2017年11月24日 琢磨×浅川大立 インタビュー!
キックボクシング ムエタイ ニュージャパンキックボクシング連盟 NJKF。2017年11月24日のニュースです。
2017年11月24日ニュース
琢磨×浅川大立 インタビュー!
『NJKF 2017 4th』(11月26日、東京・後楽園ホール)では琢磨(東京町田金子ジム/WBCムエタイ日本同級1位、NJKF同級王者)と浅川大立(ダイケンジム/WBCムエタイ日本同級級3位)によるWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座決定戦が行われる。
NJKF王座に続くベルトを目指す琢磨に対し、浅川はINNOVATION王座に2度挑むも奪取ならず、今回3度目の正直で獲得を狙う。ともに好戦的な両者、ベルトが懸かりより以上のアグレッシブさが引き出されるか。
――NJKF王座に続く2本目のベルトの懸かる試合が近づいてきましたが、調子はいかがですか。
琢磨 『やっぱり僕は試合が一番楽しみでいま生活をしているので、もちろん不安や怖さはあるんですけど、それも含めて全てを楽しんでいます。試合はまさに“キックボクサーの日”で、いろんな準備・練習をしているので、進化した新しい自分を見せる日だし楽しみです。最高に仕上げているので、試合には自信を持って臨みたいと思います。』
――前回、戴冠第1戦となる試合はRISE王者の野辺広大選手と敵地で対戦しましたが、残念ながら延長判定で敗れてしまいました。
琢磨 『野辺選手には“こいつには絶対負けたくない”っていう気持ちを試合をしていて感じました。もちろん僕もそういう気持ちを持っていたんですけど、自分の中にどこか甘さがあったのかなって。日々の生活でもそうですし、やっぱり試合の日だけやってもそういうのは出ないと思うので、そういった部分で野辺選手に負けてしまったのかなと思います。なのでそれから日々気を抜かないで、競技者として“誰にも負けたくない”っていう気持ちを持って練習に臨んでいます。“大丈夫”っていう気持ちは絶対ないですし、常に危機感を持ってやっています。』
――対戦相手・浅川選手の印象をお願いします。
琢磨 『一度町田光選手と試合をしているのを見たんですけど、根性があってガッツがあるなと思いました。ガンガン来てパンチを打ち込んでくると思いますが、僕もガムシャラで同じタイプだと思われているだろうし、噛み合うと思います。ただもちろんガッツや根性は大事だし絶対そこで負けたくない気持ちはあるんですけど、やっぱりチャンピオンとかそういうレベルになってくると周りの方の力とかも背にして、そういうものも自分の力に変えていくのがトップに行く人の違いだと思うので、その心・技・体を全て揃えて、さらにそれを向上させて試合で勝ちたいです。』
――今回はWBCのベルトが懸かる一戦となります。
琢磨 『WBCのベルトはキックボクシングっていう競技をしている中ではかなり名誉があって価値のあるベルトだと思うので、そのWBCのチャンピオンにはこんな奴がなるんだっていう試合をしなきゃいけないと思います。タイトルマッチを組んで頂いた以上は最高の試合を、ベルトを巻くのにふさわしい試合をしていきたいです。』
――それでは改めて2冠を目指す一戦に意気込みをお願いします。
琢磨 『僕はいつも、見に来てくれるお客さんがいてこその僕たち選手だと思っているので、試合を見に来てくれた人たちに“人生頑張ろう”とか、何か勇気を持って一歩踏み出そうって思ってもらえたら最高です。僕は試合を通じてそういうことを表現していきたいので、ぜひ応援よろしくお願いします。』
――WBCのベルトが懸かる試合が近づいてきましたが仕上がり具合はいかがでしょうか。
浅川 『絶好調で、何が何でもベルトを獲ってやろうっていう気持ちです。これまでINNOVATIONで2回タイトルマッチをしてるんですけど、2回とも負けちゃっているので、“3度目の正直”で絶対獲ってやろうと思ってます。』
――ベルト奪取へモチベーションも高いようですね。
浅川 『ただ、いつも力んでムキになって行き過ぎちゃうクセがあるので、その辺を力まずにできればもう少し上手く戦えるのかなと思います。つい気持ちばっかり行っちゃって、よくセコンドにも「まだ行くな」って止められるんですけど、どうもスイッチが入っちゃうみたいです(苦笑)。』
――でもそれが、浅川選手の激しい試合を生んでいるのですのね。
浅川 『そこがデビュー当時からの課題なんですけど、なかなか直らなくて。作戦を立ててやった時も結局上手くいかなかったんです。だったらもう自分の好きなようにやった方がいいやと思って思いっきりやったんですけど、ある程度まではよくてもやっぱり上の方に来ると通用しなくなってきて。08月の(闘ふ神主)櫻木(崇浩)選手との試合では、“ここで変われなきゃ俺も終わりだ”と思って、ちょっと力まずやってみたんです。そうしたらそれが上手くいって櫻木選手に勝って、それでこなだいRISEに出させてもらって、その時も同じ感じで行ってみたんですけど、なんか中途半端な感じですごく消化不良な試合になっちゃって。だから今回は初心に返って、行っちゃおうかと思ってます(笑)。 RISEの試合は今までの20戦の中でも、勝ったけど一番最低の試合でした。すごく不完全燃焼でしょっぱい試合になっちゃったので、反省してます。』
――では、それを踏まえて今回はまた行く試合をしようと。
浅川 『やっぱりそこが自分のよさなので、自分でガンガン行ってペースを作っていった方がいいのかなと思ってます。』
――対戦相手の琢磨選手についてお願いします。
浅川 『試合はそんなに見たことないんですけど、激闘派だって聞いているしたぶんガンガン前に出てくると思うので、噛み合うだろうし楽しみです。』
――浅川選手は今回がNJKF初参戦となりますので、ご自身の紹介をお願いします。
浅川 『やっぱり一番の武器は気持ちとパンチですかね。もう気持ちだけは折れたことがないので、そこは見てほしいです。』
――それでは試合への意気込みを改めて最後にお願いします。
浅川 『年ももう36なので、これは1年ぐらい前からそうなんですけど、本当に毎回最後のつもりで後悔がないよう、練習も本当に1日1日全力でやってます。応援してくれる人や支えてくれる人たちもいるので、今回は必ずベルトを獲って、みんなに恩返しをしたいと思います。準備はバッチリです。』