6.2 NJKF x CHALLENGER 真美vsノヴ・スレイ・ポヴどころ

今大会から開戦となるNJKFvsクンクメール対抗戦。後には大田拓真と戦績100戦を超える猛者オウ・テリットとの試合が控えるが、まずはこの真美とポブの一戦でスタートする。

ポヴはクンクメールの国際組織WKKIF(World Kun Khmer International Federation)でベルトを獲得しているファイター。荒々しく攻撃的な選手が多いクンクメールだが、ポヴもやはりアグレッシブで、思いきりよく左フックから右ストレートで踏み込んだり、速射砲のような連打で相手を攻め落とす。

過去にはカンボジアを代表してONE ChampionshipでMMAに挑戦。ここではオープンフィンガーグローブでハンドスピードをさらに上げ、攻撃性を倍化したかの戦いを見せた。

だがアグレッシブさで言えばNJKF随一と言えるのが真美。昨年のS1世界王座奪取を経て4月にONEへ初参戦すると、試合終了までひたすら前に出て上下に連打する火を噴くファイトを展開。相手はONEで4戦全勝(1KO)、期待と注目を集めるジュニア・フェアテックスだったが、何度もロープに詰めタイの観客を沸かせた。

真美とポヴはどちらも火の出るような激しいファイトを見せる同タイプ。まさに不退転、バックギアがないかの戦いが予想されるが、ポヴは一方で前に来る相手をいなし、カウンターを合わせていく巧者の面も隠し持つ。

正面衝突か、あるいは真美の突進をいなしていくのか。NJKFvsクンクメール、いきなりのトップ対決だ。