9月15日 NJKF CHALLENGER 5 健太vs基山 見どころ
1月は中国(判定負け)、2月にKNOCK OUT(初代KNOCK OUT-BLACKウェルター級王者・良太郎に判定勝ち)、3月はカンボジア(2R TKO負け)、4月にスックワンキントーン認定スーパーライト級王座奪取、5月NO KICK NO LIFE(判定勝ち)、6月カンボジアでKO負け――今回で121戦目となるその戦績だけでなく、驚くべきは健太のその試合ペース。本人言うところの「月一健太」であり、今回はカンボジア以来3ヵ月ぶりの試合で、試合のインターバルとしてはごく一般的だが、健太からすれば2ヵ月の失業だというから振るっている。
だが、そんなあり方を可能にするのもダメージを負わない試合運びと、巧みなコンディショニングがあってこそ。キック界が誇る“鉄人”健太は格闘技界きっての賢者でもある。
NJKFでは現スーパーライト級王者の吉田凜汰朗と昨年対戦。吉田は「トップ選手の戦い方や気持ちがしっかり伝わってきた」と健太戦を振り返り、そこから自身を変革し現在の躍進に繋げていった。
基山は前回6月大会に参戦しそんな吉田と対戦。初回にダウンを喫して敗れたが、“BELLWOOD FIGHT TEAMの特攻隊長”“SBの猛虎”の名に恥じない激闘を見せ、今大会への連続出場に繋げた。
所属チームの代表にして師匠である鈴木博昭は8年前に健太と対戦しドロー。対戦発表会見ではこの時にオマージュを捧げるように健太とポージング合戦を繰り広げた。
基山に対し会見では息の合うところを見せた健太だが、試合では真っ向の激闘で応えるのか、あるいは技術でかわすのか。基山は難敵・健太を相手に師匠越えを狙う。