせるので当日は期待していてください!』