NJKF2022 4th 畠山隼人・真吾YAMATO 試合直前インタビュー

『NJKF 2022 4th』(11月13日、東京・後楽園ホール)トリプルペインイベントⅢでは、NJKFスーパーライト級王者の畠山隼人(E.S.G)と同暫定王者の真吾YAMATO(大和)がWBCムエタイ日本統一スーパーライト級王座決定戦を行う(3分5R)。
 
 両者は2018年6月と20年2月の2度対戦し、いずれも畠山がKO勝ち。しかし真吾は昨年11月にNJKF暫定王者となり、今年7月には新日本キックのエース重森陽太を撃破、9月にWMC日本王座を獲得と、結果と実力で再び畠山との対戦を手繰り寄せた。“2度あることは3度ある”のか、あるいは“3度目の正直”か。
 KO決着の予感漂う一戦が、2022年NJKF後楽園大会を締めくくる。

■畠山隼人(E.S.G/NJKFスーパーライト級王者)
「余裕だとかそういう感覚はない。お互いKOで終わりそうな気はする。強くなってるところ、面白い試合を見せて復活する」


――試合が近づき、仕上がり具合いはいかがですか?
畠山 絶好調です。自分を知ってる人でしたら見て頂けば変化に気づけると思います。よく「調子いい」って言ってポカする選手もいますけど、それだけはほんとにしたくないな、必ず見せなきゃダメだと思ってます。

――調子がよくても試合で出せない選手が多く見られますが、それはどうしてだと思いますか?
畠山 実力があるのに本番に持っていけない、本番でダメっていうのは気持ちの弱さだったり吹っ切りが足りない、多分精神力なんじゃないかと思います。

――今回WBCムエタイ日本統一王座を争う真吾選手とは2回対戦し2度ともKO勝ちしています。“負けない”“勝てる”といった絶対的自信があるのでしょうか。
畠山 もちろん自信もありますけど、“やりやすい”とか本当にそういうのは感じたことがないです。自分も切られたり、ヒヤッとするところが試合の中にあったので、全然余裕だとかそういう感覚はなくて、一歩間違えばもう一瞬で勝負が変わっていたなっていう相性は思ってます。全然ラクだとは思ってないです。向こうも一撃がありますし自分も一撃には自信があるので、お互いKOで終わりそうな気はします。

――真吾選手は前回の敗戦以降覚醒し、強さを増してここ最近好調です。活躍はご覧になっていますか?
畠山 もちろん見てますし、他団体のチャンピオンに勝って、他のベルトも獲って強くなってますよね。いろいろ細かい引き出しも増えてますし。ただ向こうからしたら自分の方が未知数なんじゃないですかね、もう1年半試合をしていなかったので。

――試合はそのRISEでの秀樹戦(21年5月、判定負け)以来となります。
畠山 もう年齢も34で来年35になるので、渋さというかそういう面白さを見せれるんじゃないかなって。

――冒頭でご自身の変化について言及されましたが、どういった点が変わっているのでしょうか。
畠山 もちろん基本的にはパンチなので、結果的には振り回します(笑)。でも、それ以外にも気づけるところはあると思います。よりよくなっていますし、やっぱりそれに気づいてもらえるぐらいの動きはしなきゃと思ってます。なんとなく復活じゃなく、強くなってるところを見せないと、やっぱり選手として絶対ダメですよね。

――ご覧になる方たちへのメッセージを最後にお願いします。
畠山 応援して頂いてる方のおかげで選手が成り立つ中で、ただ試合をするだけじゃ絶対ダメだと思います。やっぱり最低限面白い試合と気持ちが伝わる試合をしないといけないと思っているので、それを見せれるよう必ず復活するので、ぜひ応援お願いします。1回だけで終わろうとは思ってないし、絶対に勝って、来年もうひと頑張り行きたいです。またここから新たにスタートです。

■真吾YAMATO(大和/NJKFスーパーライト級暫定王者)
「前は過去の試合を見るのが怖くてアップデートもされていなかった。畠山選手には感謝と“見とけよ”みたいな感じでぶっ倒しに行きたい」


――他団体王者を撃破、新たなベルトも獲得と、このところ真吾選手は連勝記録も伸ばしていて好調です。
真吾 いま何連勝なんですかね(笑)。修正点を直していかないと負けていったり相手に研究されたところがそのまま次の試合に出ちゃうので、ダメなところを復習するため過去の試合は意識するんですけど、“前にいる相手をぶっ倒す”という気持ちでいっぱいで、たまたま勝ちが重なってるだけなので、連勝とかは全然意識してないです。

――過去には初回KO負けでしたり酷な敗戦もありましたが、そういった試合もしっかり見直してきたのでしょうか。
真吾 最近連勝してるんですけど、その前はずっと見るのが怖かったんです。でもやっぱり復習して進化を遂げないとダメということに気がついて、それが連勝に繋がってると思います。もう常にアップデートしている感じなので、過去の試合は違う人が戦ってるかのように見れます。

――過去は過去、そこから自分は生まれ変わって、もう違う自分なのですね。
真吾 前は過去の試合を見るのが怖くてアップデートもされていなくて、でも何がっていう原因とか要因はないんですけど、何か急に吹っ切れたというか。だから畠山選手には感謝と、当日は当時の自分とは絶対違うので、“見とけよ”みたいな感じでぶっ倒しに行きたいと思います。

――手痛い敗戦を見直し、修正点に取り組んだことが成長に繋がったのですね。
真吾 やっぱり向き合わないとダメですね、自分自身が弱いというか、自分自身が敵なので。向き合えるということはある種勇気というか、前はその勇気がなくて怖くて動画さえ見れなかったんですけど、今はどんどん相手を倒しに前へ出ていく自分というのが感じられるので、気持ちの強さも出てきているのかなと思います。この前やった試合もまだ1ヵ月経ってないですけど(9月23日、KJヒロシに勝利しWMC日本スーパーライト級王者に)、今は反省して成長しているので、どんどんアップデートされていることを試合で証明できたらという感じです。

――ご覧になる方たちへのメッセージを最後にお願いします。
真吾 意気込みは必ず勝ちます。“3度目の正直”っていう言葉があるので、その通りになるだろうという予想と、あと2回ともぶっ倒されているので、今回2回ぶっ倒すことはできないんですけど、2回分の悔しさや悲しさとか、僕を応援してくれているみなさんの気持ちを全て乗っけて、完全決着つけたいと思ってます。勝てばの話ですけど、“僕を強くしてくれてありがとう”と伝えたいです。あとは見てくださるファンのみなさん、いつも応援してくれてるみなさんに感動と勇気を与えれたらと思います。


『NJKF 2022 4th』
日時:2022年11月13日(日)
OPEN 17:00/START 17:30
場所:東京・後楽園ホール



《チケット料金》
RS席:前売 15,000円 / 当日 15,500円
S席:前売 8,500円 / 当日 9,000円
A席:前売 5,500円 / 当日 6,000円
B席:前売 4,500円 / 当日 5,000円



《チケット販売》
▪️チケットぴあ:https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=NJKF
▪️後楽園ホール:03-5800-9999(営業時間:10:00〜19:00)
▪️NJKF事務局:TEL 046-205-9350
出場選手所属ジム:各自、お問い合わせください!



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