NJKF 2021 4th トリプルメインIII 山浦・久井 インタビュー!
『NJKF 2021 4th』(11月7日、東京・後楽園ホール)トリプルメインⅢではWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級タイトルマッチが行われる。王者・山浦は昨年12月、INNOVATIONへ乗り込み葵 拳士郎を破って同王座を獲得。かつて5年のブランクを経て復帰した山浦は、そのモチベーションとなった子どもたちとベルトを巻いて写真を撮る夢を実現すべく燃えている。だが挑む久井も“やり辛さ”を武器に、キック人生を支えてくれた恩人たちの応援を背に闘志十分。NJKF後楽園大会2021年最後となる試合で、終了後ベルトはどちらの腰に輝くのか。
■山浦俊一「ベルトを巻いて子どもたちと写真を撮る夢を叶えたい」
――試合が目前に近づき、調子はいかがですか?
山浦 いつも通り絶好調です。防衛は必ずします。
――今回はINNOVATIONの元王者・久井選手が相手になりますが、印象はどうでしょう?
山浦 印象は……背丈が高くて手足が長いっていう印象しかないですね(笑)。動画を1度見たんですけど、気になったことはなかったです。
――特に気になったところや警戒しようと思ったところはなかった?
山浦 はい、「手足が長い」っていうだけですね(笑)。あと、多分サウスポーだと思うんですけど、たまにスイッチする選手なんだなっていう印象はありました。
――特徴を捉えづらい部分もある久井選手ですが、どう戦いますか?
山浦 僕はいつも相手の映像を1度とか2度しか見なくて、作戦を立てないタイプなんです。大体1ラウンド目を戦って2ラウンド目で調整して、自分のファイトスタイルに持ち込んでいく感じなので、特に対策練習とかはせず、いつも通りの練習をしているだけです。
――試合はいつもそういうやり方で臨んでいると。
山浦 そうですね、作戦を立ててハマらなかった時にテンパるのが嫌なので、その場に応じてやってます。ずっとそうで、あんまり作戦っていうのは立てないです。
――タイ人はよく聞きますが、ムエタイスタイルの山浦選手も同じ感じなのですね。今回はWBCムエタイ日本統一王座の防衛戦になります。これに関してはいかがですか?
山浦 特に僕が目指してたWBCっていうベルトなので、必ず防衛して次のステップに行きたいなっていうのはあります。勝ってベルトを巻いて子どもたちと写真を撮りたいっていうのが一番強いです。僕、一度現役から離れているんです。それで5年ぶりぐらいに復帰してるんですけど、その理由が結婚して子どもが生まれて、子どもの前でベルトを巻きたいっていうのが目標だったんです。
――そうした思いがモチベーションにあったのですね。
山浦 ただ1回目のベルト(NJKF王座)が大阪で、WBCのベルトもコロナ禍で新宿だったので連れて行かなくて、まだその夢が叶えられてないので。今回やっと後楽園ホールになったので、ベルトへの執着はすごいあります。
――今回勝てば、長く抱いてきた夢がようやく叶えられると。
山浦 はい、その思いが強いです。
――ではその夢を実現するために、改めての意気込み、ご覧になる方たちへのメッセージをお願いします。
山浦 NJKF今年最後の後楽園のメインイベントを任せられたので、しっかりWBCのベルトを防衛して、インターナショナルだったり次のステップに進みたいと思います。
■久井淳平「自分の一番の武器は“やり辛さ”。必ず獲ります」
――試合が迫ってきましたが、コンディションはいかがですか?
久井 今回は集中してるのと応援に来てくれる人もいっぱいいて気合いが入ってるので体重の落ちが早いです。WBCはなかなか組んでもらえなかったし試合が待ち遠しかったです。
――対戦相手の王者・山浦選手の印象はいかがでしょう。
久井 KO勝ちもそんなにないし、攻撃とかこれといった印象はないです。前回、前々回とピンサヤームとやっているので、実力的には比べたら落ちるかなと思ってます。自分の攻撃パターンをぶつければ山浦選手もやりづらいと思います。
――今回はNJKFの大会となりますので、ファンへのアピール、自己紹介をお願いします。
久井 攻撃としてはカーフキックや三日月蹴り、パンチより足技ですが、一番は技というより“やり辛さ”です。通常が100だったら130ぐらいの距離に持ってきたり、わざと止まって動かなかったり、そういう訳の分からないことを自分の中でやっている部分があります。それはもうスパーリングの時からやっていて、スパーをして「やり辛い」って言わなかった人はいないです。そこは自信があります。試合でも、みんな「次やったら勝てるのに」と言いますが、そこまで思わせるのが自分のいやらしさです。
――そういう攻略しづらいスタイル、戦い方が久井選手の肝であると。
久井 自分がどういう攻撃をするかと言うより、“相手が今何をされるのが嫌か”という風に考えていて、ニュアンスとしては後出しジャンケンです。握力なんか全然ないし、ベンチプレスも全然上げれない、足が速い訳でも運動神経がいい訳でもないですけど、なんでこの位置にいられるのかって言ったら、相手の動画をコマ送りにしてひたすら見たりして研究するし、そういうデータ取りは練習よりもやってるぐらいです。
――息子さんもキックボクシングをされているそうですね。
久井 今もう16歳で身長も僕と変わらなくなってきて、息子の方が強いです。KNOCK OUTのアマチュアで2階級、55㎏と60㎏を獲っていて、これは冗談じゃなく僕より強くて、来年プロにしようと思ってます。
――改めてとなりますが、王座奪取への意気込みをお願いします。
久井 今のこんな中、大阪から結構な人数が、自分のキックに関わった人はほとんど見に来てくれるので感謝でいっぱいです。それが嬉しくて練習にも気持ちが入ってます。どれだけ泥臭くても最後の1秒まで諦めない気持ちで、ほんまに負ける訳にはいかないです。必ず獲ります。
『NJKF 2021 4th』
日時:2021年11月7日(日)
OPEN 16:45/START 17:30
場所:東京・後楽園ホール
《チケット料金》
RS席:前売 16,000円 / 当日 16,500円
S席:前売 11,000円 / 当日 11,500円
A席:前売 8,000円 / 当日 8,500円B席:前売 6,000円 / 当日 6,500円 ※完売しました
《チケット販売》
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▪️後楽園ホール:03-5800-9999(営業時間:10:00〜19:00)
▪️NJKF事務局:TEL 046-205-9350
出場選手所属ジム:各自、お問い合わせください!
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ニュージャパンキックボクシング連盟 事務局
TEL 046-205-9350
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