NJKF_2020_3rdリリース⑤ メインイベントインタビュー

『NJKF 2020 3rd』(9月12日、東京・後楽園ホール)ではトリプルメインが敷かれ、3試合のWBCムエタイ日本統一王座戦が実施される。

 大会を締めるトリプルメインⅢは岩浪悠弥vs一航のWBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦。岩浪は昨年、一航の兄・大田拓真と対戦しており判定負け。大田兄弟へのリベンジを狙う。岩浪はJKI、対する一航はNJKFのバンタム級王者で、ともに新たなベルトを巡るチャンピオン対決となる。

 トリプルメインⅡはWBCムエタイ日本統一フェザー級王者・大田拓真の防衛戦。挑戦者の宮崎勇樹もMA日本の同級王者であり、こちらもチャンピオン対決となる。

 昨年揃っての戴冠を果たしW王者となった大田拓真&一航が新たに兄弟でのWBCムエタイ王者を達成するのか。あるいは岩浪と宮崎がNJKFにバッドエンドを与えるのか。

<トリプルメインⅢ WBCムエタイ日本統一バンタム級王座決定戦 3分5R>

岩浪悠弥 (橋本道場) JKIバンタム級王者/WBCムエタイ日本同級2位
vs
一航 (新興ムエタイ) NJKFバンタム級王者/WBCムエタイ日本同級4位


<トリプルメインⅡ WBCムエタイ日本統一フェザー級タイトルマッチ 3分5R>

大田拓真 (新興ムエタイ) WBCムエタイ日本王者/S1ジャパン55kg王者
vs
宮崎勇樹 (相模原Sジム) MA日本フェザー級王者/WBCムエタイ日本同級4位


■岩浪悠弥

――コロナウイルスの影響で前戦から試合間隔があきました。この間どのように過ごしていましたか? 成長・レベルアップはできましたか?

「トレーニング内容は秘密ですが、試合間隔があいている時にしかできないトレーニングをしてきました。成長・レベルアップはしていると思うので、試合でお見せします」

――NJKFではちょうど1年前に大田拓真選手と対戦しています。この試合を振り返っていかがですか?

「本来はバンタム級で試合をしていますが、少し重い55kgで試合をさせて頂いて、減量で苦しむこともなく、全てを出し切って負けたので、終わった直後はスッキリした気持ちでした。自分が55kgではどこまで通用するのかが分かった試合でした」

――今回の対戦相手・一航選手の印象を改めて聞かせてください。兄の拓真選手とどう違うでしょうか。

「“完璧なムエタイスタイルができる数少ない日本人選手”という印象です。拓真選手とは荒々しく攻めるところもあるのが違いだと思います」

――以前、岩浪選手は自分の強みは“相手のよさを消すところ”と話していましたが、今回も一航選手のよさを消す?

「消します! しかし一航選手はよさを消されてからが強い選手だと思うので、その後の戦いが楽しみです!」

――改めてご自身はどんなファイターですか?

「ディフェンス力に長けているファイターだと思います」

――そんなディフェンス力を活かした、相手のよさを消す戦いを楽しみにしています。最後に試合の意気込み・メッセージをお願いします。

「コロナウイルスが世界中で流行している中、このような試合を組んで頂きありがとうございます。格闘技は他では代えがたい熱を生み出せるものだと思うので、こんな状況下だからこそ熱い試合をお見せします。応援よろしくお願いします!」

■一航

――コロナウイルスの影響でしばらく試合があきました。どのように過ごしていましたか?

「自粛期間中は筋トレやランニングをしていました」

――対戦相手・岩浪選手の印象を聞かせてください。

「岩浪選手は足技が凄い選手だと思います。昨年の兄(大田拓真)との試合はとてもハイレベルで見ている間は緊張が止まらなかったです」

――そんな岩浪選手とどう戦いますか?

「岩浪選手のペースに飲まれないよう、自分のペースでしっかり戦います」

――改めて一航選手と拓真選手の違いを教えてください。

「自分と兄はスタイルがかなり違うと思います。自分はパンチ、ヒジ。兄は蹴り、首相撲と得意なものは全く別です」

――では、同じ岩浪選手との対戦でも全く違う試合になりそうですね。それでは最後に改めての意気込みをお願いします。

「必ず兄弟でベルトを巻きます。応援よろしくお願いします」


■大田拓真

――しばらく試合のできない間はどのように過ごしていましたか?

「ジムになかなか行けないので走り込みとフィジカル系の筋トレを家でやっていました」

――昨年は年間MVPを獲得する活躍を見せるも、2月の今年第1戦では残念ながら敗れてしまいました。この試合を振り返っていかがですか?

「思った通りの動きができず、すごく難しい相手でした。でも自分の悪いところがすごく見つかったので負けてよかったと思います」

――その見つかった課題はもう克服できました?

「試合でまたタイ人とやってみないと分からないです(笑)」

――対戦相手の宮崎選手とはスパーを積む間柄だそうですが、改めて印象を教えてください。

「気持ちが強く身体が丈夫で、スピードもあり強い選手です」

――そんな宮崎選手とどんな試合を見せてくれますか?

「宮崎選手は前に出てくる選手なので、僕はそれをいなして隙があれば倒したいです」

――ファンの方へのメッセージをお願いします。

「なかなか練習もできなかったり大変な時期でしたが、気持ちを切らさず頑張ってきたと思います。僕たち兄弟も工夫しながらコロナに気をつけて練習してきたので、兄弟で勝って喜び合いたです。応援よろしくお願いします!」

■宮崎勇樹

――コロナで練習自粛などもあったと思いますが、どう過ごしていましたか?

「たしかにコロナの影響で試合や練習に制限が出てしまいましたが、その中でも自主トレなど練習は欠かさずやっていたので、正直そこまで影響はないです。基礎を見つめ直すいい機会にもなりました」

――NJKFでは1年前にシンダム選手との対戦がありました。あの試合を振り返っていかがですか?

「初のタイ人選手ということでかなりガチガチになってしまい、攻められずに試合が終わってしまいました。やっぱりタイ人選手は強かったです(笑)。シンダム選手はとても強く、実力不足で負けてしまいました。でも、通用するところも多々あって収穫はあったし、少しの自信にもなりました」

――今回の対戦相手・大田選手とはスパーもする間柄だそうですが、印象をお願いします。

「新興ムエタイジムさんにはよく出稽古してお世話になっていたので、みんな仲良くして頂いてスパーも相手をしてもらっていました。個人的にも拓真選手は強くて試合も面白いから応援していたので、正直試合はしたくなかったです(笑)」

――そんな拓真選手を相手にどう戦いますか?

「技術じゃ天と地の差があると思っているので、気合いで潰します」

――“宮崎勇樹”とはどんな選手であるか、改めて教えてください。

「宮崎勇樹自体は大した取り柄もなく普通なんですが、自分の強みは自分の応援団です。みんなのお陰で気持ち強くいられるので、応援団と一緒に戦います!」

――それでは最後に、試合の意気込みを改めてお願いします。

「こんなチャンスを頂けて本当に感謝しています。勝ち負けも大事ですが、みなさんに面白かったと思わせる試合して盛り上げます! 盛り上げて最後は勝ちますので、応援よろしくお願いします!」

『NJKF 2020 3rd』(概要)
2020年9月12日(土)
会場:後楽園ホール
開場 17:00 開始 18:00

RS席 12,000円
S席  8,000円
A席  6,000円
B席  5,000円

なお、新型コロナウィルスの感染状況でイベントを中止または延期の場合はご理解とご協力をお願いします。

《お問い合わせ》
ニュージャパンキックボクシング連盟 事務局 
TEL 046-205-9350
FAX 046-210-3083
E-Mail:njkf2019@gmail.com