2017年11月13日 伊藤紗弥×ヨッティング インタビュー!

キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2017年11月13日のニュースです。

2017年11月13日ニュース

伊藤紗弥×ヨッティング インタビュー!

『NJKF2017 4th』(11月26日、東京・後楽園ホール)では伊藤紗弥(尚武会/WMC世界女子ミニフライ級王者)とヨッティング・シット・ナムカブアン(タイ/WPMF世界女子ミニフライ級王者)によるWBCムエタイ世界女子ミニフライ級王座決定戦が行われる。

 

ともにミニフライ級の世界王座を持つ同士の一戦、“女子ミニフライ級世界一決定戦”ともいうべき戦いはどちらに凱歌が上がるのか?

 

伊藤紗弥

 

――昨年04月のタイでの試合の後、伊藤選手は今年の06月まで1年2ヵ月試合が空きました。この間はどうされていたのですか?
伊藤 『怪我があって、今も試合をすると同じところが痛くなったりするんですけど、もうだいぶ大丈夫です。ただ気持ちの面もあって1回休んでいました。高校生っていうこともあったし、特別なことをしていた訳ではないんですけど自分のやりたいことをやって、普通に過ごしていました。』

 

――落試合をしてない間、練習はやっていたのですか?
伊藤 『練習は前みたいに毎日ではなく、たまにちょっと行ったり筋トレをしたりとかその程度でした。いろんなタイトルも取って、世界のベルトを取るっていう目標があったんですけど、それも取ったし、次の目標をっていう思いがあまり強くなかったので引退もちょっと考えたりしました。でも、ちびっ子たちやアマチュアの教えていた子たちが試合をしているのを見ていたら試合をやりたい気持ちが出てきて、そうしたら会長が試合を組んでくれたので流れで復帰できました。』

 

――復帰して今回が3戦目となりますが、試合勘など違和感はありませんか。
伊藤 『階級も上げたので、ちょっと今までとは違うところがあります。この前やった試合でもパワーの差を感じました。なので自分も筋トレを増やしたり、そこを意識しながらやっています。復帰してから大きな試合ばっかり組んでもらって、どうしても慎重になったりすごく緊張したりして前の方が活き活きしていたなって感じがします(苦笑)。まだ慣れていないうちから大きな試合だったのでプレッシャーと緊張が大きくて、昔の方が伸び伸びできていた感じです。』

 

――今回WBCムエタイ世界王座を争う相手、ヨッティング選手の印象をお願いします。
伊藤 『以前試合を見たことがあって、その時はパワーや迫力があるっていうより首相撲とかテクニシャンっていうイメージでした。でも今は動画を見たら蹴りも重そうだし、前より全然パワーがついて強くなっている感じがしたので警戒しています。』

 

――今回の試合に向けて伊藤選手が強化している点、伸ばしてきたのはどこになりますか。
伊藤 『パンチが苦手なのでパンチの練習を取り入れています。今までパンチでガツガツ来る相手にはいつも押されていたので、自分もパンチで対応して負けないようにしたり、あとは筋トレを中心にしたり。でも、あんまりスタイルを変え過ぎちゃうと自分でもすぐには無理かなと思ったので、そこまで大きく変わったことはしていません。苦手なことを少しずつ取り入れて、パワーをつけようと思ってやってます。』

 

――勝ってベルトを巻くのが一番でしょうが、どんな試合をしたいですか。
伊藤 『いつも通りできたらいいなと思っています。ただ今回はタイで有名な選手で、周りの人もタイ人も、みんな「すごく強い」って言うので、そこもプレッシャーになりますけど気合いが入っているので頑張りたいです。今までは結構かわしてキックとか、自分から行くようなタイプではなかったんですけど今回はパンチの練習もしているので、行けるところは行って攻める試合をしたいと思います。』

 

――最後に改めて意気込みをお願いします。
伊藤 『ムエタイのベルトでこれまでWPMCとWMCを取って、今回WBCに挑戦するのは初めてなので何としても取りたい気持ちがあるし、頑張りたいです。』

 

ヨッティング

 

ヨッティング 『私の国の国技であるムエタイを日本に広める機会をもらえて、とても嬉しいです。伊藤選手と試合ができてすごく光栄です。彼女はとても強いと思いますが、私も試合へ向けて必死にトレーニングを積んできました。なので勝ってベルトを巻きたいと思います。一生懸命戦いますので、どうか応援してください。よろしくお願いします。』