NJKF2022 4th 山浦俊一・HIRO YAMATO 試合直前インタビュー

『NJKF 2022 4th』(11月13日、東京・後楽園ホール)トリプルメインイベントⅠでは、山浦俊一(新興ムエタイ)vs HIRO YAMATO(大和)のWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級タイトルマッチ/S1ジャパンJr.ライト級王座決定戦が行われる(3分5R)。
 当初S1王座決定戦として組まれた試合は、申し出を受け山浦の持つWBCムエタイ日本統一王座も懸けられた試合に。5月にNJKF王者となったHIROだが、山浦は「まだ発言権がないのに舐められている」「きっちり差を見せて倒します」とKO勝ちに闘志を燃やす。一方HIROは保持する王座を懸けた山浦に敬意を表し、熱い心で試合に臨む。
 NJKFスーパーフェザー級頂上決戦、勝つのはどちらだ!?


■山浦俊一(新興ムエタイ/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者)
「まだ発言権がないのに、ちょっと舐められてるなと思った。きっちり差を見せ倒して勝って、また世界に行きたい」

――2本のベルトが懸かった試合が近づいてきましたが、調子はいかがですか。
山浦 いつも通り絶好調です。前と一緒で仕事優先にはなっちゃっているんですけど、言い訳せず、空いた時間を見つけてしっかり練習はしています。

――前回は9月大会でMA日本フェザー級王者・一仁選手に判定勝ちでした。この試合を振り返っていかがですか。
山浦「ファイトスタイルを変えて倒しに行く」って言ったんですけど、前回はその倒すっていう気持ちが強過ぎて、1Rちょっと硬くなっちゃって。それで1Rにボディを効かされて、2Rにいつも通りミドルキックを多用してベースを取り戻せて勝てた感じです。ただ、今回もやっぱり倒すスタイルで行くつもりです。前回は考え過ぎて硬くなっちゃって、あんまり考えて臨むのは向いてないなって実感しました。

――元はS1王座決定戦だったのが、山浦選手の申し出を受けWBC王座も懸かる試合になったと聞いています。
山浦 相手がツイッターでちょっと僕を挑発するような文章を書いていたので、自分の持ってるWBCも懸けてダブルタイトルマッチに変えてもらいました。S1もJr.ライト級となってますけど体重もスーパーフェザー級と一緒なので、仮に負けたとしたらWBCのチャンピオンっていうのも恥ずかしいので、スーパーフェザー級で試合するんだったらWBCのベルトを持ってる以上負けられないと思ってます。なのでスーパーフェザーで試合をするのであれば勝つか負けるか、全然懸けてもいいなと思いました。今回は過去一で倒そうと思ってます。

――いつになく倒してやろうとKOへの意欲があると。
山浦 僕からすると、相手は5月の川崎大会で勝ってNJKFのチャンピオンになったんですけど、そこから夏にホーストカップで結構ボコボコされて負けて(※ホーストカップの日本ライト級王座決定戦で平塚大士に判定負け)チャンピオンになって1勝もしてないのによくそんなデカい口叩けたなって。まだ発言権がないのにそんなことを言ってくるので、さすがにちょっと舐められてるなと思いました。

――では、試合で分からせると。
山浦 WBCを懸けた後もツイッターに「敬意」みたいに書いてましたけど、その文章の中に“相手が本気なら俺も本気だ”みたいに書いてあって、“本気じゃなかったの?”って思いました。なので今回は分からせてあげようと思ってます。

――今回はスタイルチェンジした山浦選手が見られそうですね。
山浦 先日のエキシビジョンで倒すスタイルを試してみたんですけど(※10月30日のINNOVATION山梨大会で元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・葵拳士郎の引退エキシビションの相手を務めた)しっくり来て、自分が思ってる戦い方に近づけています。“元チャンピオンにこれだけ通用すれば行けるのかな”っていう自信になりました。

――それでは改めて、試合への意気込みをお願いします。
山浦 今回はきっちり差を見せて倒します。勝てば3本目の日本タイトルになるので、今回しっかり倒して、それをきっかけにまた世界に行きたいです。


■HIRO YAMATO(大和/NJKFスーパーフェザー級王者)
「首相撲は対応できるので全然問題ない。5R最後までどっちが心を燃やし続けられるか。熱い戦いになる」

――試合が迫り、仕上がり具合はいかがですか?
HIRO 調子はいい感じで、結構相手もやりやすいというか、自分の型にハメやすいタイプなので、自分の中ですごくいいイメージができてます。

――そんな山浦選手の印象をお願いします。
HIRO 首相撲でポイントを取って勝つみたいな選手かなって。他の選手はあまり首相撲が得意じゃないからやられちゃうんですけど、僕は対応できるので、全然問題ないかなという感じです。あとは対策をしっかり遂行するだけです。
HIRO 最初WBCのタイトルも懸けるという話があって、それがなくなってS1のタイトルを懸けてやらせてもらうことになって、“逃げたのかな”みたいに思ったので正直にSNSに書いたら、それに山浦選手が心が燃えて、WBCも懸けてもらえるということになって。この試合に対して本気というか“懸けてくれてるんだな”と思って、すごくリスペクトというか、そういう気持ちが芽生えてきました。

――山浦選手がWBC王座を懸けたことに「この戦いに燃える心を感じました!敬意!」とSNSに綴っていましたね。
HIRO カッコいいなと思いました。心が熱いし、“お、いいな”って。今回は首相撲ありのムエタイルールでいろいろな攻防ができるので、そういうところでも技の交換ができたら、すごく熱いなと思いました。今回の試合、向こうは全部懸けてきてくれるので、僕も熱い心で臨むし、そういうところもお客さんには見てもらえたら盛り上がってもらえると思います。

――ベルトを懸け、互いに総力戦で臨む熱い試合になると。
HIRO キック・K-1の方がKOは出ますけど、僕はムエタイはより人間味が出ると思います。今回は首相撲が多くなると思うので、首相撲はキツくなった時に下がる人もいれば前に出る人もいる。そういう人間味が出るので、僕はムエタイの方が好きです。首相撲は結構メンタル戦があると思います。なので、5R最後までどっちが心を燃やし続けられるのか。僕も楽しみです。

――試合を楽しみにするファンの方たちへメッセージをお願いします。
HIRO 今まで山浦選手がNJKFの看板選手というか引っ張る存在だったと思いますけど、バトンタッチというかそういう試合になると思います。いい機会になったと思うので、泥臭い、人間vs人間の漢気戦、熱い戦いを楽しみにしてもらえればと思います。


『NJKF 2022 4th』
日時:2022年11月13日(日)
OPEN 17:00/START 17:30
場所:東京・後楽園ホール



《チケット料金》
RS席:前売 15,000円 / 当日 15,500円
S席:前売 8,500円 / 当日 9,000円
A席:前売 5,500円 / 当日 6,000円
B席:前売 4,500円 / 当日 5,000円



《チケット販売》
▪️チケットぴあ:https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=NJKF
▪️後楽園ホール:03-5800-9999(営業時間:10:00〜19:00)
▪️NJKF事務局:TEL 046-205-9350
出場選手所属ジム:各自、お問い合わせください!



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