2017年01月13日 国崇 インタビュー!
キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2017年01月13日のニュースです。
2017年01月13日ニュース
国崇 インタビュー!
02月12日(日)、東京・大森ゴールドジムで開催される『DUEL.9』において、シンガポールのスペンサー・テーと対戦する国崇(拳之会/ISKAムエタイ世界フェザー級王者)。昨年の不調から「原点回帰」をテーマに掲げ初戦に臨む。復活に懸ける思いを聞いた。
――2017年第1戦となる試合まで1ヵ月を切り、練習の状況・調子はいかがですか?
国崇 『年末年始も練習はしていたんですけど、1ヵ月前ということで気持ちも切り替えて頑張っているところです。』
――では、年末年始だからといって休みを設けることなく練習を積んでいたと。
国崇 『あまり長く休んじゃうと、もうこの歳なのでブランクみたいになって、現役か引退してるのかよく分からなくなってしまうので(苦笑)。ジムにはずっといますし、何かしらやってます。』
――「もうこの歳なので」と言いますが、実際はそんな風に思っていないのではないですか?
国崇 『まぁそうですね(笑)。ただ、最近ちょっと負けが込んでいるので。去年はベルトの防衛はできたんですけど(※6月に地元・岡山でベルギーのヤッシーン・モゥタチを破り、ISKAムエタイ世界フェザー級王座の防衛に成功)、最後の試合で野呂(裕貴)選手に切られて負けて(10月に『蹴拳』で2R TKO負け)、試合の内容もあまりよくなかったのでその辺の反省も入れて、今年は以前みたいに前へ出て1・2Rで倒していた頃を思い出して、ああいう試合をやっていけたらと思ってます。』
――1勝3敗となった昨年の不調はご自身でどのように分析されていますか?
国崇 『後手後手になってしまい手数が出ていないというか。手数が出ない=自分のリズムに乗れなくて、結局攻め切れていないっていうことがあったので、そういう点をガツガツやると言うより、頭で考えながら動いて練習しています。』
――やはり自分で攻めて行くからこそ、リズムもできてくるというか。
国崇 『そうですね。いっときタイ人との試合が多かった時、どうしてもあの“1・2Rまったりで相手の様子を見て”みたいなリズムでやってしまったところがあって。』
――やはりタイ人との対戦が続くと、あの独特のリズムが身についてしまうところがあるのでしょうか。
国崇 『そうなってしまっていたのかなって。』
――では、ヨーロッパのアグレッシブな選手が来ると逆にスイッチが入るというか。
国崇 『そうですね、去年の防衛戦でもこっちから行こうとは思っていたんですけど、向こうから来てくれたので迎え撃つ形になっていい試合で勝てました。そういう相性もあるんだなって。』
――では、今はまたそうやって自分から行く試合ができるよう考えて練習をしていると。
国崇 『ファンというか昔から応援してくれている方が、「なんか昔の国崇じゃなくなった」「戦い方が変わった」と言ってガッカリされていたっていう話を聞いて、すごくショックだったんです。なので、またそういう方に応援して頂けるよう、引き戻せるよう頑張りたいと思っています。』
――そんな中、今回は177㎝と長身で21戦14勝(3KO)7敗の戦績を持つシンガポールのスペンサー・テーと対戦することになりました。
国崇 『1試合映像を見たんですけど、それも昔の映像だったみたいなので、全然参考にはしていません。身長に関しては今までにも米田(貴志)選手とか割と高い選手とやってきているので、その辺は大丈夫だと思います。』
――テーはこれまでの試合全てをタイで行っていますし、またムエタイ色の強いゆったりしたリズムの選手なのでしょうか?
国崇 『自分が見た映像だと結構雑にガンガン振ってきて、それで組んでヒジとヒザみたいな選手でした。でも、そうやって打ち合ってくれた方がこっちにもチャンスがあるし、自分のリズムができるような感じがするんですよね。だから今回はもうグチャグチャでもいいので、原点回帰ではないけど、昔の戦い方に戻って行けたらいいかなと思っています。』
――では、今回は以前の戦いを取り戻すのがテーマというか。
国崇 『そうですね本当に。まだ完璧ではないので、これからどんどん仕上げていきます。今年は強かった時のイメージを思い出していきたいです。』
――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
国崇 『1・2Rでも倒すチャンスがあったらどんどん行って、そういうチャンスを作れるような試合をして、みんながハラハラ・ドキドキするような試合をして、結果最後は自分が勝ちたいと思っています。』
――自分から行かないと、そういうチャンスも生まれてこない?
国崇 『そうですね、向こうから攻めてきて取ったチャンスなんて自分らしくないなと思うし、自分きっかけのチャンスを作って、そこでバッと倒せたらいいかなと思います。本当に頑張ります。』