6.2 NJKF x CHALLENGER 山浦vs小林見どころ
NJKFが乗り込む形で幕を開けたvsシュートボクシング(SB)対抗戦。武田幸三プロデューサーの問いかけに即答で応じた山浦はオープンフィンガーグローブ(OFG)、投げが認められるSBルールと、相手方の要求に全てを委ね戦いに臨んだ(4・13 SHOOT BOXING 2024 ACT.2)。
対戦相手は当初予定の手塚翔太が負傷により内藤凌太に変わったが、山浦はSBルールに首相撲やコカしの技術で対応。片足タックルのように組みついたり、内藤の投げをすかし背後からスープレックスを狙ったりと、しっかり“SBの攻防”を見せた。
試合は3R、内藤の首投げにシュートポイントを奪われ敗れたが、“NJKFの特攻隊長”として不利なルールでも存在感を示した。山浦は試合へ向けOFGを着用した練習でインパクトやハンドスピードの向上を語っており、対抗戦出陣で得たものは少なくなかったはずだ。
だが、そこから一転今回はホームリングに相手を迎えての対抗戦となる。小林司は昨年10月、リク シッソーを破りスックワンキントーン ライト級王者に。サウスポーの距離感と角度を活かした左ストレートとミドルを得意とし、左右のヒジや回転技も合わせ持つ。戦績はここまで10戦8勝1敗1分。キャリア無敗で進んだが、2月にポッシブルKに判定で敗れて初敗北を喫し今回対抗戦の場で再起に臨む。
ともにムエタイ技術に長けた2人だが、山浦は近距離でのパンチと組み、小林は離れてのミドルとストレートと互いの強みとする間合いは異なる。NJKFvsスックワンキントーン対抗戦は4月大会の第1弾ででエース嵐がドローに持ち込まれた。山浦が今回その落とし前をつけなければならない。