2020年02月06日 波賀宙也×フアサン・オーユッタチャイ インタビュー!

2020年02月06日のニュースです。

2020年02月06日ニュース

波賀宙也×フアサン・オーユッタチャイ インタビュー!

『NJKF 2020 1st』(02月16日、東京・後楽園ホール)で今年第1戦に臨むIBFムエタイ世界ジュニアフェザー級王者・波賀宙也。今年予定される王座防衛戦に向け始動する。世界王者となった今も、「負けたくない」という原点の気持ちにブレはない。

次戦、そして今年の目標を語る。

波賀宙也

――昨年はよい年になったと思いますが、振り返っていかがですか?
波賀 『最終的にIBFのベルトを獲れたので、そこはよかったと思いますけど、04月にタイ人(当時ルンピニースーパーバンタム級6位だったファーペンヌン)に負けているので今年は全勝で行きたいです。ファーペンヌンは強かったですね。組んでも体幹が全然崩れないし、でもそれを肌で感じられたのはよかったと思います。』

――IBF世界王座を奪取した試合も振り返りをお願いします。
波賀 『相当練習したので、これで獲れなかったらしょうがないなと正直思っていたんです。本当にやるべきことはやったので、それで相手が勝ったんだったら相手の方が強い、しょうがないかなと思って、とりあえず準備はできたので、どっちにしても悔いはない試合になったと思います。』

――そう思えるだけの練習ができていたと。
波賀 『そうですね、追い込んだというか追い込まれたというか(苦笑)。なんかもう思い出したくないです(笑)。試合間隔が空いたっていうのもあるんですけど、追い込む期間が長くて何ヵ月か追い込んでいたので、それで精神的にもキツかったんだと思います。』

――ですが、その成果を実らせることができました。
波賀 『結果がついてきたから報われた感じはあります(笑)。これで“こんなに頑張っても負けた”とかだったらほんとイヤになっちゃったと思いますけど、判定2-1でしたけど形として結果がついてきたのでよかったです。あとはやっぱり周りの人のサポートとかもあるので、もうちょっと頑張りたいなと思います。とりあえず今年は防衛戦もあるので、そこが大舞台かなって思います。』

――目標としていた世界チャンピオンを成し遂げ、実感はいかがですか?
波賀 『一番最初にベルトを獲った時もそうだったんですけど、あんまり気持ちの変化だったりがないんですよね。とりあえず“負けたくない”っていう気持ちでやっていて、“絶対ベルトが獲りたい”とかそういう感じでやってきた訳ではなかったので。ただ今回の世界戦は協賛を出してもらっている企業とかもあったので、そういう面では“獲らなきゃいけない”というのがありました。』

――2020年の初戦となる今回はどんな試合にしたいですか?
波賀 『フアサンは、タイでは58~59kgでやってる選手なので身体が大きくてパワーがある印象です。ただその分、少し攻撃が雑な部分があるのでしっかりその攻撃を見ていければいいかなと。ヒジも狙って振って来るというよりとりあえずバンバン出してくるような感じなので、距離と立ち位置に気をつけてもらわないようにしたいです。パワーがある選手は大抵前に出ている時は強いんですけど、下げられた時には弱くなるので、無理には詰め過ぎず相手を下がらせる、それを意識して戦いたいと思います。特にフアサンは気持ちも弱いので、下げることができればこっちの勝ちです。』

――ではここで弾みをつけて次に待つIBF世界王座防衛戦に臨むと。
波賀 『たぶん06月になると思うんですけど、そこにしっかり繋げられるよう勝たないと話にならないですよね。6月は今回以上の相手が来るはずなので、いい形で防衛戦を迎えられればと思います。』

――最後に今年1年の意気込みをお願いします。
波賀 『とりあえず今年は全部勝ちたいですし、IBFは獲るのを本当に苦労したので、その防衛をしっかりやりたいと思います。』

フアサン・オーユッタチャイ 

フアサン 『12歳でムエタイを始め、今は高校生です。学校のための資金をムエタイで稼いでいます。スタイルはファイターです。日本は雪の降る寒い国、という印象です。美しさのある綺麗な国だと思います。またボクサーのレベルも高いと思います。今回、試合の結果はどうなるか分かりませんが、精一杯やります。そして上手くいけば最後に勝利は僕のものになるでしょう。みなさん、ぜひ応援よろしくお願いします。』

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