4月7日 NJKF CHALLENGER 2024 見どころ 龍旺 vs コンゲンチャイ



強さをイメージさせる「龍」、そして活力や意欲が盛んな様子を表す旺盛の「旺」――“強い男になってほしい”という思いでつけられた「龍旺(りお)」の名はリングネームであり本名だという。

21年6月にデビューした龍旺は22年まで負けなしで進むが、23年に入ると史門との対戦でドロー(2月)、ガン・エスジムに初黒星(6月)とペースダウンに見舞われる。しかし9月にHIRO YAMATOからダウンを奪い勝利して復活、キャリア2年5ヵ月で自身初のベルトが懸かった王座決定戦に進む。そして迎えた11月の佐藤亮戦では2R終盤打ち合いに引き込み、左ストレートと右フックを連続して打ち込みノックアウト。自らの手で祝うTKO戴冠となった。
そこから5ヵ月を経ての王者第1戦。しかし王者に安泰ではなく試練を与えるのがNJKFの流儀とばかり難敵が用意された。

コンゲンチャイは10年以上に渡り日本で活躍する在日ムエタイ戦士。過去にはWPMF世界ライト級王者の増田博正をKOし、近年もS1世界スーパーフェザー級王座決定戦で山浦俊一を左ミドルキックで沈め、衰えぬ実力を示した(22年5月)。
初敗戦以来となる国際戦、そして相手は貸しを作ったガンと同門のコンゲンチャイ。ガン戦ではパンチと蹴りで迫る龍旺にガンはヒザで対抗。これでガードを下げさせ、ヒジでカットを奪い判定勝利した。巧みな試合運びにしてやられた形だ。
ドローでの連勝ストップ、そして初黒星も龍旺はこれまで乗り越えてきた。対ムエタイに初白星を上げ、新たな成長・王者の強さを見せることはできるか。



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