9月15日 NJKF CHALLENGER 5 亜維二vs奥山 見どころ
6月大会で前王者・青木洋輔に挑むタイトルマッチが組まれた亜維二だが青木が欠場。規定により亜維二が新王者の認定を受けた。
幼少からムエタイを学んだ亜維二は2019年に行われたアマチュアムエタイ世界大会にU-13・57㎏以下級で出場。ここで金メダルを獲得し、22年1月にデビューを果たす。しかしここまで10戦6勝(3KO)3敗1分となっているように、無風で進んできた訳ではない。デビュー戦ではKO負け、2戦目はローブローを加えてしまい負傷判定でのドロー、3戦目も判定負けとなり、初白星まで4戦を要した。
だが目を見張ったのが今年2月のYUYA戦。今回と同じく対抗戦となった試合(対KNOCK OUT)で、亜維二は豪快になぎ倒しての2R TKO。昨年7月にも亜維二は新日本キックに乗り込んでの試合で相手を硬直させる戦慄のKO劇を見せており、現役王者対決となる今回もその強さと破壊力をアピールしたい。
対してシュートボクシングから日本ウェルター級王者として参戦する奥山は柔道仕込みの投げとパンチにパワーを持つ選手。22年6月の王座決定戦では投げで2度のシュートポイントを奪ってベルトをものにし、現在まで5連勝。6月には練習仲間であるイモト・ボルケーノが相手でオープンフィンガーグローブマッチという難しい状況での初防衛戦を迎えたが、最終5Rに右フックでダウンを奪い王座を守った。
MMAにも興味を示し進出を見据える奥山は他団体王者を降し、さらに箔をつけたいところ。タフな相手を迎えることとなった亜維二だが、ここを乗り越え自身の未来を照らしたい。