2020年02月08日 大田拓真×バンラングーン・オーユッタチャイ インタビュー!
2020年02月08日のニュースです。
2020年02月08日ニュース
大田拓真×バンラングーン・オーユッタチャイ インタビュー!
WBCムエタイ日本統一フェザー級、そしてS1ジャパン55㎏級の2冠王者となりNJKF2019年の年間MVPに選ばれた大田拓真。『NJKF 2020 1st』(02月16日、東京・後楽園ホール)ではタイの大学生ファイター・バンラングーンと対戦する。
今年はKOを増やし「有名になりたい」と語る大田は、さっそく有言実行し好スタートを切ることができるか。
――NJKFの年間表彰でMVPに選出された大田選手ですが、昨年を振り返っていかがでしょう?
大田 『ほんといい年だったなって思います。高校を卒業(18年03月)してから1日2回練習するっていうことができていて、やっとプロとしてちゃんと格闘技に向き合えたというか、よい結果が出せたのではないかなと思います。』
――やはり高校時代とは格闘技の向き合い方が変わった?
大田 『取り組み方は変わりました。やっぱり学校に行っていたりすると、練習はしていたんですけど、遊びだったりそういう誘惑がいろいろあって、試合が終わったら気持ちが抜けて遊んじゃってみたいな、そうやって戻るのに時間が掛かったりというのがありました。でも今は試合が終わってすぐ練習に復帰したり、練習のことばっかり考えるようになりました。今は試合後、もう3日あけたぐらいで練習に戻ってます。練習はしなくてもジムへ行こうって思うし、体が痛くて練習ができなくても顔を出してジムの生徒を教えてあげたり、そういう風にしています。』
――では、常にプロの自覚を持てるようになったと言いますか。
大田 『そうですね。今はそうやらせてもらっている感じで、いい環境です。』
――では、よい年にできた昨年を経て、今年目指すところはいかがでしょう?
大田 『今年はもっとKOを増やしていきたいです。人気が出て面白い選手、トップの選手たちはみんなKOが多いイメージなので、やっぱり倒せる攻撃ができるようになりたいなっていう気持ちがあります。じゃあ自分が倒すのは何かって周りの人に聞くと、ヒザ蹴りって言うと思うんですけど、個人的には何でも倒せた方が面白いなっていうのがあるので、特に体の面を伸ばしていきたいです。今まで筋力を伸ばす筋トレを全然していなかったんです。それを怪我して試合ができなかった期間に始めて、そこからパワーがついてきました。今年はフィジカル面もどんどんやって、ヒザもですけどパンチでも蹴りでも、ハイキックとかで倒せたらいいなって思います。』
――筋トレは現在どのようにやっているのですか?
大田 『昼練習の時もう筋トレをメインでやったり、夜練習した後とか、それか昼の練習をジムに行かないで筋トレのジムでひたすら2時間ぐらい筋トレをして、みたいな感じです。筋トレは最近始めたばっかりなので詳しい訳ではなくて部位とかは分からないので、今日は上半身、今日は下半身みたいに上下だけ分けてやっています。筋トレは怪我をして8ヵ月ぐらい休んでいる時から徐々に始めて、筋力がついたし体重もすごく増えました。WBC(ムエタイ日本統一王座)をフェザーで獲れたのはそれもあったと思います。』
――そういった中で迎える今年第一戦に向けてはどんな気持ちですか?
大田 『ちょっと相手が変わるみたいなんですけど(※当初予定された相手から、バンラングーン・オーユッタチャイに相手が変更となった)、最初予定されていた相手より全然強いみたいです。僕は強い相手とやった方がやる気が出るっていうかモチベーションも上がるし、連戦の疲れも特にありません。あんまり試合の間隔をあけちても逆に疲れちゃうんですよね(苦笑)。不器用なタイプなので、あんまりあけて試合や減量の感覚を忘れると“あれ?”みたいになっちゃうので、2、3ヵ月ぐらいの試合間隔がちょうどいいです。』
――最後に試合の意気込みをお願いします。
大田 『さっき話した今年の目標があるので、やっぱりKOしたいです。あとはだんだんNJKFの顔にもなれてきているのかなっていう気持ちもあるので、もっともっとKOをして盛り上げて、「NJKFの大田拓真だ」って言われるようになって、また他団体にも乗り込んでいきたいです。MVPはありがたいですし、もっと一層頑張らないとダメですね。まずはKOを増やして有名になりたいです。』
バンラングーン 『10才でムエタイを始め、現在は大学生です。大学の費用をムエタイで稼いでいます。主にラジャナムダンスタジアムなどで試合をしていて、パンチが得意です。日本は桜の花吹雪を見たことがあり、とても綺麗でした。季節的にはまだ早いそうですがぜひ桜を見てみたいです。日本の選手はみなパンチが上手だと聞いているので、そこを気をつけたいです。今回はぜひ面白い試合をしたいと思います。でも、最後に勝つのは僕です。タイと日本は仲間だと思っています。大田選手といい試合をしますので、是非みなさん応援してください。よろしくお願いします。』