2017年09月21日 YETI達朗×門田哲博 インタビュー!
キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2017年09月21日のニュースです。
2017年09月21日ニュース
YETI達朗×門田哲博 インタビュー!
『NJKF 2017 3rd』(09月17日、東京・後楽園ホール)ではWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王者・白神武央(拳之会)への次期挑戦権決定戦が行われる。王者への挑戦権を争うのは、ともに王者同士となるNJKF王者・YETI達朗(キング)とINNOVATION王者・門田哲博(武勇会)。
白神へのリベンジを誓うYETIと、ラストチャンスと見据える門田。新たなベルト獲得へ歩を進めるのはどちらとなるか。
――昨年10月、タイトルを奪還した今年02月、そして今年06月と3連勝で好調のYETI選手です。
YETI 『一番は去年タイトルマッチで王座を失っていろいろ考えたんですけど、自分の中で変わりたくて去年の09月にタイへ行ったんです。そこでスーパームエタイっていうトーナメントに参加して1日2試合したりよい経験ができて、それがすごく糧になってます。4人トーナメントで準決勝は勝ったんですけど、決勝は判定で負けてしまって。2週間タイへ行って、1週間ぐらい練習をして試合に出ました。タイには20歳ぐらいの時に2ヵ月ぐらい行ったことがあったんですけどタイトルも失って全部失ったので、自分の中で変えたいと思って行きました。昔キングジムでトレーナーをやっていた方のジムへ行ったんですけど、会長が試合を組んでくれました。』
――そこから3戦して負けなしですし、タイ修行の成果を存分に発揮していますね。
YETI 『まだ自分の中では出し切れていない部分があるんですけど、少し蹴りもよくなってきたし、落ち着いて試合運びができるようになってきたと思います。試合がトーナメントっていうのは出発の前日に知らされたんですけど、これで1つ太くなれたかなと思います。1番は“強くなりたい”という思いがありましたし、一皮剥けたいという気持ちがあったので、仕事もお休みを頂いて行きました。タイ修行の前と後ではもう全然違うと思います。』
――今回は昨年YETI選手が敗れた白神武央(拳之会)が持つWBCムエタイ日本統一王座への挑戦権を争う試合となります。
YETI 『絶対落とせない試合だっていうのは分かっていますし、必ず勝ちに行きます。でも僕の中ではタイトルっていうより白神選手に勝ちたい気持ちの方が全然大きいです。あの試合では応援してくれる人たちの気持ちや、自分のことも裏切ってしまいましたし、失ったものがいろいろあります。それだけ失ったものが大きかったので白神選手に勝ちたいし、もう1回やって勝たないと取り戻すことができないと思ってます。』
――対戦相手・門田選手の印象をお願いします。
YETI 『映像もあまりこれというのがないので情報がない状態ですけど、己を高めれば必ず勝てると思っています。タイ人も映像がなくてもガンガンやって勝っていますから。やっぱり白神選手にリベンジしたいし、1番の理想は倒して勝つことです。あっちも倒しに来ると思うので、今回も倒して勝つのが理想です。』
――そんな白神選手への挑戦権が懸かる一番へ、改めて意気込みをお願いします。
YETI 『今回は落とせない試合ですし、みなさんの支えと思いを裏切らないよう、必ず勝って恩返しをしたいので頑張ります。』
――試合が迫って仕上がりはいかがですか。
門田 『多分今までで1番いいぐらいじゃないかと思います。練習はいつも通りだったんですけどみんなが協力してくれて、愛媛の地方なので練習相手があまりいないんですけど、今回はみんな集まってきてくれて、結構ハードに練習できたかなと思います。』
――WBCムエタイ日本統一王座への挑戦権を争う一戦はYETI選手との王者対決となります。印象をお願いします。
門田 『試合の映像を見させてもらって、長身で遠くから出すストレートとヒジが嫌かなと思って印象的でした。あと左ミドルですね。』
――門田選手はNJKFの後楽園興行には初めての出場となるので、ご自身の紹介をお願いします。
門田 『NJKFは大阪で一度あったんですけどそれを除けば初めてで、後楽園ホール自体今回が初めてです。僕は首相撲からのヒザが得意で、もうアマチュアの時から首相撲で戦ってきました。前に前に行って首相撲で戦う感じです。タイには1ヵ月だけですけど1度行ったことがあります。3年ぐらい前で、ランキング入りした後です。首相撲を得意にしていたのでその強化のつもりで行ったんですけど、行ってみたらタイ人の首相撲は全然違って目から鱗じゃないですけど、またそこで磨かれたのがありました。』
――たとえどんな相手であっても首相撲で攻めるスタイルは変えない?
門田 『そうですね。これでイノベーションのベルトも獲ったので、今後もこれで行こうと思うし、首相撲を中心に組み立てていきたいです。つまらない試合かもしれないですけど、1度首相撲に取ったら逃がさないつもりで、必ず勝つというのを念頭にやっています。』
――試合への意気込みを改めて最後にお願いします。
門田 『もう僕も年齢が年齢なので、これが最初で最後のチャンスかなと思っています。もう全部を懸けて挑むし、絶対に勝ちます。』