【総括】11.13 NJKF2022 4th
「NJKF 2022 4th」が11月13日(日)、東京・後楽園ホールで開催された。今大会ではトリプルメインイベントとトリプルセミファイナルを実施。王座を懸けた6試合が行われた。
トリプルメインイベントⅢでは畠山隼人(E.S.G/NJKFスーパーライト級王者)が真吾YAMATO(大和/NJKFスーパーライト級暫定王者)に1R1分52秒TKO勝ち。真吾が前に出てコーナーに詰めたが、畠山は体を入れ替え強打を当てダウンを奪取。立ち上がった真吾だがダメージか足に力が入らず、畠山がパンチで2度のダウンを追加しフィニッシュ、WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者となった。
トリプルメインイベントⅡでは☆SAHO☆(闘神塾/S1女子日本バンタム級王者)が ロックナム・コーコムクラム (コー・コムクラム/WPMF女子世界バンタム王者)を判定3-0(49-48、49-47、50-46)で撃破。パンチの連打から蹴りを繋いだ☆SAHO☆は組んでもヒザで渡り合い、悲願の世界王座をものにした。
トリプルメインイベントⅠでは山浦俊一(新興ムエタイ)が体調不良により欠場。対戦予定であったHIRO YAMATO (大和)が戦わずしてWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座、S1ジャパンJr.ライト級王座の2本のベルトを獲得し、山浦の同門・大田拓真(新興ムエタイ)と3分1Rのエキシビションを行った。これでHIROは保持するNJKFスーパーフェザー級王座と合わせ3冠王となった。
トリプルセミファイナルⅢはWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座決定戦。岩浪悠弥(橋本道場)がパンチとロー、日下滉大(OGUNI)はサウスポーからのミドルを中心に5Rの攻防を展開し、結果は1-1のドロー。規定によりチェアマン判定となり、岩浪がフライ級に続きWBCムエタイ日本王座を手にした。
トリプルセミファイルⅡとⅠはいずれもNJKFタイトルマッチ。岩橋伸太郎とNA☆NA、エスジム所属の2王者が初防衛戦に臨んが、いずれも敗退。岩橋は羅向(ZERO)に5R KOで敗れ、NA☆NAはARINA(闘神塾)に3-0の判定負け。王者にとって鬼門とされる初防衛戦だが、くしくもそれが証明される形となってしまった。